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悠久の唄 ~うたの聴けるブログ~

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2005年10月23日
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カテゴリ:作曲スクール
(第6回 作曲スクール)


ピアノの鍵盤をド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドと弾いたとき、それぞれの鍵にはそれぞれ異なった周波数が対応し、それぞれ異なった高さの音が聴こえる。
この音高の間の周波数関係を、「音律」という。

ア・カペラの合唱や弦楽四重奏を聴くと、ピアノやシンセサイザーの音にはない、澄んで融け合った響きを感じる。
なぜか。
ピアノやシンセサイザーなどの鍵盤楽器は、「平均律」と呼ばれる音律に調律されているが、ア・カペラの合唱や弦楽四重奏では、「純正律」や「中全音律」といった昔の音律で演奏することができるからである。

西洋音楽における、音律の歴史を紹介しよう。
まず、ギリシャ時代には、5度の音程(ドとソの音程)の周波数比を2対3と定義して音律を構成した。
これを「ピタゴラス音律」と呼ぶ。
この音律は、ギリシャ時代のような、単一の旋律を演奏する場合には問題がなかった。
その後、西洋音楽はより複雑なものへと発展し、12世紀になると、複数の旋律を同時に奏でる音楽が出現し、その中で3度音程(ドとミの音程)が多用されるようになった。
ピタゴラス音律における3度音程は、複雑な周波数比を持っていた。
単純な周波数比の音程は融合・協和するが、複雑な周波数比は「うなり」を生じたり、「粗い」響きになる。
したがって、ピタゴラス音律では、3度音程の2音を同時に奏でたとき、その響きが美しくなかったのである。
そこで、3度音程の周波数比を4対5と単純化することで響きを美しくした音律が登場した。
これが「純正律」である。
純正律では5度も3度も美しく響いたが、新たな問題も抱え込んだ。
それは、大きな全音と小さな全音という、周波数比の異なる2種類の全音の音程関係が音律の中に存在するという矛盾であった。
この矛盾を解決するべく、大きな全音と小さな全音の中間的な「中全音」を持つ、一群の「中全音律」と呼ばれる音律が考案された。
ところが音楽の発達はさらなる問題を呈示した。
西洋音楽は古典派からロマン派へと展開し、1曲の中で次々と転調することが多くなってきた。
たとえば、ハ長調の中全音律に調律したピアノで、全く別の調の主音を中心とした3度音程や5度音程を演奏すると、これらは非常に複雑な周波数比を持ち「きたなく」響くのである。
したがって、中全音律は転調が頻繁におこなわれる音楽には向いていなかった。

転調の問題を解消した音律が現在の「平均律」である。
平均律はオクターブ内に12の半音が含まれることを利用して、オクターブの音程を正確に12等分して作った音律である。
平均律は、3度音程も5度音程も少しきたないが、そのきたなさの程度はどの調でも共通な、妥協の音律である。
弦楽器やア・カペラの合唱では各音の高さを自由に調整できるため、平均律ではなく、もっと響きの美しい旧来の音律によって音楽を演奏することが可能なのである。

一度、「うなり」や「粗さ」のない純正律の3度音程や5度音程を聴いてみてもらいたい。
あなたは、どのように感じるだろうか。





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Last updated  2005年11月30日 13時27分42秒
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