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テーマ:作詞作曲してますか?(704)
カテゴリ:作詞スクール
(第15回 作詞スクール)
春の日の花と輝く 作詞 堀内敬三 アイルランド民謡 1 春の日の 花と輝く うるわしき 姿の いつしかにあせて うつろう 世の冬は 来るとも わが心は 変る日なく おん身をば 慕いて 愛はなお 緑いろ濃く わが胸に 生くべし 2 若き日の 頬は清らに わずらいの 影なく おん身いま あでにうるわし されど おもあせても わが心は 変る日なく おん身をば 慕いて ひまわりの 陽をば恋うごと とこしえに 思わん この歌は、高校の教科書に載っていた、僕の大好きな歌です。。 さて、問題です。。 この歌の季節はいつでしょう? また、この歌を歌っている主人公の年齢は、いくつぐらいでしょうか? むかし、僕の友人は、この歌を「春の歌」だと言いました。。 この歌の季節を問われれば、これは、「冬の歌」です。。 同じく僕の友人は「青春の歌」だと言いました。。 この歌は、「熟年の歌」というか、年齢は若くないです。。 この詞の内容を、読み取ってみましょう。。 春の日の 花と輝く うるわしき 姿の (春の日の花のように輝く、美しく素敵な、あなたの、その姿が) いつしかにあせて うつろう 世の冬は 来るとも (ここは、反語です。。) (いつかは、色あせて、変わってゆくだろうか、いや変わりはしない、季節が変わり、冬がやって来ても)(ここは、人生の冬も暗示しています。。) わが心は 変る日なく おん身をば 慕いて (そして、僕の心は、一日も変わることなく、あなたを愛し続けて) 愛はなお 緑いろ濃く わが胸に 生くべし (あなたへの愛は、今でも緑色濃く、もちろん、僕の胸に生きているよ) 若き日の 頬は清らに わずらいの 影なく (若かった頃、あの頃、あなたの頬は清らかで、煩いの影もなかったですよね) (わずらいは、「悩み」と「病気」がありますが、まあ、どちらでも・・・) おん身いま あでにうるわし されど おもあせても (あなたのお体は、今でもきっと、あでやかで美しいでしょうね、まあでも、年相応に、その顔色が少し色あせたとしても) わが心は 変る日なく おん身をば 慕いて (僕の心は、一日も変わることなく、あなたを愛し続けて) ひまわりの 陽をば恋うごと とこしえに 思わん (むかしからいつでも、ひまわりの花が、太陽の光を、恋しがるように、これからも永遠にあなたを想い続けるでしょう) お分かりでしょうか? 僕が高校のとき、この詞を気に入ったのは、これが単なる若者のラブレターではなく、年老いた老人が、青年のときから今まで、ずっと同じ女性を愛し続けている、と感じられたからです。。 (もちろん、老人でなくても良いのですが、少なくとも若者ではありません。。) これほどまで、男性に想われたら、素敵ですよね。。 歌詞をブログに書くのも、著作権の問題があるかと思って、今回は唱歌にしました。。 どうなんでしょうね? 話は変わるんですが、ジョージアの「歌ジャケ」回線が込み合っていて、アクセスできません。。 下の娘の分は、プレゼントできませんでした。。(3枚目) ではまた。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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