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テーマ:作詞作曲してますか?(704)
カテゴリ:作曲スクール
(第9回 作曲スクール)
高校3年のとき、「ジェフ・ベック」(「ベック・ボガート・アピス」)をコピーしていて、僕はギターリストになることを断念しました。。 (才能がないと思ったのです。。 にしても、「ジェフ・ベック」は難しかった。。 文化祭で弾いていて、自分が譜面のどこを弾いているのか解らなくなったことがあります・・。。) まあ、自分は、プレイヤーではなく、クリエイターだと気がついたわけです。。 高校1年のとき、「ディープ・パープル」を、2年で「レッド・ツェッペリン」を、やりました。。 そして3年が「BBA」でした。。 僕はバスケット部でしたが、軽音楽部にも籍をおいてました。。 3年の文化祭の前に、友人に誘われて、「フォークソング部」にも入らされました。。 2人でフォーク・ギターを持って、生まれて初めて、自作の歌を人前で演奏し歌ったのです。。 当時、僕はなぜか、フォーク・ソングを少し馬鹿にしていました。。 その時、僕は文化祭で歌うために数曲の歌を書きました。。 僕らは「三無主義」あるいは「しらけ世代」と呼ばれた世代で、僕は自作の曲をやるなんて、ダサいなと思いながら、仕方なく出演したのです。。 ところが・・・。。 僕らは、もの凄い反響でした。。 他校の女の子から手紙をたくさんもらって、文化祭で講堂が満員になるのを初めて見て、 僕はオリジナル曲の凄さを知りました。。 そして、味をしめた僕は、もう作詞作曲に病みつきになったのです。。 一般にシンガー・ソング・ライターと呼ばれる人間は、おそらく楽器を弾いて作曲したりはしません。。 僕らは、旋律を頭の中で作ります。。 なぜか、実際に音を出すと、良いメロディに聴こえなくなったり、次の旋律が出てこなくなったりするのです。。 頭の中で曲を考えると、次々に心地よい旋律が展開して行きます。。 途中で譜面に書き取っておかないと解らなくなるくらい、無限に展開して行く感じなのです。。 多分、頭の中では単音ではなく、すでにオーケストラのバックがついたような、和音で音が鳴っているせいだと思います。。 僕らは、たとえば「ミ」の音をギターで演奏するのに、1弦の開放弦で鳴らそうが、2弦で鳴らそうが、3弦を使おうが、気にしません。。 僕らは、もはや、プレイヤーではなく、クリエイターなのです。。 ボーカリストによって、キーが変わるので、僕らは楽曲を「ハ長調(key:C)」(イ短調key:Am)で理解しています。。 それで、コード進行などを種類分けしています。。 僕の曲は移調されて、何調になるか分からないのです。。 僕ら2人組みのファンに、ブラスバンド部の副部長を務める女の子がいたことは、 僕らの音楽活動を大きく躍進させてくれました。。 いつも曲を仕上げるときは、彼女にピアノを弾いてもらって、コードを探してました。。 彼女が両手で伴奏を弾きながら、小指でメロディを弾くのを見たときは驚きました。。 彼女は芸大へ行きました。。 僕はきっと、どこかプレイヤーに対してのコンプレックスを持っていると思うのですが、 そんな彼女が、曲を作る僕のことを、心から尊敬してくれていました。。 高3の文化祭では、「天使の祈り」という歌が、女の子の人気を独り占めしました。。 文化祭には間に合わなかった歌ですが、聴いてみてください。。 「惰性の時代」(高校生の「ゆうとの」作詞作曲) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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