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テーマ:詞を書こう!!(363)
カテゴリ:作詞スクール
僕が作った、不倫の唄を、紹介しますね。。 「あなたの秋」というタイトルの唄です。。 タイトルからして、少しシュールですよね。。 「彼女の時」とか、こんな表現が流行ったんです。。 ~急に淋しさ訪れ あなたの肩 抱き寄せ 尋ねれば~ 彼女と2人で歩いていた時、突然、得体の知れない淋しさに、襲われた。。 それで、思わず、彼女の肩を抱き寄せて、彼女に、聞いてみた。。 彼女に何て聞いたのか、書いてありません。。 が、次に出て来る、彼女の言った言葉などから、いろいろ想像はできます。。 このように、情景、状況、ストーリーなどを、全部書かずに、読者の想像力に訴える手法は、作詞において、非常に重要なテクニックです。。 初心者は、多くの場合、書きすぎて、失敗します。。 「語るに落ちる」というやつです。。 「説明調になってますね。。」と、批判を受ける時は、これが原因です。。 作詞の極意は、「いかに、書かずに、伝えるか。。」です。。 ~二人出逢う時が 遅過ぎたと 今更の様な 理由を云う~ 「私たちは、出会うのが遅すぎたのよ・・・。。」 この、彼女の言葉・・。。 不倫でしょう。。 不倫以外に、あまり理由は、考えられないかと・・。。 「今さらのような、わけを言う。。」 我ながら、イイ表現ですよね。。 頭の4行は、最高の出来ばえだと思います。。(盗用注意。。) ~また風が吹いて もう何度目の秋?~ また、風が吹いて(「風立ちぬ」ですね。。)、あなたと知り合ってから、もう何度目の秋だろう・・。。 ~あなたを穏やかな光が包んでしまうから 眩しくて見えないよ~ ここ、少し難しいですかね。。 そうでもないですか。。 自由に読み取ってもらって良いんですけど、 まあ、たとえば、「秋の木漏れ日」、「金色の光」、が彼女の後ろから射していて、彼女を包み込むように、きらきら輝いて来て、 やがて、彼女の姿がシルエットになり、光に溶けて行き、見えなくなる。。 「穏やかな光」は、彼女の「家庭」「生活」「幸福」「日常」を、象徴しています。。 ~幸せが壊れて 日常が狂えば良いのに~ 得意の「展開」です。。 彼女の幸福な家庭生活(日常)が、壊れて無くなってしまえば、僕と彼女は自由に愛し合えるのに。。 ドキっと、してくれました? 男性詞の、こういう設定って、他にないと思いません? (世界初。。) 女性詞だと、こういうのって、ドロドロしますが、男性詞だと、なんかサラっとして、可愛い感じがすると思うんですが、どうでしょうか? 明日は、2番を行きますね。。 曲を聴いてみる → 「あなたの秋」 歌詞のページ → 「あなたの秋」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年02月10日 22時53分54秒
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