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テーマ:詞を書こう!!(363)
カテゴリ:作詞スクール
(「あなたの秋」)
それでは、2番です。。 ~そんな顔はやめて きっと愛は 色付き実を宿す~ そんな、不安そうな顔はやめなよ。。 秋に植物が実をつけるように、僕らの愛も、きっと色づいて(熟して)実るはずさ。。 (この「実を宿す」には、じつは、「子供ができる」という私的な意味を込めています。。 僕は彼女が不妊で悩んでいると思っていたものですから。。) ~少し痩せた頬に 指をあてて 作り笑いをして見せる~ 彼女は、少しやせた、その頬に指をあてたまま、無理して僕に、笑ってみせた。。 ~この頃は 悩みも聴かせてくれるけど あなたが心の底に隠している 本当の哀しみが解るから~ やっと、最近は、悩みなんかも話してくれるようになったけど・・。。 前の「作り笑いをしてみせ」たり、ここの「少しは悩みを聞かせてくれる」ようになった、 という描写によって、知らないうちに、彼女の性格、どんな感じの女性なのか、が読み手に伝わっていくはずです。。 どんな女性だと、感じました? 僕は、相手を気づかう、思いやりや、優しさを持った、清楚で美しい女性を、描こうとしました。。 このように、形容詞をそのまま書き表すのではなく、情景描写によって、様子や感情を表現することで、 読み手に、それを、より強く、リアルに伝えることができます。。 ぜひ、心がけてくださいね。。 彼女が、「心の底に隠している、本当の哀しみ」って、何でしょうね? ~夜近い都会の 泉に漕ぎ出す 二人して~ 夕闇せまる街に、二人で消えてゆく。。 (「ボートに乗って、都会の泉へ漕ぎ出す、という描写の必然性が弱い。。」と、指摘されると、 確かに困るんですが・・。。 まあ、いいじゃないですか。。 たまには、冒険しないと・・。。) 二人は、どこへ行くんでしょうかね? 食事でもするんでしょうか。。 食事のあとは・・・。。 やっぱり・・・。。 ~透明な香り 時間の壁を越えて 満たされて行くよ 瞳はまだ閉じたまま~ シュールな挿入節ですけど、何が描いてあるか、大人のあなたには、もう解りますよね。。 泉に漕ぎ出した二人の、行き着く先は・・。。 ただ、ここの詞を見て、「ああ、この感じわかる・・。。」って、いう人は、経験者でしょうね。。 不倫(背徳の性)の。。 あるいは、ここは、主人公の空想と捉えることも、できます。。 彼女との行為を、妄想しているのです。。 空想の中だからこそ、彼女の「瞳はまだ閉じたまま」なのです。。 彼女の瞳が、開いた時・・・。。 ・・ゾクゾクしますね。。 彼女の瞳が開く時・・、それは、一線を越える時、なんでしょうね。。 さあ、明日は、不倫ドラマのクライマックス、3番の解説です。。 曲を聴いてみる → 「あなたの秋」 歌詞のページ → 「あなたの秋」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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