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テーマ:詞を書こう!!(363)
カテゴリ:作詞スクール
僕の場合、こんなブログを書いてますから、傍若無人な、主に中高生諸君から、 「私の詞を、添削してくだぁい。。」という、一方的な依頼を、よく受けるのですが、 ほとんど、返事をしておりません。。 別に、悪い気などしないのですが、(むしろ、嬉しい。。) 時間的に、添削をしてあげることが、無理なのです。。 この場を借りて、総評を申しておきますと、 中学、高校生諸君の歌詞において、そのほとんどに見られる共通の特徴として、 典型的な「自己満足な」詞、であると言えます。。 昨年、添削をした、ある方の詞を、参考に載せてみますね。。 (タイトル) Blue Rose ~不可能を可能に~ 少し技術的な話をしましょう。。 君と私の間に 「あなたと私」あるいは「君と僕」の方が良い 1本の薔薇が咲いた それは恋の薔薇だった だけどその色は 紅じゃなくて 澄みきった青だった まず、徹底的に言葉を削除して、同じ内容が伝わる最も短い文(詩)に作り変えてみてください。。 一気に上達しますよ。。 Blue Rose もしも私に勇気があるなら 澄みきった青い薔薇を 鮮やかな紅い薔薇に変えたい 青いバラが片思いで、赤いバラが両思いということでしょうか・・。。 青い薔薇は少しずつ 紅い薔薇へ変わっていった なぜ変わって行ったのか、描かれてません。。 もう君と私の間に Blue Roseはいない 今の2人の間には 紅い薔薇しか咲いていない Blue Rose もしも私が君と話せるのなら ここの「君」はバラをさしてるとおもうのですが・・・。。 「ありがとう」を言いたい 勇気をくれた君への感謝のの気持ち 勇気をくれたのは、彼なのかバラなのか。。 Blue Rose 今ここにはいないけど いつまでも私の胸で咲き誇る 「君」と「薔薇」のどちらに重点を置くか、決めないといけません。。 一応ストーリーがあるのですが、これでは読み手を感動させることは、できません。。 もっと劇的に行かなくては。。 「私」のどういう気持ちを一番言いたいのか、決めなくてはいけません。。 テーマを決めるということです。。 彼と結ばれた喜び、薔薇への感謝の気持ち、幸せになった喜びと同時に薔薇との別れの淋しさ、薔薇が消えてしまった哀しみ。。 テーマに向かって全てのフレーズを書いて行きます。。 各フレーズはテーマを暗示させるものでなくては、なりません。。 そう言えば、今はブルーローズを作ることができるそうですね。。(技術の進歩で) 厳しいことを書きましたが、どうかめげずに、がんばってください。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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