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2016年11月30日
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カテゴリ:神社仏閣

京都旅行2日目は嵯峨野へ

本当は朝早くチェックアウトをするつもりが

ホテルの朝食のバイキングがとっても美味しく

特にデザートとパンはどれも絶品

一通り食べてみなくちゃ気が済まなくなり

結局 ホテルを出たのが10時頃

嵯峨野嵐山駅を降りると

曇り空からは 時々しとしとした雨が・・・

それでも 満腹になったお腹を空かせるためにも

ひたすら歩き



「清凉寺」に到着

光源氏のモデル源融の別荘のあったところで

嵯峨の釈迦堂として親しまれています





現在の本堂は1701年(元禄14)

徳川五代将軍網吉の母 桂昌院や

大阪の豪商泉屋吉左衛門らの発起により再建されたものです

本堂内には本尊 釈迦如来立像及び地蔵菩薩立像を安置しています









渡り廊下の途中のモミジはきれいに色づいて







本堂裏の池遊式庭園に浮かぶ弁天堂





弁天堂の西側にある中の島

水面に映るモミジは風情ありますね



グラデーションも楽しみながら大方丈前のお庭へ





旧大方丈は

六つで早世した徳川家康の息女一照院の位牌所として

家康および実母のおちかの方の寄進によるものでしたが

寛永14年(1637)に火事で消失し

現在のものは享保年間(1716-1735)に作られたもので

ところどころに石を置いた枯山水の平庭で

小堀遠州作と伝えられています

霊宝館にある 国宝の阿弥陀如来像は

「光源氏移し顔」と言われているそうで

11月は特別公開されていたんですが

気が付かなくて そのまま見ないで帰ってしまいました

残念!!



ここからは すぐお隣にある「宝筐院」

平安時代に白河天皇により創建され

室町時代に二代将軍足利義詮の菩提寺となった臨済宗の寺院

足利義詮と南朝の武将楠木正行の墓が並んでいます

紅葉の美しさに定評があり

テレビや雑誌などで たびたび紹介されているところで

庭園の写真がジグソーパズルやカレンダーに使用されていたりします





入口から門をくぐるとまっすぐな石畳の道があって

その両側に紅葉のトンネルが続きます



苔の絨毯の紅葉も色鮮やか





境内は まさに紅葉の回廊

でも ちょっとだけ早かったかな?





ホームページで現在の紅葉の写真を載せているけど

まさに真っ最中

写真を見ているだけでも一瞬時が止まってしまいそうです

それほど広くない どちらかと言えば小さな寺院ですが

門の外からは想像できないほど 密度のある庭園でした

歩いていくうちに

いつの間にか周りは田んぼばかりに・・・

久しぶりに来た嵯峨野なのに この辺りは全く変わっていない

その田園風景によくなじむ わらぶき屋根の「落柿舎」



落柿舎(らくししゃ)は

松尾芭蕉門下の向井去来(蕉門十哲の一人)が庵を結んだ事が始まり

商人が柿を買う約束をしていたのに

一夜にして柿が落ちてしまった故事が落柿舎の名の由来と言われています

松尾芭蕉も訪れたという落柿舎は

向井去来死後 衰退し正確な場所が不明になりましたが

1770(明和7)年 現在の地に再興されました









門をくぐってすぐのところにある本庵



次庵

庭園内には 俳句をその場で書いて投函できる投句箱が設置されています



ここを訪ねるのは やっぱり柿の季節ですね







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Last updated  2016年11月30日 20時58分08秒
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