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2018年08月12日
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カテゴリ:神社仏閣
奈良観光の続きです







南大門は

平安時代に大風で倒壊したあと鎌倉時代に重源(ちょうげん)によって再興されました

入母屋造・五間三戸二重門で 下層(一階)の屋根がないのが特徴です

基壇上からの高さが25.46mもある国内最大級の山門です







門内に安置されている木造の金剛力士像は

1203年に僅か69日で快慶と運慶によって作られたという伝説が残っている仏像です

一般的な仁王像と左右逆に配置されていて

現在は国宝に指定されています





大仏殿東側にある池は「鏡池」

大仏殿や中門を鏡のように水面へ写すことから名づけられました













中門は大仏殿前に建つ楼門(二階建ての門)

現在の門は1716年に再建されたもので 国の重要文化財に指定されています

門内には持国天と多聞天が安置されています







大仏殿(金堂)は

本尊の廬舎那仏(奈良の大仏)を安置している建物で江戸時代に再建

国内最大級の木造建築物で国宝に指定されています







東大寺といえば、誰もが知っている奈良の大仏ですね

正式名称は廬舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)

1180年と1567年に2度 焼失したあと

現在の大仏は 頭部が江戸時代・胴体部分が鎌倉時代に補修されたものです

その中でも

右の脇腹・台座・両腕から垂れ下がる袖・大腿部は建立当初のもので

1958年(昭和33年)に国宝に指定されました

現在の大仏は高さが14.7m・基壇の周囲は70mあります

それを納める大仏殿も

棟までの高さと奥行きが約50m・左右の幅が約60mの巨大な木造建築物です

これでも左右の幅が創建当初の三分の二に縮小されているそうで

奈良時代の東大寺がいかに大規模な寺院であったか容易に想像できますね





虚空蔵菩薩





廣目天





持国天像と増長天像の頭部





大仏殿の柱





多聞天





如意輪観音

どれをとってもスケールが違いますね

次に向かったのは東大寺戒壇堂

ここには 有名な国宝の「四天王立像」があります





東大寺大仏殿から300m程度西側にありますが

ここまで足を延ばす観光客はほとんどありません

創建当初は金堂・講堂などが建てられていて

かなり大きな寺院であったらしいですが

その後

治承4年(1180)・文安3年(1446)・永禄10年(1567)の三度の火災により

創建当初の堂宇をすべて失い

国宝の「四天王立像」が安置されている現在の戒壇堂は

享保17年(1732)年に建立されたものです












「戒壇」とは受戒の行われるところで

「受戒」とは僧侶として守るべき事を確かに履行する旨を仏前に誓う厳粛な儀式のこと

創建当初の「四天王立像」は銅造のものだったらしいですが

今の国宝「四天王立像」は東大寺内の「中門堂」から移されたものと言われているそうです

その「中門堂」も焼失して今の東大寺にはない建物なので

「四天王立像」が残っているのは本当に奇跡的です






戒壇堂の中は撮影禁止ですが

ぐるりと一周しながら上檀の四隅に立つ各像と目の前で拝観します

写真はパンフレットを撮影したものです









像の高さは163cmくらいの等身の像です

西南隅に槍を携えて立つのが増長天

口を開いて忿怒形をしているのが印象的

東南隅に剣を持つのが持国天

北西隅に巻物を持つのが広目天

北東隅に宝塔を高く掲げているのが多聞天

広目天・多聞天・持国天は口こそ閉じているものの

内側に秘めた怒りのようなものが表情に表れていて迫力があります

ボランティアの方が1つ1つ丁寧に説明してくれて

ゆっくり見ることができてよかったです





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Last updated  2018年08月12日 13時19分13秒
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