蒲郡クラシックホテル
いきなりの豪華なランチは7月7日に行った 豊川の居酒屋 北海道本当はこの日名古屋の「ノリタケの森」に行く予定だったけど1番行きたがっていた友人の都合が悪くなって夕方5時までには帰らなくてはいけなくなってしまったのですぐ帰ってこれるところに変更しました豊川にはお菓子のアウトレットのお店が2軒もあるのでお買い物ツアーのあと立ち寄ったのがこの豪華なランチ北海道から直送とあって味噌汁に入っている蟹も 出汁用ではなくしっかり身がついていて感激しました美味しいランチの後は今回のメイン「蒲郡クラシックホテル」「日本クラシックホテルの会」が平成29年11月に設立し9つあるクラシックホテルの中の1つ宿泊の記念スタンプを集める「クラシックホテルパスポート」を見て初めて このホテルの存在を知りましたこんな近いところに こんな渋いホテルがあったんだ・・・小高い丘の上に建つホテルは駐車場もよくわからずそのまま玄関の前に車を止めていると筋目正しい服装のドアマンの方が出てきてくださり丁寧に対応していただきましたロビーはアールデコ様式で内装や調度品はクラシックな雰囲気エレベーターの階数表示にも歴史を感じますデジタル表示と違ってなんだか温かさを感じますね1933年鉄道省国際観光局は外国人誘致のため外国人向けに15のホテルの建設に乗り出しましたその一つが創業は1934年創業のこのホテル宮崎駿監督のジブリ映画「風立ちぬ」のモデルと言われてる「雲仙観光ホテル」も翌年の1935年創業しています政府が海外に向けて威信をかけたホテルなので格調高い雰囲気に作られているのも当然ですねでも なんでまた全国的に知名度もあまりない蒲郡に・・・? と思ったりもしますが蒲郡の開祖は「新古今和歌集」の編纂者 歌人・藤原定家の父 藤原敏成この人が蒲郡のその風景に惚れ込み日本七弁天の一つ 八百富神社を竹島に勧請するなど発展に寄与しました竹島は昭和初期に国の天然記念物に指定されています最初は料理旅館の常盤館の洋風別館としてスタートその常盤館には 菊池寛、川端康成、志賀直哉、三島由紀夫といった錚々たる文人たちが宿泊していました常盤館のオーナーが作家をタダで泊まらせる代わりに旅館や旅館のある観光地を作中に登場させてもらう・・・ということを考え出したとのことちなみに常盤館・竹島と所縁のある文人と作品は菊池寛「火華」、志賀直哉「書簡」、川端康成「驢馬に乗る妻」「旅への誘い」三島由紀夫「宴の後」、池波正太郎「よい匂いのする一夜」、井上靖「ある落日」、谷崎潤一郎「細雪」・・・三河湾を一望できる絶景の中の竹島は 橋でつながっていますが大潮の時には歩いて渡れるとのことそれも楽しそうですね2階にあるラウンジバーでデザートセットを注文見た目にも大満足お茶のあと テラスをうろうろしていたらシェフがわざわざ声をかけてくださりメインダイニングも見学させていただきました格調高い雰囲気はクラシックホテルならではの物いまは知る人ぞ知る的なホテルなのかも・・・ネットで調べたらお値段は意外にリーズナブルでも同額のホテルでは絶対に味わえない高品質なサービスとホスピタリティの高さ・落ち着き居住まいを正さなきゃ・・・と思うほど緊張を強いることもなくふだん使いしたくなるホテル、という感想今年の忘年会は1泊でここに来よう・・・と話をしながら帰ってきました結局 帰ったのは5時ギリギリ・・・そうなるだろうとは 予測していましたが・・・とっても充実した1日でした