カテゴリ:安全な社会生活
連日事故の様子が報道されている。
主に、事故に至った経緯についてです。 航空機について全く素人であるが、報道されるに従い驚くべきことが述べられている。 若干、鉄道の運行保安の知識を持っているつもりである。 鉄道の保安から考えると、恐ろしい羽田空港の保安体制である。 鉄道で言えば、「閉塞区間」の事です。 1閉塞区間には、1列車しか入れないシステムが鉄道です。 羽田も、1滑走路には1機しか入れない考えのようです。 この点においては、鉄道も、航空も同じ。 ただ、決定的違いは、「入れない」システムです。 鉄道は、二重、三重のシステムで、もし人間がミスを犯しても、強制的に入れないシステム。 航空は、人間の注視力に全面的に頼っている。 報道によると、鉄道は3分に1本の割合で列車が走行。 空港は、1分に1機の割合で発着陸。 1分に一機が発着する、超過密空港。 それを人間の注意力のみで保安を保っていると言うのだから、異常としか思えない。 航空行政のお粗末振りに呆れる。 報道は、パイロット、管制官の話に終始しているが、航空行政をしている所もそれだけの視野しかないのだろうか? 元々、羽田空港は国内線専用空港。 成田は国際線空港。 と機能分けした時期があった。 それが、羽田の有効利用とか、何とかで航空行政は、羽田の過密に対して危機意識が無いまま漫然としている国際線をも発着する国際空港にした。 元々、国際線を飛ばすことにしたのは無理があったのでないか? 無理があったとしても、安全体制を見直して、発着機数が飛躍的に増加しても保安は保たれる対策を立てるべきであった。それが皆無。 鉄道の保安システムについて 1閉塞区間にもう一つの列車が侵入しようとした時に、どのように保安が保たれているのか? まず、軌道回路があって、2列車が入る起動回路は作らない。① とは、言っても作らざるを得ない場合がある。 その時は、信号機は赤表示。入るな表示。② その状態で列車が接近すると、ATS装置が、音で運転士に停止操作を促す。③ その警報を運転士が見逃し、または無視した時は、強制的にブレーキが掛かり侵入停止。④ ざっと上げただけでも4重の保安システム。 このほかに、指令室の運行表示板で、司令員が列車の動きを監視している。⑤ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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