またしてもJR北海道の薄っぺらさ露呈
今冬3段目の大雪に見舞われた。21日夜半から大雪警報はズバリ的中。JR北海道は、前回の大雪に懲りて、21日に22日の運行はほぼ全線運行停止と発表した。22日朝から、降り続け前回の降雪量に迫る勢いであった。それでも23日の降雪は少量になり、JR北海道は一部区間の運転を再開した。前回の反省が活かされたと思う。しかし、JR北海道が最も重視する札幌-苫小牧の運転が再開せず。空港は23日は、ほぼ運行再開。大学二次試験に向けて多くの旅行者が出る大事な時期。千歳飛空港には、札幌に入れづ、4,000人に及ぶ乗客が貯まる。バス乗降場には500mの長蛇の列で、それでも乗り切れない。JR北海道は23日夕刻に運行再開と発表した。しかし、結果的には24日3時に運行できたとの事。運行再開が遅れた原因は、除雪車の故障。お粗末な話。故障した状況の航空写真を見ると、ちゃちな除雪車。千歳線には、大雪が降らないだろうとの予想で、こんなチャチな除雪車しか備えていなかったのだろう。故障は、ある話で致し方が無い。しかし、こんな程度の除雪で故障に至ったのなら、お恥ずかしい。また、さらに救出用の除雪車を出動させることが出来なかったのか?25日 森林公園から札幌駅まで乗車した。前回同様、運転席後ろから線路状況を撮影した。線路脇には前回以上に雪が高く積もっている。多分、もう一度今回並みの大雪があったなら、そのダメージは今回以上になるだろう。なぜなら、1日完全運転停止、翌日も大幅な間引き運転で除雪に集中した。それなのに、沿線の雪はこんな有様。昔で言えば、キマロキを出動させれば、こんな程度の雪は一夜にして除雪できる。故障した、ちゃちな除雪車しか用意されていないのであろう。JR北海道は、こんな程度の除雪車で十分と判断したのだろう。国鉄時代の除雪車を次々と処分して、経費が減ったと糠喜びしたのだろう。JR北海道には、かつてのように雪と戦う気迫は失せている。そして、除雪体制は如何にあるべきかの、知識、技量も失せていると言わざるを得ない。