カテゴリ:読書・映画
1997年5月に出版されたこの本を手に取ったのは翌6月のこと。 この年に、次女が喘息を発症したので、保育園をやめさせて在宅の仕事に専念。 図書館通いをして、あれこれと本を読んでいました。 自閉症と初めて出会ったのがこちらの本になります。 一人の保育者の目線から、自閉症の子どもが丁寧に描かれていました。 印象に残っているのがこのシーン。 それまで自分より下にしか視界がなかったある自閉症の子どもが、 あるとき、滑り台の上へと視線を向けました。 その瞬間、彼の世界が広がりを見せたというのです。 自閉する子どもは、変わらないのではないのです。 その子どものペースで、前へとゆっくりと歩んでいるのです。 そこに「障害」というレッテルを貼り、 なにができる、とかできないという評価をするのは周りの人なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.07.21 06:08:40
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