ブラスバンドコンサート
娘がピアニストにならないと宣言して普通高校へ入学したことは以前書いた。その後どうするかな。と見ていたらやはり音楽からは離れがたかったらくブラスバンドへ入ってトランペットを吹くようになった。皆で協力して音楽を作るのが楽しかったらしい。親としても聞きに行く楽しみが付いてきて、高校生活は3年間ブラスバンド・トランペット一色となった。大学を卒業して暫くして、何だかまたいそいそトランペットを磨いている。どうしたの?と聞いたら高校のブラスバンド部のOG,OB会ができたから参加するということだった。仕事をしながら時々練習に通い、合宿もこなして一年一回の発表会を開くようになった。今年一月、家を出て行ったから今年はもう聞きに行けないだろうな。と思っていた矢先、娘から電話がかかってきた。今度の土曜日発表会だから来てね。っと。嬉しくなっていそいそ出かけていった。懐かしい顔が並んでいる。みんな20代から30代後半の働きざかり。良いお父さん。お母さん、キャリアウーマン。高校生の顔がオトナの顔に変わっていた。でも演奏が始まったらみんな高校生にもどっていた。あっと言う間の2時間。だった。去年聞いた時、まだ娘は家にいたっけ。出て行くなんてまだまだだって思っていたのに。複雑で楽しいひと時だった。帰りがけつい、何時もの通り先に帰るから楽器持って帰ってあげる。と言ってしまった。まだ車に積んだままでいる預けられてしまった楽器を、何時届けに行けば良いのやら。ちょっと頭が痛い。