テーマ:☆詩を書きましょう☆(8533)
カテゴリ:POEM
世界は冷たく濡れたまま
何かを語ろうとしている 指先が凍えるように冷たい 何もかもが微かで遠い 雨に震えている鳥の声も あなたがわたしを呼ぶ声も 感じないものを感じている もうひとりの幻想の中のわたし 細胞の中のミトコンドリア 雨音が静寂をつれてくる やがて鼓膜では聞こえないものが 波のうねりのように満ちて来る 春へとゆるやかに向かう 地球の自転の確かさと 冬籠りする生命の呼吸 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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