|
カテゴリ:MD(ミネマツ ダイスケ)新聞
CFS コーポレーション(石田 健二会長兼社長) VS イオン(岡田元也社長) 先月まで、MJ(日経流通)を沸かせた話題の記事ですね。 CFSコーポレーションは 神奈川県にはどこにでもある 「HACドラッグ」(年商1000億円)を中心とする大手企業。 あの一面ブルーの中に、白抜きで「HAC」と大きく書いてある看板は 清潔感があって、とてもかっこいいと思うのは僕だけではないと思います。 対するイオンは、誰もが知る流通2強の一角で 巨大ドラッグストア連合のウェルシア関東を展開中。 両者の対決の流れは、以下の通りでした。 CFSコーポレーションの石田会長兼社長は 処方せん薬局として成長を続ける 大手・アインファーマシーズとの統合案を進め 一方、CFSの筆頭株主であるイオンの岡田元也社長は アインとの統合案に、猛反対。 その後、両者平行線のまま ついには委任状争奪戦へ発展。 結果は CFSの統合案は、臨時株主総会で否決され アインとの統合案は白紙へ。 さらに 石田会長兼社長は取締役を退くこととなり イオンの出資比率を15% → 33.3%と引き上げる結果となった。 CFSの次期社長は、長男の石田岳彦氏になるが 時を同じくして CFSはイオンの井本哲也常務を副社長として迎え入れることとなる。 そして、井本氏は、年内に代表権を持つ。 以上が、CFS VS イオンの大まかな流れの様です。 もう、「これでもか!」ってくらい イオンの全面勝利に終わりましたね。 石田 健二さん この方は 以前よりアメリカの先進業態・ドラッグストアの勉強を続け 日本のドラッグストア市場を大きく成長させた、草分け的存在の一人として 多くの方に尊敬されてきた人です。 まさか、このような結末になるとは。 石田さん、本当に辛かったでしょうね。 アインとの統合で 最後の勝負に打って出たかった石田会長兼社長。 ドラッグストアとは、薬を扱う店。 処方せん薬局で成長中のアインと組み 本業の「薬」に原点回帰したいとの思いがあったのかもしれません。 一方、イオンは 来店頻度が高い、コンビニ的業態店として ドラッグストアを成長させていくのが ドラッグストアとしての今後のあるべき姿と思われたのではないでしょうか。 そして結果は・・、 イオンの完全勝利。 大手都銀や取引先など 周りの力も大きく働いたようですね。 それにしても・・・、イオンは強い。 強すぎる。 イオンは、アメリカのウォルマートのような存在に きっとなっていくのでしょうね。 寡占という大きな波が日本にも押し寄せ 生き残り合戦が、急速に進んでいます。 中小企業は・・・、成長していかなければ。 危機感を持たねばいけません。 大きなうねりが、そこまで来ているように思います。 4月6日 MD(ミネマツ ダイスケ)新聞 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[MD(ミネマツ ダイスケ)新聞] カテゴリの最新記事
|