テーマ:音楽日記♪(260)
カテゴリ:音楽用語
こんばんは^^
ものすごくお久しぶりですね。 学年末がやっと終わったので、これからは更新率を上げる…つもりですが…汗 頑張るのでよろしくお願いします。 さて最近は音楽理論にはまっているのですが… 気になってしまったことがあったので、今日は音楽用語についてです。 その音楽用語は…ズバリ、「テヌート」です。 もしテヌートの意味を聞かれたら何と答えますか? 大体の人は「その音の長さを充分に保って」と答えるのではないでしょうか。 ではソステヌートはどうでしょうか。 楽曲では比較的頻繁に出てくる気がしますが…意味を答えろと言われると難しいですよね。 テヌートとの違いもよく分かりません。 そこでテヌートとソステヌートの意味をそれぞれ調べてみたところ…。 テヌート:音を保持して、音の長さを充分に保って。 ソステヌート:音を保持して、各音符を充分に。 とのことでした。 う~ん…あまり違いがよく分かりませんね。 こうなったら元の意味を持ったイタリア語から調べるのみ!! テヌートはイタリア語の「tenere(テネーレ)」という動詞が原形だそうです。 この「tenere」には「ある一定の状態に保つようにするもの」を意味します。 落ちないように支えたり逃げないように引き留めたり…これがtenereです。 それに対し、ソステヌートの原形は「sostenere(ソステネーレ)」という動詞。 語源はラテン語「substinere(スブスティネーレ)」で「下から支える」ことを意味します。 援助や応援、愛情で人を支える…これがsostenereということになります。 以上から分かるように テヌート:上から押さえる ソステヌート:下から支える という全く逆の意味を持っているわけです。 テヌートとソステヌート…。 結果的には「保つ」ことに変わりないのですが意味合いは逆だということが分かりました。 それでは音楽に反映させるにはどのようにすればいいのでしょうか? ここからは私の勝手な解釈になってしまうのですが…。 簡単にピアノで例えてみましょう。 上から押さえつけるように保つことと、下から持ち上げるように保つこと… 何となく違いをつかむことができますよね。 分かりやすいように子供の入試が近づいた母親に置き換えてみましょう。 「テヌート」な母親は「勉強しなさい!!」と子供に言い聞かせます。 「ソステヌート」な母親は「自分が行きたい学校に向かって頑張ったら?」と応援します。 この例では、「テヌート」な母親は勉強させることが優先で「ソステヌート」な母親は子供が行きたい学校に行けることが優先だということが読み取れます。 どちらにしろ子供は勉強するのですが、至るまでの方法が違いますよね。 つまり、テヌートの場合は「音を保つこと」が大切であり、ソステヌートは「音を大切にすること」が大切である…そんなようが気がしませんか? このことから、どちらかというとソステヌートのほうが優しい雰囲気になる、と言うことができると思います。 同じような音楽用語でも反対の意味を持っているなんておもしろいですよね。 これから演奏するときはこの違いを踏まえて演奏できたらいいな、と思います。 みなさんにも参考にしていただけると嬉しいです。 では今日はこの辺で。 読んでくださってありがとうございました^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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