善悪の刃
2017年公開の韓国映画。実際に起きた“イクサン殺人事件”が下敷きで、15歳の少年が有罪とされて10年の懲役に服したが、彼の無罪を証明する再審は開かれるかという物語。冤罪事件という題材自体、サスペンスとして決して新しい題材ではないかもしれないが、本作は社会的格差が大きいとされる韓国らしい背景描写が鮮烈。弁護士もその仲間も検事も警察も皆、自己中心的。しかし主人公の弁護士が、自分が見下された過去を思い出しながら無実を主張する男性と親密になっていくのが感動を呼ぶ。出演は「レッド・ファミリー」のチョン・ウら。 2000年、イクサン市でタクシー運転手が刺殺される事件が発生し、犯行現場にいた15歳の少年チョ・ヒュヌは懲役15年の判決を受け、2010年に刑務所を出所する。野心家の弁護士イ・ジョニュンは偶然からヒュヌの事件が冤罪だったと知り、新たに所属することになった弁護士事務所で認められようと、ヒュヌの事件の再審申請に臨む。ジョニュンは捜査を担当した刑事たちが違法なやり方でヒュヌを有罪にしたことを知るが……。 さすが・・・韓国映画だ~。感動作でしたね。主人公2人が良かった。 弁護士がだんだん顔つきが変わっていくのがお見事。大泉洋さんに見えたわ~。 ★★★★★