テーマ:暮らしを楽しむ(387875)
カテゴリ:植物園
私がお花見に行ったのは、植物園なので、 何という品種の桜なのか、ちゃんと看板がついています。 それで、毎年、じっくりと品種ごとの違いも楽しんでいますよ。 たくさんの桜を全体として楽しむのも良いですが、 今回は、個々の花の咲きぶりの違いに注目です。 といっても、まずは、これ。 花海棠 桜の植えてあるところへの入り口にあるのです。 バラ科リンゴ属 (普通の桜は、バラ科モモ亜科スモモ属サクラ亜属) 花言葉は「 温和・妖艶・艶麗・美人の眠り」 可愛いので、桜シリーズの一番手にしました。 次は、これ。 白妙(サトザクラの園芸品種 荒川堤で発見された) 白の大輪、八重咲きです。 南殿、 奈天 (一名 高砂) 丁子桜と他のサトザクラの雑種 淡紅色八重咲き。 東京の駿河台にあった、香りの強い桜です。 一重咲きですね。 これは朱雀(スザク) 明治時代に、荒川堤から全国に広まったとか。 名前は、京都の朱雀にあったことからついたそうです。 紫紅色の楕円形の花びらで、下垂して咲きます。 これは、里桜系で、日本最大の桜、 直径が5cmくらいあります。 日本では一度絶滅したそうですが、 イギリスの桜研究家が私邸に植えていたものを逆輸入し、 京都の造園家が育てて普及させたのだそうです。 太白桜 大輪一重咲き 見事ですねー。紅豊です。 里桜の園芸品種で、八重咲き。 紅色~濃紅色の花を横向き、下向きにつけます。 これは、まだこれから・・・ 御殿場桜 名前の通り、富士山麓の御殿場が発祥地の桜。 マメザクラと他種の交雑種で、一重咲き それから、変わった名前の一葉(イチヨウ) サトザクラの園芸品種で、めしべが葉化しているそうです。 この一本突き出しためしべが、葉っぱの形らしいですが、 見ても見ても、わかりませんでした。 淡紅色 八重咲き 次は、御座の間匂い これも、荒川堤由来の品種だそうですよ。 荒川って、すごいですねー。 おしべが花弁に変化した旗弁が多いのが特徴らしい。 こういう花びらみたいなものを旗弁(きべん)と言うらしい。 これはまた、色が美しい。 松前愛染です。 お茶会に下りて行った道沿いにありました。 八重咲きの大輪 淡紅色。 この花は、1963年に、イトククリとイツカヤマを交配して 作られた品種なのだそうです。 それから、こちらは、温室の近くで咲いていた山桜 風情のある桜ですねー。 けっこう長い時間、見とれていました。 この桜は、個体変異がとても多く、開花時期、花つき、花の色 さまざまあるそうです。 「吉野の桜」は、本来、この山桜のことだったとか。 役小角(えんのおづぬ)さんが、山桜から蔵王権現の姿を彫り出し、 吉野山に祀られたらしく、 その後、山桜は聖なる木と考えられるようになり、 次々にいろんな人たちが吉野山に桜を植えたので、 今のように、桜が山を覆い尽くすほどになりました。 染井吉野(そめいよしの)は、染井村の植木屋さんが 品種改良して作った品種で、はじめ「吉野」と命名したけれど、 それでは混同してしまうおそれがあるので、 明治時代になってから、「染井吉野」と、命名されたそうですよ。 その、染井吉野の写真もたくさん撮りましたが、 まずはここまで。 あ、大好きな「大島桜」も、次の回に載せます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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