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2016.04.14
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今回も、新幹線の博多南線で出発。
乗り込む時に、なんか車体の色が変わってるなぁ・・
と思っていたのですが、
降りて、ふと見たら、
あらまあ。
 
14-1.jpg
 
エヴァンゲリオン初号機タイプの新幹線でした。
 
14-2.jpg 
 
なんだか、カシャン、カシャンと変形してロボットになりそう!!
 
 
 
 
で、のぞみ号であっと言う間に新大阪へ行き、
そこからは奈良交通のバスで長谷寺へ。
 
ガイドさんのお話では、吉野の桜は期待できますが、
今日行くところの桜は、ちょっと・・・
 
 
もう散ってしまっているようなお話で、ちょっと残念。
 
 
 
というわけで、期待せずに行った長谷寺のお話。
 
 
 
14-3.jpg 
前日読んだガイドブックに、この石段のことがついていた。
 
399段ということで、どきどきしていたけれど。
一段一段の段差が小さく、楽勝でしたよ。
 
 
 
登る途中、左右に牡丹がいっぱい植えてありました。 
 
14-4.jpg 
これが全部咲いたら、すごいでしょうね。
 
でも、今はつぼみ。
 
境内の桜は、染井吉野はもう散ってしまっていましたが、
いろんな品種があるので、まだ咲いているものもいっぱい。
 
特に、八重桜と枝垂れ桜は、今が盛りでしたよ。
 
 
14-15.jpg 
 
14-5.jpg
 
 
 14-6.jpg
 
赤いハナミズキと桜が一緒に咲いていて、きれいでした。
 
 
 
14-7.jpg
ようやくたどりついた本堂前
 
 
14-9.jpg 
 
この五色幕には、きっと意味があるのだろうな、と検索してみました。
 
すると、
 青は「成所作智(じょうしょさち)」
あらゆるものを完成に導く智慧
 
白は「平等性智(びょうどうしょうち)」
すべてのものが平等であることを知る智慧 
 
赤は「法界体性智(ほっかいたいしょうち) 」
物事の本質を明らかにする智慧
 
黄は「大円鏡智(だいえんきょうち)」 
鏡のように、あらゆるものを差別なく見ることのできる智慧
 
黒(緑)は「妙観察智(みょうかんざっち)」 
平等であっても、それぞれ違うものであることを知る智慧
 
を表していると書かれている仏教関係の資料を見つけました。
(だけど、Wikiでは、入れ替わっています。あれ?) 
 
これは、仏教とは関係なく、人が生きる上で、
ぜひとも身に着けたい智慧ですね。
 
 
今書いていて思ったのですが、この幕、青というより紫に見える。
おかしいなぁ。 
 
あ、
青は緑で、黒は紫で表されている、という記事も見つけましたよ。
なんか、ややこしいですね。 
 
 14-8.jpg
五色の吹き流しが、青空に映えて、きれいでした。
 
0-10.jpg 
そういえば「五色の短冊 私が書いた ~」
と七夕の歌で歌われますね。
 
織姫から、機織り、お裁縫と連想されて、 
はじめは五色の糸が飾られていたのだそうですよ。
つまり、「お裁縫の上達を願うお祭り」だったのです。
 
それが次第に布に変わり、
江戸時代には、紙の短冊に変わっていったのだとか。
 
また、願い事を書くのも、文字の上達を願って、
木の葉に和歌を書いてつるしていた貴族の習慣から、
庶民が願い事を書く風習へと変化。
 
色は、やはり同じで、 赤・青・黄・白・黒ですが、
 黒はちょっとね・・・・ということから、紫がよく使われているようです。
 
 
でも、保育園とか小学校などで作る七夕飾りは、
ものすごーーーーーくカラフルですよね。
 
0-10.jpg 
 
では、話を長谷寺に戻します。 
 
14-10.jpg 
これは、境内に祀ってあった「長谷大黒天」
 
大きな打ち出の小槌がありますね。
 
 大黒天は、日本では大黒様として親しまれていますが、
もともとは、インドのヒンドゥー教の
シヴァ神の化身マハーカーラです。
 
 マハーが「大、または偉大なる」という意味。
カーラが「時、または暗黒」を意味するので、
大黒天、または大暗黒天と漢訳されました。
 
 それが、日本に入ってきて、神道の大国主と神仏習合して、
 五穀豊穣の神様になったのですね。
 
インドの人が見たら、びっくりするかもしれません。
 
 でも、もともとのマハーカーラも、不老長寿の薬を持って、
力ずくで人々を救済してくれる神様だそうですから、
まぁ、重ならないこともないか・・・
 
 
 シヴァ神はというと、暴風雨を起こし、世界を破壊するけれど、
同時に、土地に水をもたらして植物を育てる生産の神でもある。
 
何事にも、二面性があるということでしょう。
 
 
 
あら、また脱線してしまった。
 
最近は、楽天の許容文字数が増えたので、安心して書けますね。
 
 
 次に見かけたのが、これ。
 
14-11.jpg 
 
 えっ?? 紀貫之の桜?? と思ったら、梅でした。
 
奈良時代、平安時代の初めくらいは、
花といえば、梅のこと。
 
百人一首にも載っているこの和歌は、 貫之が、
長谷寺へお参りに行くたびに泊まっていた宿に久しぶりに行ったとき、 
その宿の主人から「お宿はこのように昔のままでございますのに、
あなたさまは心変わりをされて、ずいぶんおいでくださらなかったのですね。」
と言われたとき、梅の枝をひと枝手折って、詠んだ歌です。
 
「あなたの方は、いかがなのでしょうか。昔よく訪れていたこの里には、
このように、昔と同じ梅の良い香りを漂わせていますのに。」
 
 
それにまた宿の主人からの返歌があって、
 「梅の花でさえ昔と変わらず咲くのですから、それを植えた私の心を
察してください。(心変わりするわけないではないですか。)」
 
 そして、二人は仲直り。
 
宿の主人が女性なのか男性なのかで、
雰囲気が変わってきますね。
女性なら、恋のかけひきで、男性なら友情。
 
さて、どっちだろう。
 
 
紀貫之は、「古今和歌集」の撰者の一人ですよ。
 
 
14-17.jpg
 
本堂に登る途中で見つけたこの看板が気になっていたので、
戻りがけに行ってみました。
 
14-18.jpg
 
今回は36人のツアーですが、
こういうお寺の見学の時は、自由行動ですので、
時間さえ守れば、好きに過ごすことができます。
 
 
14-19.jpg
 
ありました。二本の杉の木が、並んでいます。
 
14-13.jpg 
 
この立札を見ながら、「源氏物語」を思い出していました。
昨年、源氏物語の一部を、筆で書いたりしていたので、
この玉鬘のところは、気になっていたのです。
 
 「帚木」の巻の中の有名な「雨夜の品定め」で、男四人で女性談義をしていますが、
その中で、 頭中将が語った話。
子どもまでいる内縁の妻が、正妻の嫌がらせでどこかへ消えてしまった。
 
その内縁の妻が夕顔で、子どもが玉鬘。
 
 市井にまぎれてひっそりと暮らしていた夕顔を源氏が見初めて、
身分を隠して通うようになったけど、
深夜に女性の生霊(たぶん六条御息所) が現れて、
夕顔は気を失い、
そのまま明け方には亡くなってしまいました。
 
のちに源氏は、その女性が友人の頭中将が語っていた女だったと知り、
その娘を引き取ろうと、家を訪ねたけれど、
もうすでに、誰もいなくなっていた・・・
 
 後でわかったことだけど、その4歳の娘は、乳母一家と一緒に、
筑紫へやってきていたけれど、
あまりの美貌のため、求婚者が多すぎて、乳母は困惑。
家も誰に嫁がせるかでもめて、この乳母が長谷寺へ願掛けへ。
 
この二本の杉のところで偶然、源氏に仕えている侍女の右近と出会い、
そこから、京にもどるきっかけができて、
ついには、 玉鬘は源氏の養女になったのでした。
 
 
これは、お話だけど、なんかゆかしい気分になりました。
 
 
 
そういえば、「わらしべ長者」 のお話も、
この長谷寺の観音様のおつげから。
 
 今昔物語にありますよ。
 
現代語訳を読んでみたい方は、こちら
 
 原文で読んでみたい方は、こちら。
 
 
 
あ、また脱線してしまった。
長谷寺の二本の杉の先へ進みましょう。
 
14-14.jpg 
 
なんだか、境内からずいぶん離れた場所にあるなぁ・・・と思ったけど、
昔は、こちらの方が、参道だったらしいです。
 
それなら、登り口に作られたということで、
定家さんと、そのお父さん藤原俊成さんを偲ぶのも良いですね。
 
ただ、不思議なのが、片方は塚で、片方が碑だということ。
 
お墓ではありません。
 
 
だいたい、塚は、盛り土とかしてあって、 
お墓の場合、信仰の対象に石などを置いた場合、 結界を表している場合
など、いろんな意味があるけれど、
ここは、有名な歌人の定家さんの業績を讃えるものなのでしょうね。
 
 
 
14-16.jpg 
 
集合時間に間に合うように、駐車場に戻る途中、
この白い桜が綺麗に咲いていました。
 
大島桜かな?
 
 
というわけで、一日目の、長谷寺だけで、まずは切ります。
 
 
0.jpg
 
 
 




ここから、追加の記事です。
 
さきほど、お風呂から上がって、髪を乾かしていたら、
あらららら・・・・何か音がして、けっこう揺れています。
地震でした。
 
服を着ている時でよかった!!
 
 揺れが収まってから、二階に上がったら、みんな部屋から出てきて、
テレビのニュースを見ているところでしたよ。
 
何か落ちたんではないかな・・と思ったら、
私が微妙なバランスで積み上げていた書類入れが、
ずるっと落ちていました。
 
何も割れたり、こわれたりはしていませんでしたけど、
まだ時々余震があるようです。
 
なんか、落ち着かない夜になりそうです。
 
 
 





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Last updated  2016.04.14 22:03:33
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