テーマ:暮らしを楽しむ(387888)
カテゴリ:習い事
高野切というのは、とても有名な古筆のお手本です。 もちろん、お手本用に書かれたものではなくて、 平安時代の後期、11世紀に書かれた 「古今和歌集」の写本の一つです。 古今和歌集は、和歌が1100種くらいありますが、 現存する高野切には、そんなにたくさんは載っていません。 室町時代以降、元々巻物とか冊子本だった和歌集などを、 鑑賞用に切断し、 掛け軸や手鑑(てかがみ)にされていました。 そのうち、高野山に伝わっていたものを「高野切」と呼び、 その見事な書風は仮名書道の最高峰と言われているものです。 書いた人は、紀貫之と伝承されていますが、 筆跡を研究したら、三種類あることがわかり、 それで、第一種、第二種、第三種と呼び分けられています。 昨年は、この三冊を買って、大胆にも、 すべての臨書を、やっています。 こんな感じで、白いノートに和紙を貼って、書いていました。 今回は、ちょっとグレードアップして、 粘葉本みたいに製本した半懐紙版の料紙ノートに、 ほとんど原寸大でおけいこしていますよ。 そして、せっかくなので、横に仮名をふり、 和歌の意味も小さく左側に書きました。 昨年は、とにかく一回、全部書いてみることが目的だったけど、 今年は、とにかくそっくりに書くことが目的。 それで、3回から4回ずつ、同じ物を書いています。 お手本を一行ずつ折って、すぐ横に置いて見ながら書くのに、 なかなか、同じようにはいきません。 とにかく、文字の大きさから、墨の濃さ、かすれ具合まで、 本物とそっくりになるように書くの。 ひとまず、それをとことんやって、 筆使いを身に着けるのですね。 今は、3、4回くらいで先に進んでいますが、 それが終わったら、今度は、どれかページを決めて、 お手本を見なくても、本物そっくりに書けるまで、 何回も何回も、お稽古する予定です。 まずは、一つのお手本を三年間練習する、というのが基本だそうです。 私は、高野切第三種を練習することに決めたので、 和綴じノートを作っては、どんどん書いていこうと思います。 さて、実は今日、福岡市の植物園に行ってきました。 緑色の桜、御衣黄と欝金がどうなったか、見に行ったのです。 だけど・・・・ 残念、ほとんどが散ってしまっていました。 先週の初めくらいに来たほうが良かったようですね。 だけど、なんか地震のことで頭がいっぱいになり、 植物園に行くことなんて、思いつかなかったのですよ。 今週末から、春のバラまつりが始まります。 今日は、まだまだほんの一部のバラしか咲いていませんでしたから、 来週くらいに行こうかな。 では、植物園の中で、毎年楽しみにしている花の一つ、 ユリノキをご紹介。 手がとどく高さの枝の花は、もう散っていたので、 上の方の花の写真ばかりです。 この葉っぱの形から、「ハンテンボク」とも呼ばれています。 つぼみの時の皮が、下に下がっていますね。 右下のが、皮をかぶったつぼみ。 左上は、まだ咲いたばかりのお花。 おやっ?? このユリノキの花の、オレンジ色のあたりから蜜が出ているらしく、 花を傾けると、けっこうたくさんの量の蜜が飲めるそうですよ。 でも、高い枝の花ばかりでしたので、 それは、断念。 お花を傷めたらいけませんしね。 このスズメバチ君も、ユリノキの蜜を吸いにきたのかな? メープルのような、さわやかな蜜だそうです。 楽天で売ってないかなぁ・・・と思って、検索したら、 茨城県古河市のふるさと納税の返礼品として、載っていました。 1万円納税したら、 「 ユリノキ」「アカシア」「アカメガシワ」「エゴの花」 の、四種の蜜が届くそうですよ。(古河養蜂場から) うーーーむ、 心が動いてしまいそう。 だけど、実は私、蜂蜜は子どもの頃から苦手なのよねー。 甘すぎて、身震いがするのでした。 残念!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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