テーマ:暮らしを楽しむ(387957)
カテゴリ:音楽
昨日は、やっぱりやめられなくて、木彫りをしていたの。
こうして、できあがって日記に書こうとしたとき、ニス塗りの下敷きに使った反故紙がふと気になったのです。 これは、前回のかな書のお題の一つ「花月正春風」を練習した半紙の中の一枚。 この出典を全く調べていなかったのがちょっと気になって、Googleで検索したら、あれ? 変な物がヒット。 どうも、台湾の歴史ドラマのようです。 なんかお化粧が宝塚みたいだから、このドラマの動画は見なかったけど、「花月正春風」という語句がどこから出てきたのかが、気になって・・・ 今度は、これを発見。 うむ? 「多情皇子」ですって? なんか顔が金城武さんに似ている。ひょっとして、ドラマの説明なの? なんて考えながら、文章をよく読んだら、 「望江南」という詩が紹介されているようです。ならば李煜(りいく)という人は、恋多き皇子様だったのかしら・・・ 南唐の最後の王様になった人のようですね。 なんか、絶句でも律詩でもなく、えらく短いから、文の一部分かと思ったら、本当にわずか5句27文字の短い詩なのですね。 この詩がとても素晴らしいので、台湾のドラマの題名にもなっているのでしょう。李煜さんに興味がわいて、調べてみることにしました。 すると・・・ こんな人でしたよ。 元は十国の一つ「南唐」という名前の国の皇帝だったけど、唐が滅亡した後にできた国「宋」に遠慮して国名を「江南」に変えたのだそうです。でも、宋の太祖は国の体制を固めるために、十国を次々と征服していきました。 それで、南唐の皇帝だった「李煜」さんは捕らえられて、つらい幽閉生活を送り、ついには、猛毒によって暗殺されたそうです。原因は、故郷を想う詩を作ったからだったとか。 そんなのひどい・・・ と思いながら、説明を読んでいたら、この李煜(りいく)さんの詩をテレサ・テンさんが歌っているらしいと知り、さっそくyoutubeで検索して聴いてみました。 「臙脂涙」 最初にテレサ・テンさんが長く話をしているのは、この悲運の王「李煜」さんのことです。 「獨上西樓」 「幾多愁(虞美人)」 いやぁ、聴き入ってしまいました。テレサ・テンさんの中国語の歌は、「月亮代表我的心」を知っているくらいでしたけど、1000年以上前の時代に作られた詩に、今の作曲家が曲をつけて彼女が歌う「淡淡幽情」というCDは最高。 youtubeで全曲聴きましたが、CDを注文してしまいました。いつ届くかなぁ。 では、一曲だけ、画像で。 昨夜は、日記を書こうとしていたのに、彼女の歌を聞いているうちに夜中の2時になってしまったので、そのまま寝ました。 今は、李煜さんの詩に曲がついたテレサ・テンさんの歌を、楽譜にしたいなぁ・・・という気分になっているところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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