テーマ:暮らしを楽しむ(387933)
カテゴリ:健康
昨日、ごねあさんのところで、ハッカ飴のお話を読んだら、うちにハッカ油があったのを思い出しました。
これは、以前買ったときの残りなのですけれど、まだまだたくさんあります。ハッカようじは、なかなかのお気に入りで、すでに二つ使い切って、最後の一つです。 ハッカのスプレーは、職場での机の周りの虫よけとか、暑い夏の清涼感を楽しむためなんかに使っていました。 紅茶に入れようかと思っていたハッカの結晶は、結局そんなに使わないまま、いっぱい残っていますね。 この結晶体は、「薄荷脳」というもの。 入っていた説明書には、経年劣化はなく、消費期限もないと書いてあったので、安心して放置して、忘れていました。 お風呂に入れたら、スーッとして気持ちがいいかもしれませんね。 昔、ハッカ油が浮かんだ温泉に入ったことがありますよ。 (3000年以上前にエジプトでもハッカが栽培されていて、ハッカ油は富豪の香水風呂に使われていたって!! エジプトは暑そうだから、すーすーするのは嬉しいことでしょう。) さて、ここで「薄荷脳」という名前が気になった私、 ・なんで「脳」ってつくの? 樟脳とか龍脳とかあるから、結晶のことを脳っていうのだろうけど、なんで「脳」という言葉を使うんだろう?? 形は似てないのに・・・ ・樟脳とか龍脳とは成分がどう違うの? というわけで、調べてみましたよ。 まずは薄荷脳の成分ですが、98%以上がlーメントールで、医薬用、製菓用、香料として、嗜好品として使われています。 気になる薄荷脳の化学式はC10H20O で、樟脳の化学式がC10H16O 龍脳の化学式がC10H18O H(水素)の数が違うだけですね。この中で一番安いのが樟脳。たくさんあるクスノキの葉や枝のチップからできるから、手軽なのかも・・・ 血行促進や鎮痛、消炎、鎮痒作用があり、かゆみ止め、リップクリーム、シップ薬に使われているそうですけど、防虫剤としての方が有名ですよね。 あ、「カンフル」というのが樟脳のことだとは、今日知りました。 次に龍脳 実は、龍脳も持っているんですよね。この匂い袋用の調香セットの中にはいっています。 今気づいたのだけど、袋に「ボルネオール」と書いてありました。 昔、スマトラ島の住人が偶然、木の幹の間にできていたこの結晶を見つけ、額に塗ってみたら頭痛が治まったところから、神様からの贈り物として大切にされるようになったとか。それで、古くから中国やヨーロッパなどでも、頭痛、眼病、歯痛などの薬としても使われていたそうです。 そうそう、あの玄宗皇帝が、最上級の龍脳を楊貴妃に贈った、という話もあるみたいですよ。 とても貴重だったから、中国で「龍の脳」と呼ばれていたとか。 ふむ、それで「脳」なの? あ、それと、有機化学で有名な学者さんが、植物の精油から得られた結晶性化合物に命名するとき、 「植物名」+「camphor」という命名法を使ったので、日本語にするときにも同じようにしているらしい。そして、「camphor」を「脳」と訳すことにしているとか。 だから、樟脳、龍脳、薄荷脳、なのね。 他に「〇〇脳」という結晶があるのかどうか、ちょっと調べたけどわかりませんでした。 「脳」と訳すのは、その中にあって、一番大事なものだから、植物の成分を精製して得られた結晶のことを表すのに、ちょうど良かったみたいですが、なんかねー、もっと違う言い方にしてほしかったかも。 脳の絵とかが連想されてしまいます。 では、北風がピューピュー吹く中、今からお買い物に行ってきます。 何にしよっかなー ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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