これは、昨夜撮った写真です。ほぼ一日中お習字をやっていたので、明るいうちに文鳥と遊べなかったの・・・
それで、晩御飯の片づけが終わったあとで、カメラを持って遊びに行きました。

私がカーペットにぺたっと座ると、さっそく文鳥たちが私の足に乗りにきます。素足だから、温かいのかもしれません。(私は全く冷え性ではないので、手のひらも足も温かいのです)


だけど、やっぱり、パネルヒーターの前にも行きますね。


この部屋には、20年前に建て替えたときにつけたエアコンが、そのままついていて、二年ほど前から調子が悪いのです。送風はできるけど、冷房・暖房が効かない。普段使っていない部屋なので、ま、いっかーと放置。文鳥と遊ぶときだけ、この小さなパネルヒーターをつけています。
もちろん、文鳥たちには専用のヒーターがついているので、鳥かごの中は暖かいのですよ。

少し暖まってからは、私の体に乗って遊び始めた文鳥たちですが、こんな私たちを取り囲んでいる母の物をご紹介。


まずは、これ。鳥かごの真上に飾ってあります。


これ、手ぬぐいとして使うの、もったいないですよね。

同じく、これも手ぬぐい。絵心経です。



絵心経というのは、漢字が読めない人のために、絵でかかれた般若心経。いきなり逆さまの釜(かま)で、「まか」。般若は良いとして波羅(はら)が人のお腹になっているのが可笑しいです。使われている絵は庶民が見てわかるもの。でも、今の庶民は知らなさそうなものがいっぱいですね。

今気づいたけど、一切(いっさい)のところが一のさいころの目になっているのとか、空(くう)が人が何か食う絵になっているのとかも面白いなぁ。



その横には、敦煌菩薩の版画かな?　軽いから、お土産にちょうどよかったのかも・・・



これは、色のついた墨絵です。


それから、なんか、母が気に入って買ってきたもの。


私だったら、買わないかも。








東側には、でーんと大きな楽器が・・・


就職して次の年のボーナスで買ったのではないかしら。さっき調べたら、当時53万円したみたい。一年間ビクトロンではなく、なぜかヤマハのエレクトーン教室に通い、8級くらいになったところで、仕事が忙しすぎてやめました。帰宅してから練習する時間がとれなくなったからです。

結婚してから住んでいた職員住宅にも持っていって弾いていたのですが、子供たちが小さい頃にいろいろ遊んでいるうちに、音が出なくなりました。買ってからもう、40年近くになりますから、もう部品もないことでしょうね。今は、こうして時計や小物の台になってしまっています。


右の方の木箱には、こんな小さな人形たちが・・・



あ、これもあった。このドアは、踊りの稽古場から母の衣裳部屋に抜けるためのドアの上です。私の大好きな「風神・雷神」が飾ってあります。


このドアをあけると、6畳くらいの広さの洋室に、和ダンスや洋ダンス、衣装ケースなどが置いてあり、身支度できるようになっていますよ。

母は、この部屋とは別に、もう一部屋、普段の洋服類やたくさんの帽子、バッグ、旅行用のキャリーバッグなどを並べている部屋を持っています。たまに入ると、圧倒されます。
最近は坂の上り下りに自信がなくなったのと、ちょっと気力が衰えてきたのか、外出が減りました。75才くらいまでは、着物をささっと着て外出したり、気軽に東京まで歌舞伎や人形浄瑠璃を見に行ったりしていたのに、今は外に出るのは庭の手入れと病院通い、元気があったらスーパーまで行くくらいです。

もう海外旅行にも行かないそうなので、お土産は増えないことでしょう。