テーマ:身近な生き物(384)
カテゴリ:生き物
今回は、奄美でお食事に出た貝のお話です。
この貝です。和名は「まがき貝」。籬(まがき)に似た模様だからです。 でも、奄美では「トビンニャ」と呼ばれるそうです。(南部では「ティラダ」) 「ニャ」は貝のこと、そして「トビン」は「飛ぶ」という意味。つまり「飛ぶ貝」なんですね。 この貝には三日月型のフタがあり、それを使って海底を飛んでいるように見えることから「飛びんにゃ」とつきました。高知県で「ちゃんばら貝」というのは、この三日月型のフタを振り回している様子からみたいです。 動画「ちゃんばら貝のちゃんばら」 振り回していますねー。私が見たときには、すでに美味しく煮られたあとでしたから、振り回すところは見られませんでした。 この動画を注意深く見ていた方は、気づかれたことと思いますが、もう一つ私がものすごーくびっくりしたことがあります。 それは、なんと、こんな眼があること!! 海水魚を飼っている方にとっては、このマガキ貝は、水槽のお掃除屋さんとしてとてもポピュラーな物なのだそうですよ。 動画「マガキガイちゃん」 これを見ると、眼もすごいけど、象さんみたいな、掃除機みたいな口もそうとう衝撃的。 眼がついている棒状の角の途中に触角が生えていますね。すごいなぁ。生きているところを見たいよー。 巻貝の仲間であるカタツムリには眼があるのだから、普通の巻貝に眼があっても変ではないですよね。 調べたら、二枚貝とか岩に張り付いているような貝には眼がないそうです。巻貝の仲間で眼があるのは、 このような、クモ貝の仲間。 そして、意外なものにも眼が。 なんと、ホタテ貝にも眼があったんですねー。びっくり。ひもの部分にある黒い点が眼だそうです。 ホタテの干物は何度も食べているけど、こんな状態のホタテは見たことがなかった・・・ では、持って帰ってきたマガキ貝の貝殻の記念撮影。 表面がざらっとしていたので、一つ、磨いてみました。最初は手で、それからサンドペーパー、ミニルーター、爪みがきなど、いろいろ使って磨きましたよ。 すでに調理されているものなので、ある程度は綺麗になっているのだけれど、私が中身を食べた時の残りがまだ中に入っているかも・・・ それでゆでてみたら、ぶくぶく泡立つ中に、どんどん黒っぽい緑色のカスが出てきました。これ以上でない、というところでやめて水洗いをしましたよ。 綺麗になったようでも、表面にはこのような被膜があるので、貝の模様が見えにくいし、触った感じがざらっとするので、もう一個も磨きました。 この貝殻の中にいたマガキガイ君たちは、わたしが食べてしまったのですが、その時には目玉があるなんて知らなかったので、よく観察していなかった。わかっていたら、どこに眼があるのかよく見たのに・・・ この次食べるときには、ちゃんと見よう!! 位置関係がよくわかるようにこの地図をのせます。ここにある島には、奄美以外、行ったことがありません。それぞれの島に、固有種の生き物や南にしかいない動植物が生息しているみたいなので、そのうち行ってみたいです。 では、最後に、昨夜作った「鬼まんじゅう」を。 ごねあさんに紹介してもらったのでやってみました。 分量を適当にしたので、つなぎの小麦粉が少なかったみたい。一応全部くっついてはいるのですが、単なる芋のかたまりみたいになってしまいました。 味は、芋の味。それで、息子たちは藻塩を少し振りかけて食べていましたよ。 そのうち、もっとタネの量を増やし、ホットケーキミックスに芋を混ぜ込む、という雰囲気にして作ってみようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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