テーマ:暮らしを楽しむ(387898)
カテゴリ:料理・おやつ
Scotchケンさんがおすすめの、鮭とばを買ってみました。それとおまけに、カットサーモンも。 鮭は、アンチエイジングとかコレステロール関係、高血圧などにも良い効果をもたらしてくれるらしいですね。こんな乾物でも、少しは何か良い成分が残っているかも・・・ まあ、栄養のために食べているわけではありませんけれど。 袋からそのまま食べていると、食べ過ぎるかもしれないので、100均で4個108円で買ったミニケースに入れています。 私はお酒は飲まないと決めているので、コーヒーや緑茶などと一緒におやつとして頂いています。 この中で噛んでいていちばん楽しいのは、「ほたてみみ」です。コリコリ・・・ 今日は、もう一つうれしい物が届きました。 子供の頃、私は父の蔵書とか、母が買って読んでいる本なんかを留守番の時によく読んでいました。この本もそうです。 この本は、1966年に発売されたそうですから、その後に私が読んだのですね。 中学生の私は、この本を読んですっかり万葉集のとりこに・・・ このページ。このあたりに書いてあった、とちゃんと覚えていましたよ。もう50年くらいたっているのに、忘れないものですねー。(人の名前はすぐに忘れてしまうのに) 当時思春期真っただ中の私の心に、ずーんと響いたのです。 そして、この山上憶良の「貧窮問答歌」も、びっくり。 木俣修さんの解説の文章にも、覚えがあります。何度も何度も、繰り返し読んだ本だからでしょうね。 あと、防人の歌にも、心が動かされました。 関東の方から、防人部領使(さきもりことりづかい)という係の人に引率されて難波に集まり、そこから船で筑紫へ移され、さらに壱岐や対馬まで危険な船旅をして、国境の守りにつかされた20才から60才までの男の人たち。 家族と離れ、慣れない気候の遠い遠い場所で、三年間も警備の仕事をさせられていたなんてね。 行く時には、ちゃんと係の人が連れて行ってくれたけれど、任務が終了すると、自力で国まで帰らないといけない。故郷に戻る途中で力尽きて亡くなってしまった人も、たくさんいるみたいです。 だいたい、任務についている期間の食糧や武器、そして帰る費用も自己負担だなんて、ひどすぎる!! なぜ大伴家持が「防人」たちの歌を集めることができたのかというと、家持が兵部省の役人として難波に出張し、防人たちを管理していたからです。毎年二月にその三分の一を交代させていたそうですから、その時には難波に行って、そのついでに係の人から防人たちが詠んだ歌を入手して万葉集に入れたようです。だから、名前もちゃんとわかっているのですね。 この歌を詠んだ人も、この後家族に会えないまま亡くなったかもしれません。 行きたくなくても、行かなければ罰せられる。 本当につらいことだったでしょう。 またじっくりと読んでみたくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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