テーマ:我家のお花!(1326)
カテゴリ:庭の花
昨日の日記は蝶だらけ。世の中には蝶が苦手・・・という方もいらっしゃることと思います。
というわけで、口直しに今日は花の観察です。 まずは、夏すみれという別名のある「トレニア」から。 トレニアの花を見るたび、おしべが、花の上の方で手をつないでいるみたいで面白いな・・・と思っていました。 上にあるおしべは、虫が入り込んでくると左右にわかれて、その花粉をペタッと虫の背中にくっつけます。そして、花粉のついた虫が蜜を求めて奥に入り込むときに、唇みたいな形のめしべに花粉がついて「受粉」。 そうすると、その花粉を逃さないようにと、このくちびる型のめしべは閉じるようです。今度、綿棒を持っていって、実験してみよう。 詳しい様子は、NHKの学校用動画で見ることができますよ。実に面白い!! NHKforSchool 「花のつくりとはたらき」 トレニアの花 この番組では説明されていないのですが、実は、トレニアには上のおしべ以外にも、下の方にあと二本のおしべがあるようです。 上のおしべが花粉をくっつけるのに失敗しても、下にあるおしべが花粉をくっつけるようになっているんですね。すごいなぁ。 これを知ったのは、この写真を撮ったあとのことです。あとで草取りに行ったときに、よく見てみましょう。 次は「ジニア」の花。ヒャクニチソウ(百日草)ですね。 ジンという名前の植物学者の名前から学名がつけられてジニアになったって。 ドイツ、ゲッティンゲン大学の医学・植物学教授のヨハン・ゴットフリート・ジンさん(1727~1759)。あら、32歳で亡くなっているんですね。できたばかりの大学で、教授をされていたみたいですが、まだまだ研究をつづけたかったことでしょう。 この花の真ん中あたりに注目。 キク科の花は、ほとんどが、外側に舌状花、真ん中に筒状花があり、それぞれに結実します。 ※ただし、タンポポの仲間、マリーゴールド、チコリ、タビラコなどは舌状花だけでできている花。 そして、筒状花だけのフジバカマなどもあります。 あの形からは想像できませんが、多肉植物のグリーンネックレスも、キク科。筒状花があつまったような変わった形の花をつけます。 この写真は、こちらからお借りしました。 ガーデンストーリー GARDEN STORY 2019/1/28 では、我が家のジニアの観察続行です。 めしべの先が、手のひらをいっぱいに広げたみたいな形になっていて、かわいいです。 お花の三つ目は、今咲いている「秋明菊」 これは、菊という名前がついているけれど、キク科ではありません。 どう見ても、菊の仲間とは思えない花の形をしています。 ピンクの方は、濃淡二色なのですが、色の配分が面白いです。 花のつくりからもわかるように、キンポウゲ科でアネモネの仲間です。花びらに見えるのはガクですよ。 キンポウゲ科のお約束で、これにも毒があります。まあ食べはしないでしょうけれど、手で茎を折ったりすると、乳液がついてかぶれることがあるそうです。(成分のプロトアネモニンが有毒) では最後に、これ。 うちには、チリアヤメが毎年咲くのですが、秋になると、こんな細い葉っぱが茂ります。 光合成で、球根に栄養を蓄えているのでしょうか。 まだ元気だったころの母が、何度も何度も鎌やスコップでチリアヤメを根絶しようとしましたけれど、とにかく、球根だけでなく、勝手に散らばったタネからもどんどん芽が出るので、なくならないまま。 最初は、芝生に土を入れたところから始まりました。つまり、40年以上前のことです。 芝の間に、小さなアヤメに似た三枚花びらの花がちらほら。 最初は珍しがっていたけれど、そのうちとんでもなく増えてきて、母が抜き始めました。 芝の間にこのチリアヤメが生えていると、とても退治できないのですよ。 それで、母が芝生を全部はがしてしまって土の庭を作り、チリアヤメを抜きやすくしたけれど、それでもチリアヤメはどこ吹く風。毎年確実に数を増やし続けています。 kororin日記 2008.05.24「我が家に勝手に咲く、チリアヤメ」 ネットで山野草扱いで球根が売られていますが、タネでも十分増えます。抜いてもまた生えてきます。 それを考えたら、この地上部の葉っぱをすべて三角ホーでやっつけても大丈夫、ということですね。(私はチリアヤメが好き) 一番奥の通路がまだ大量の雑草に覆われています。チリアヤメもいっぱい交じっているけれど、とてもより分けたりできませんね。気にせず、撤去することにしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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