今朝、母の様子を見に行ったら、
また、夜中にいろいろと動き回った形跡がありました。
母がいつも座るキッチンの場所の床が、妙にペタペタするので、
昨日の夜に、モップで拭いていたのだけれど、
今朝、やっぱり、ペタペタが取れていない。
今度は雑巾を濡らしてきて、ゴシゴシとこすって拭きました。
そしたら、ちょっとすっきり。
一体何をこぼしたのかな?
見ると、横のゴミ箱に茶色の汁を拭いた後のティッシュがいっぱい入っていました。
母なりに、ふき取っていたみたいです。
母から、
「あんたね、手洗い場のタオルがぐっしょりしとったよ、あれ、何ね!!」
と苦情を言われたので、あ、あれかと気づいて、雑巾持ってきて見せた。
(私)「ここがべたべたしとったけん、雑巾濡らしてきて、拭いたと。
そのあとで、雑巾を洗って絞って干しとったとよ。これやろ?」
と見せたら、
(母)「ほん。」
という感じ。
まあ、それくらいは良いのですが、
その後、母がいろいろと出しまくっている物を元の場所に戻しているとき、
見付けてしまいました。
なんと、母用のフライパンに油が入っていて、火をつけた跡があります。
周りにたくさんの油が飛び散っていました。
うちのガスコンロは、加熱しすぎたら、一度火が小さくなって、
その後、改善されないと、火が消えるようになっています。
その状態で、火が消えていました。
ちょっと落ち着いてから、母に尋ねてみたら、急に思い出したらしく、
(母)「そうやった、高菜の油炒めしょうと思ったら、火の消し方がわからんで。
もう、心臓が止まるかと思った。
いろいろ触ってみるけど、他のところに火が付くし、どうしようか。
そのうち、やっと消えたけん、横の人に言っとったっちゃけど。」
つまり、母は火をつけたけれど、油がパチパチしだして、あわてて消そうとしたけれど、
消し方がわからなくて、パニックになったようです。
そのことは、横の人に、「火は使ったら危ないけんね。」と話をしたらしいけど、
そんな人は、夜中にはいないはずです。
口では、「もう、火は使わん。約束する。」なんて言いますが、
また、すぐに忘れて、火を使うかもしれません。
長年、母も使ってきた台所ですから、どこに何があるかわかっているし、
なんか、自分でちゃんとできる気がするのでしょうね。
さすがに、これは(困った!!)
(入院の相談してみようかな)と考えていたら、また母が呼びます。
今使っているベッドを介護ベッドに取り替えたい。
業者に電話して、ここに持ってきてもらって、試してみたい、
と言うの。
で、気に入らなかったら、また別なのを持ってきてもらいたいらしい。
即金で払ったらいくらになるか、それが知りたいとか言うけれど、
だいたい、試すために、そんな大きな物を運んできてくれるはずがない。
お店に行って試すことはできるけどね。
で、一体このベッドの何がいけないのか尋ねたら、
ベッドから立ち上がるときに、いつも滑りそうで不安なのだそうだ。
※我が家のベッドには、電動マットレスを敷いているから、すでに介護ベッド状態
滑るのは、ベッドのせいではないですね。
足元には、滑り止めシートも敷いているし、手すりとか台とかもいっぱい。
そのことを言っても、
「あんたには、わからんと!! 私がいつもどんなに困っとーか。」
と怒るばかり。
ふと思いついて、
(私)「なら、入院したら? 病院にはちゃんとした介護ベッドが置いてあるやろうし、
専門の介護の人もおんしゃー(いらっしゃる)、と思うけど。」
と言ったら、母が
「えっ? 入院できると?」
と言う。
どうも、入院したいらしい。
今度は、入院するのにいくら必要なのか、先生に尋ねるように迫る。
そんなの、個室かどうか、期間がどうか、とかでわからないはずだけど、
とにかく、先生に訊きなさい!!
と言う。
それで、認知症関係のかかりつけの病院に電話して、相談しました。
すると、今日は無理だけど、明日の10時半なら入院できる、と言われましたよ。
認知症の専門医もいる大きな病院ですから、ここなら安心です。
このまま家にいると、夜中に火を使うことが、また起きるかもしれません。
かかりつけ医のあと、ソーシャルワーカーさんと話をして、
明日の入院手続きのこと、持っていく荷物のことなど、細かく話をききました。
入院治療をして、認知症が改善されるものか、よくわからないけれど、
ひとまず、お願いしてみるつもりです。