テーマ:暮らしを楽しむ(388356)
カテゴリ:日記
昨日は、晩ご飯の支度は長男が当番だったので、
夕方まで、ゆっくりと作業ができました。 何をやったかというと、半分で終わっていた濡れ縁のニス塗りです。 乗せていた物をどかして、全体を塗り、手前は2回目なので艶々。 今回は、大瓶と小瓶の2種類を買ってきていたので、それでも余り、 手前の、木を斜めに組み合わせた仕切りも塗りました。 なんか、とっても満足。 それと、庭の花では、ついに匂い椿の「港の春」が咲き始めていました。 つぼみがたくさんついているので、これからどんどん咲いてくれることでしょう。 嬉しい!! では、昨日紹介した和綴じノートの続き。 和綴じノートは、歌集を書くだけでなく、仮名書道の練習にも使っていました。 これは、作品展に出した時の、下書きノートです。 いろんな古筆の文字や連綿を調べて、自分でも書いてみて、 どんな風にするか決めていきます。 先生と相談して、横長の紙に書くことが決まってからは、 その紙に、どんな風に配置するかを、ミニサイズで考えました。 墨の濃い場所をどのように配置するのかも、これで考えます。 そして、出来上がったのがこれ。 書道教室の他の人たちは、たいてい、課題で練習したものの中から選んで、 それを提出していたけれど、 私は家持の和歌の中から好きなものを選んで、自分で文字も決めて作った作品です。 掛け軸に作って頂いたので、作品展の後は、床の間に飾っていますよ。 ちなみに、旦那も母も息子たちも、何と書いてあるのか、全く読めませんでした。 変体かなをたくさん使っていますからね、しょうがないです。 大伴家持 うつりゆく ときみることに こころいたく むかしのひとし おもほゆるかも …移りゆく 時見るごとに 心痛く 昔の人し 思ほゆるかも 意味・・次々と移り変わってゆく時世のありさまを見るたびに、 心も痛くなるばかりに昔の人が 思われてなりません。 背景・・755年に詠んだ歌で、 当時は政界は家持と藤原仲麻呂が対立していました。 味方になってくれていた聖武天皇が前年に没し、 家持の片腕の橘諸兄もこの年に死んでしまいました。 そして、藤原仲麻呂と橘奈良麻呂の対立で、 家持の知友が捕らえられて死んだり配流されました。 この貴族暗闘の醜い時局を読み取りつつ、 これらの人々を心にしながら詠んだ歌だそうです。 今年の大河ドラマも、いろいろと政権争いとか、人々の愛憎とか、 目を離せない展開になりそうですね。 楽しみです。 最後に、片づけをしていて、ずっと忘れていたフルートを見つけたので、 記念に写真に撮りました。 一度、きれいにきれいに磨いたあとに、どこかにしまい込んで、忘れていた物。 私は、中学も高校も、ブラスバンド部に入っていたのですが、 楽器は、アルトサックスとクラリネット。 フルートを吹いていたのは、ちょっと綺麗系の女子で、 私は、肺活量を買われて、スカウトされた口だから、逞しい系。 フルートには、憧れがあったんです。 このフルートは、クリスマスに楽器店をうろうろしていて見つけたもの。 普通は吹き口のところが銀色なのに、これは限定版で、吹き口が金色。 頭部管だけ銀製なので、お手入れをちゃんとしないと、曇ったりしそう。 ヤマハのフルートのスタンダードは、今はインドネシアで作られていて、 これは、最後の日本製のフルートらしいです。 ピアノ伴奏のCDがついている楽譜を持っているので、 伴奏に合わせて楽しみましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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