15年前の「オリーブステージ」
神園さやか二連戦が終わった後、これまたKさんお薦めのお好み焼き屋さん(謎)で広島焼をいただく。広島焼をコテで食べるのは初めてだったので、結構こぼしてしまったが、とても美味!これで550円は素晴らしい!クルマを停めさせてもらっているKさんの家に戻る。そしてここで、15年前の「フラワー歌謡祭」のビデオを見せてくれた。「フラワー歌謡祭」とは、かつて「RCCオリーブステージ」で行われていた「フラワーフェスティバル」のメインイベントの一つで、その年デビューした新人歌手たちが一同に集う公開録画の歌番組であった。何を隠そう、15年前に私が「フラワーフェスティバル」に来たのは、この番組に出演した細江真由子を見るためであったのだ。15年目の再会。わくわくする。一緒に録画されていたCMは、小田茜の「明治グミ」とか大塚「ビーンスターク」。懐かしい。また、CMに出てくる女の子たちのメイクが今とは全然違うんだよなあ。トップは「ポチ!」。歌うは「恋のフーガ」。結構好きだったんですよね~このグループ。真ん中の山下智美が好みだったけど、右の石塚早織の方が歌うまかったなあ。二番手は白い衣装に身を包み、デビュー曲を歌う真由子ちゃん。ううっ、若い!可愛いですなあ。当時としては「ハスキーな声だなあ」と見る人から言われていた彼女であるが、今と比べるとずいぶん可愛らしい声だ。MCでは「歌を聴いてもらえる歌手を目指しています」と、ズパッと発言。カメコへのあてこすり?アイドル路線で売り出す事務所と、歌手を指向する彼女との、心の中での葛藤があったことは想像に難くありません。新島弥生は「恋はあせらず」。衛隊盛り上がる。真っ白な衣装の真由子ちゃんに対して、真っ赤な衣装の弥生ちゃん。楽屋で「ご飯と梅干し」と言い合っていたそうな。田川寿美は「女・・・ひとり旅」を歌う。これまた若い!なんといっても、まだ高校二年生だもんなあ。しかし、当時から「ペコちゃんスマイル」だったんだなあ。真由子ちゃん同様、声もまた若い。良い声ってのは、経験を積み重ねていくうちに生み出されていくものなんだなあと実感。中江有里は「ままならぬ思い」。この曲は名曲でしたねぇ。そして、当時から美人だったのですねぇ。KEY WEST CLUB。「UNBELIEVABLE」。なかなかいいセンスの曲だったなあ。ミニスカート姿で歌う中谷美紀・東恵子の両人。カメラもしっかりスカートの裾と太股を大アップ(苦笑)。それにしても当時から、中谷美紀って喋るのが苦手だったんですねぇ。山本太郎が登場。「ダラダラ歌うからダラダラ見ていって」といいながらデビュー曲「No'1」をダラダラ歌う。下手くそ・・・・・・。そして、途中で観客席に飛び込み、カメラ用の足場に登って口に含んだ缶ジュースを吹くなどハチャメチャなやり放題(笑)。とても、今の姿からは考えられない・・・。大石円(現・大石まどか)。「恋のしのび雨」を歌う。衣装が今のイメージとはまるっきり違い、青いスーツ姿。なんか博覧会のコンパニオンみたい(笑)。逆に歌声は、今とはそうイメージは変わっていない。またMCの上手さ。当時から完成されていたのですね。遠野舞子「ミスターサブマリン」。現在のグラビア系アイドルの走りだった彼女。ファンサービスも良く、楽曲のセンスも良かった。この後、ゆうせんイベントや投稿写真誌の連載で、水野あおいと並ぶカメコ御用達アイドルとなるとは思わなかったですねぇ。胡桃沢ひろ子「日本がアブナイ!」。これまた衛隊大盛り上がり。今も登場している(「AKB48」の新曲もそうだ)「社会問題をテーマにしたアイドルソング」の元祖は、何を隠そう彼女だったのですね。ゲストには横山知枝。この日は親戚の方も観に来ていた。カメラがその姿を映していたが、今ではとても出来ないだろうなあ。この親戚の側でステージを観ていたKさん曰く「親戚の子の方が可愛かった」らしい。この日ステージに出てきた演歌系の新人三名は皆、15年経った今も第一線で活躍しているというのは嬉しいことです。