ひっつきむしのヒミツを探ろう　"シロバナセンダングサ"

2023.12.07


	真っ赤に色づいた紅葉を見ようと道端に寄った途端にチクチクチクチクやられました。起毛タイツに大量の「ひっつきむし」。足元を見ると黄色い花をつけた小さな植物が。見た目は可愛いのですが，この実が曲者です。「ナニコレンズ」で調べると，「コセンダングサ」という植物とあります。ただしこれには白い花びらがあるので，同じ仲間の「シロバナセンダングサ」というようです。国立環境研究所　侵入生物データベース年によっては他の雑草を駆逐して空き地いっぱいに繁茂していて，強い植物だなぁと思っています。自分が子供の頃にはあまり見かけなかったような？？当時は「オオオナモミ」という別のひっつきむしでよく遊びましたがこちらはちっとも見かけなくなりました。 (住んでいる場所が違うからかもしれませんが) フォークのように分かれた先端をスマホ顕微鏡で覗いてみると… 細い針のように枝分かれしている様子が分かります。抜こうとするとこれが引っかかるので抜けなくなるのですね。羊毛フェルトの針を思い出しました。釣り針の返しとか… それにしても取れなすぎじゃないかなこんなにくっついてしまっては，種を落としてもらえないんじゃないかしら。タイツに開いた穴を見ながらツッコミを入れたくなりました。抜けにくいピンと調べてみたらこんなものに行き当たりました。こちらはひっつきむしと違って外すのも簡単なんだそうです。すごい。