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晴れ、ときどき手作り。

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2024.05.13
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先日,スイカバーアイスを作った時,作り方に
「メモ型に入れて凍らせます」
……としか書かれていなくて,



「かき混ぜないのに,カチコチにならないの!?
「体積が増えて型からはみ出さないの!?

とフツフツと疑問が湧いてきたのですが
レシピ通りに型いっぱいに液を入れて凍らせてみると……



溢れることもなく,シャキシャキのアイスキャンディーが
無事に出来上がりました~ダブルハート
嬉しいけど,なんで?と思ってしまう損な性格

ぺんぎん

理由が確かめたくて早速実験してみました。

ぺんぎん

10(砂糖10水90),30(砂糖30水70),50(砂糖50水50)wt%の
砂糖水を用意しました。
おもちゃの試験管セットにそれぞれ15g入れて
体積を量り,砂糖水の密度を計算してみました。


50wt%の砂糖水だと密度約1.2となりました。
(注:ネットで砂糖水の密度を調べると実際は
もう少し値が高いみたいです)

次に砂糖入りの氷の密度も計算することにして
こんどは全部目盛りを15に合わせて凍らせました。



一番左端の水のみ透明で,砂糖水はすべて均一に白くなっています。
砂糖が多いほど,体積変化は小さく,
50wt%のものはほとんどそのままです。



密度の計算結果をグラフにしてみました。
氷の方が直線的に増えているような気がします。

ぺんぎん

ブロックで凍らせたものも作ってみました。

10wt%のものは若干透明感があり,
50wt%のものはちょっと触ると崩れるくらい脆い氷です。



10wt%のものはなかなか崩れず,数回叩いているうちに
一気に粉々になります。

30wt%のものが市販のアイスキャンディーに近い感じです。

雪  雪

何故このような氷ができるのか予想してみました。


温度を下げていくと,砂糖水の中から水が析出してきます。
「再結晶」という現象です。


氷の量が増え,砂糖水の濃度が飽和水溶液にまで上がったところで
硬化がストップするんじゃないかな?

この予想を元に,
飽和水溶液=200wt% 密度1.3 /氷 0.9として
氷と飽和砂糖水の体積比を計算するとこんな感じになりました。



50wt%のものは氷の割合が半分以下という結果に。

でも密度を計算してみると,
意外と実測値と合いました。



あながち大ハズレてもないような
予想が裏付けられてなんだか嬉しいです。

久しぶりのキッチン実験。楽しかったです。
今度はどんなアイスキャンディーを作ろうかな~。

スイカバーを作った日記↓
ダイソー 「スイカバー,メロンバーの素」でスイカ柄のアイスキャンディー作り
その後,スイカバーの素には出会えません。

シリコン型は外しやすくていいですね。

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 by Chee 





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Last updated  2024.05.13 01:24:40
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