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カテゴリ:ちょっとだけものしりになろう
自分の住む地域の再認識のひとつとして、最近古代エトルリア文化
についての本をいくつか読んでいる。 ちょうど、ローマにあるエトルリア博物館の館長さんが推薦本を いくつか挙げてくださったので、そこから何冊か本を注文してみた。 一番気に入ったのは、子供用に書かれた本だった。 絵が沢山入り、とっても分かり易くて楽しかった。 今はマリオ トレッリという、近年亡くなった有名な考古学研究者の エトルリア人の歴史という本。 エトルリアは、現在もエトルリアと呼ばれる地域がちょうど フィレンツエを流れるアルノ川とローマを流れるテヴェレ川に 挟まれる場所だから、そこに限っていると思うイタリア人が多い。 ところが、エトルリア人はいろんな場所に進出したために、 例えば、北イタリアのパダナと呼ばれる、ボローニャから北の ポー川の領域や、 またラツイオ州南部からカンパニア州にかけても、エトルリア人 が関わっている。 そのため、あのポンペイも、実はエトルリア人の街であったと いうことが分かっているし、また マントヴァは、エトルリア人の冥界の神マンスに関わる名前から 来ているという。 マリオ トレッリ氏の本に依れば、マントバは、ペルージャ出身の 英雄、アウクヌスが創設したとか。 びっくりでしょう。 だから勉強はすればするほど、いろんなことがつながってきて 楽しい。 今の時期はそうやって自己啓発活動に励もう。 追記: 本は読んでもすぐに忘れてしまい、また再読しなくてはいけない のが最近は悲しい。 エトルリア人の富は彼らの鉱物抽出に依るものであったことは 良く知られている。 ナポレオンが流されたエルバ島は、昔、エトルリア人の鉄鉱山があり、 鉱物鋳造のための多くの煙突からの煙がすごかったらしい。 鉄鉱山については最近まであったのだが。 そこで、ギリシャ人たちが、この島のことをアイタリア、つまり 煙がすごいという意味らしい、と呼んだとか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.03.09 22:54:14
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