ゆりんいたりあ日記

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• 花粉症爆発する

  今年は2月に花粉症が始まったけれど、その後、わりに雨が多かったため、またマスクをして外にでるためか、花粉症はあまりひどくなかった。と思いきや、このところ急にお天気が良くなり、花粉症爆発状態。携帯電話に入れているお天気予報アプリのひとつ、theweather channelには花粉症の項目があり、見てみるとやはり花粉飛散量が高くなっていた。こんなときには海辺を散歩すると良いかもと思い、朝散歩してみたが、すぐには良くならない。う～ん、こうなると雨が恋しい。今週は抗コロナのワクチン接種を木曜日に予定しているけれどこんな状態で大丈夫かと思い、家庭医に電話。熱が出ない限りは、大丈夫ですよ、とのこと。木曜日までに少し雨が降って花粉症が治まってくれると助かるのだけれど。ブツブツ。ワクチン接種後の様子はまたこちらのブログから。元気になったら、また様々な面白スポットも紹介予定。

  2021.05.11

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• イエローゾーンになる

  クロモテラピーという人もいるが、色がよく変わる。遂に、明日4月26日からイタリア大半の州がイエローゾーンになる。レッドゾーンは、サルデーニャ。オレンジゾーンは、バジリカータ州、カラブリア、プーリア、シチリア、ヴァッレ　ダオスタ。後は、すべてイエローゾーン。今回の緊急政令で大きく今までと変わるのが、州から州への移動が可能になったこと。イエローゾーンからイエローゾーンは問題なし、オレンジゾーンやレッドゾーンへの移動については、健康上、仕事など理由がある場合、グリーンパス所持者（PCR検査結果陰性であることか、ワクチン接種2度済み、或は感染後検査結果で陰性であることから出してもらえるようだ）も許可されるとか。またイエローゾーンでは飲食サービスは屋外についてのみ。但し、6月1日からは、午前5時から午後18時の間に限り、屋内サービスも許可されるｔか。また、イエローゾーンについては、劇場、映画館が開館になる。但し、対人距離1メートル以上、収用人数５０％未満、屋内では500人以下、屋外では1000人以下。また、6月1日以降、イエローゾーンではジム再開が許可。6月15日以降、イエローゾーンでは見本市の開催が許可される。温泉施設やテーマパークについては、イエローゾーンにおいて7月1日から。学校については、国内全域にて活動が保障。小学校、中学校は１００％、高校についてはイエローゾーンは７０％、レッドゾーンは５０％、大学については対面教育が推奨されるとか。国民はもうかなり疲れてきているから、少しロックダウン緩和を早めたようだが、どうなることか。

  2021.04.26

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• にんじんの葉のペースト

  最近、０キロメートル市場に凝っているお話はしたと思う。娘に食べさせるニンジンをゲットするのだけれど、ニンジンを葉っぱ付きで売っていることに気が付いた。葉っぱってどうやって食べるの？と屋台のおばさんに聞くと、洗ってから、とんとんと切ってフライパンで炒めて食べても良いし、という。一度は、そうして卵焼きを作ってみた。悪くなかった。2度目は、少し多めにゲットして、ネット検索後、ペーストを作って見ることにした。材料は、ニンジンの葉、アーモンドの実、（アーモンドは松の実でもオッケイ）オリーブオイル、パルメザンチーズ。良く洗ったニンジンの葉を生でもいいのだが、少しゆがいてから、アーモンドの実とオリーブオイル、塩、パルメザンチーズを砕いたものを入れて、ミキサーで細かくする。パスタで今回はいただいたが、悪くなかった。こつは、ペーストをあえるときに少しパスタのお湯を入れて滑らかにすること。ニンジンの葉を使いたいときに良かったらどうぞ。

  2021.04.18

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• 

  夫婦の棺にまつわる逸話

  今日は、この夫婦の棺が発見されてから140年になるそう。ローマ北にある、古代エトルリアの重要な街であった、チェルヴェテリのバンデイタッチャのネクロポリで出土した。（古代エトルリア人はあの世を信じていたために、彼らが作ったネクロポリがすごい。大きなものがいくつも残っていて、そこから彼らの生活を伺うことができることから、ユネスコ世界遺産に指定されている）発見されたときに、こんな素敵な棺だったわけではない。実は462の破片を修復して、また足りない部分を足して、この棺を見ることができるのだが、棺内部も、鉄棒などで支えているとか。さてさて、昔発見された際には、このネクロポリはルスポリ家の領地であり、ルスポリ家が発掘したい人に土地を貸していた。そこで、発掘していたボッカネラ家は、裏では墓荒らしみたいなこともやっていたらしいが、とりあえず、見つけた物は報告し、この棺の破片も発見されたときには重要さが理解されずにルスポリ家の屋根裏にしまわれていたとか。ある日、焼き物に詳しい人物がこの破片の中で女性の頭部を見て、またほかの破片も同じような焼き方をされているのをみて、これはと思ったらしい。もうすでに現在ルーブル美術館に保存されていた、やはり同様の夫婦の棺が知られていたのは、かなり参考になったのだろう。（ルーブル美術館のものは、実はローマのものよりも何十年か新しく、色も残っている。）そこから修復が始まったらしい。現在は、ローマのヴィッラジューリアという、ローマ法王ユリウス3世が作らせた、とっても素敵なお屋敷の、エトルリア博物館に入っている。ちなみに、ローマでもっとも古いエトルリア博物館は、ヴァチカン美術館内にある、エトルリア博物館で、1800年代前半にグレゴリウス16世により、作られた。ヴィッラジューリアのエトルリア博物館は、1800年代後半。お屋敷もお庭も素敵。今の時期はお庭の藤が満開のはず。内部はごっそり見るものが沢山あるけれど、この夫婦の棺は中でも一番の見物と言える。様々な修復のスポンサーになっている、フェンデイがまたこの夫婦の棺の修復にも手をかけているという。次回の修復でまた新しいことが分かるかも知れない。

  2021.04.09

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• 眼科検診に行く

  テイーンの娘の近眼が進みつつということで、6ヶ月ごと念のため検診に行っている。隣街に、昔から知っているおじいちゃん先生がお嬢さん先生と検診所を持っているので、行って来た。左目の近眼が少し進んだけれど、メガネのレンズはまだ替えなくても大丈夫ということだった。とにかく、携帯電話が一番目に悪いので、なるべくタブレットあるいはPCのほうがまだマシ、ということと、ビタミンAを食べ物から採る、例えば、ニンジン、かぼちゃ、モモなどのオレンジ色のものを毎日ということだった。今話題のワクチン接種について先生の意見を聞いてみた。先生は仕事がら、もうとっくに2度のワクチンをしているとか。ファイザーだという。先生曰く、ワクチンは急いで作成されたので、何年かしてからどういうものか分かると思うとか。というのは、今の状態ではこのワクチン接種はしなくてはいけないものだけれども、インフルエンザ予防接種のようなものではなく、これはジェネテイックコードを変えるものだからというのだった。へえ！知らなかった。そんなにすごいものなんだ。そこまでしなくてはいけなかったというのも怖いけれど、どうなっていくのか、少し怖くなった今日。今ラツイオ州では64歳65歳の方のワクチン接種予約が明日からという状態。70歳以上の方のワクチン接種が今月進められている。

  2021.04.06

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• キロメートル0市場

  一度美味しいものに当たると、嬉しくなってしまう。噂には聞いていたのだが、先日車のタイヤを前輪と後輪交換に出かけた際、目について寄ってみたキロメートル０市場。ローマではチルコマッシモ近くにひとつ、サンテオドロ市場があり、そこは土日に賑わうのだが、知る人ぞ知るというところかもしれない。私の住む田舎は、アグロロマーノと言われる大都市近郊の農産地域になる。ブロッコリ、ウイキョウ、アーテイチョークやワインが特に有名だろうか。今の時期は、アーテイチョークの実が、つくつくと畑に出ているのを車で通りながら見て、沢山出てると思う。でももうじき時期的には終わってしまう。市場で、いくつかこのアーテイチョークに種類があるようで、値段も名前も違うので、聞いてみた。*イタリアに何十年いて、今頃気が付くというのも私らしい＊一番先に出るのが、チマロリ。だから立派で大きく、値段も張る。大体ひとつ1ユーロ半くらい。横に出てくるのが、ブラッチオリ。少し小さ目だから、値段は多少安くなる、ひとつ1ユーロ。節約したいときには、もっと小さいのが半額で後ろに控えている。お客さんが来るようなときには、やはり一番立派な奴だろうけれど、家で普通にローマ風を作る場合には2番目でも十分。パスタなどの炒めものに使う際には、安いのでもオッケイ、という説明だった。で、ゲットしたら、美味しいこと。キロメートル０の近所で作っているものだから新鮮だ。もうここで買うとスーパーのものは買えない。ということで、週一で通っているこの頃。

  2021.04.05

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• 復活祭のお昼ご飯

  今年の聖金曜日（イエスキリストが十字架にかけられたので、カトリックではとても大事な行事のひとつだが）は、コロナでどうなるのかと思っていた。いつものコロッセオではなく、サンピエトロ広場にライトが準備されて、ほとんど法王様だけの寂しい行事が放映されていた。カトリックでない我が家でも、祝日は祝日らしくというのが、私風なので、気持ちばかりのお料理を作る。昨年はヴェジタリアンのラザニアにした。というのも子供たちが皆ヴェジタリアンになってしまったから、お肉はほとんど食べないのだった。今回は、どうしようかと考えた。イタリアではお祝いごとがあると、ラザニアとか、オーヴン焼きのパスタにするから、ヴェジタリアンのオーヴン焼きパスタにしてみた。中身は、ズッキーニとベシャメルソースにパルメザンチーズと簡単に。ヴァリエイションで、バジリコの葉を加えたり、グリーンピースを入れたりというのもあるようだった。ズッキーニを5，6本ころころの小さめに切って、ワクで炒め、コップ半分のお水を加えて、くつくつよく煮る。柔らかくなったら、塩コショウ。予め固めに茹でたパスタ、今回はフジッリというくるくる撒いた短めのパスタを大きなボールに入れて、ベシャメルソース、ズッキーニをあえ、オーヴン用の入れ物に入れて、パルメザンチーズと少し残しておいたベシャメルを上に加えて、表面を整える。予め温めておいたオーヴンで180度、約25分くらい焼いて、美味しそうに焦げ目がつくまで。これ、意外に簡単で美味しいので、お奨め。ちなみに、夜はヒジキとちらし寿司で、バランス良く。

  2021.04.04

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• オレンジゾーンになる

  3月最後の週末に夏時間に戻り、日照時間が長いと少し元気になる。3月30日火曜日からラツイオ州はオレンジゾーンになったため、レッドゾーンに比べると多少でも制限が緩和されると、嬉しい。イエローゾーンになればもっと自由に動けるのだが、ドラギ首相は4月一杯イエローゾーンは無しというからおそらくまだしばらくは我慢だろう。今回レッドゾーンに動いたのは、アオスタ、トスカーナ、カラブリア。ということで、地図を見ると、オレンジゾーンは、ボルツアノ自治区、リグリア、ウンブリア、ラツイオ、アブルッツオ、モリセ、バジリカータ州、サルデーニャ、シチリアとなっている。あとの州は全てレッドゾーンになっている。これは、とりあえず4月6日まで有効。オレンジゾーンになると、どういう制限があるかというと、コムーネ、市からの移動は禁止、市内においてもできるだけ移動は避ける。22時から5時までは外出禁止。学校は、幼稚園から中学校までは登校。お店は美容院を含めてすべて営業。バルやレストランは、基本的に営業禁止だが、テイクアウトまた宅配サービスは可能。今年はイースターの祝日が4月4日なので、3日から5日にかけては、オレンジゾーンの州もレッドゾーンになり、制限が厳しくなる。ということだが、昨年のロックダウンに比べると、人々も制限ある生活に疲れてはいるものの、出かけているなという感じがある。現在ワクチン接種は70歳以上の方たちが進められていて、ドラギ首相も奥さんとテルミニ駅の接種所で並んで、接種をした。アストラゼネカだった。80歳以上の方と医療関係のワクチン接種がかなり進んだというからどんなパーセンテージなんだろうと見たら、まだ国民の５％。まだまだ。

  2021.04.01

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• ロックダウン下の様子

  またもやロックダウンに入ったが、昨年の春のロックダウンに比べると、人出もあるし、制限の厳しさが違うようだ。イタリアは、ホワイトゾーンだったサルデーニャがオレンジゾーンになり、全国、オレンジからレッドゾーンになっている。ローマのあるラツイオ州は、レッドゾーン。食料品店の他、金物屋さん、薬屋さん、お医者さん関係、洗剤などを売る家庭用品店、また自動車修理工場、新聞スタンドは開いているし、バルやレストランもテイクアウトで開けている所がある。散歩については家の近くでのみということだが、平日についてはあまりチェックがないということで、（ただし、週末はかなりのチェックがあるようだ）少し距離のある場所まで行く人もあるようだ。ロックダウンに入ってからまだ1週間、一日の感染数は減少気味とは聞いたが、入院者が増えているため、全く油断はできない。少なくとも4月初めのイースターが終わるまでは、この制限が続くのではないかと予想される。学校は、レッドゾーンでは幼稚園も小学校もすべて閉まってしまい、オンライン（幼稚園はどうなんだろう）ということだが、イースター後に再開が検討されている。というのは、感染は学校内というよりは、家庭内が多いということが最近分かったからとか。また、一方で政府は一日50万人のワクチン接種を目指しているのだが、まだワクチンが十分にない状態で、現在一日20万にしか達していない。予約は現在70歳以上と、健康に問題がある人になっている。2度しなくてはいけないのが、大変だが、ボストンの友人に依れば、一度のワクチンで50％、2度目のワクチンで85％カバーできるとか。

  2021.03.23

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• アストラゼネカのワクチン騒ぎ

  ヨーロッパでは、血栓症のひどい副作用が出たケースがあったということで、突然昨日アストラゼネカのワクチン接種がストップ。学校の先生を含めて、アストラゼネカのワクチン接種一回目を終えた人たちがかなりいたし、入っていた予約がキャンセルされて驚いた人たちがニュウスになっていた。今朝、オンライン授業の娘が、さっそく授業の中で、専門家がこの件について話すというのを聞いて、インフルエンザ予防接種でも亡くなる人がいるけれど、直接接種によって亡くなる訳ではなく、持病があった人が急にひどくなってしまうということがあり、接種が直接要因ではないのだと、言っていた。私の親友は、先日書いたように、アストラゼネカワクチン接種一度目を終え、2度目接種は5月始めだとか。イタリアのロックダウンを心配してメイルをくれた、大学時代のボストンに住む友人は、病院関係だから1月に2度のワクチン接種を終えていた。ファイザーだが、副作用は思ったよりもなかったとか。逆に彼女曰く、老人よりも若い人に副作用があるそうだ。明日中にストップされていたアストラゼネカのワクチン接種に対する回答が出る予定だが、現在頼みの綱となるワクチン接種を何とか無事に進めることができるように祈るばかり。

  2021.03.17

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• レッドゾーンに入る

  3月半ばにロックダウンが予想されていた。やはりイギリス変異株の感染は早く回ったようだ。あっという間に全国の一日感染者数が2万から2万5千になった。3月15日からイタリアのほとんどの州がレッドからオレンジになる。ローマのあるラツイオ州は今回イエローゾーンから一気にレッドになる。レッドゾーンは、トレント自治区、エミリアロマーニャ州、フリウリヴェネツイアジュリア、ラツイオ州、ロンバルデイア、ピエモンテ、ヴェネト、マルケ、カンパニア、モリセ州。オレンジゾーンは、アブルッツオ、カラブリア、リグリア、トスカーナ、ボルツアノ自治区、シチリア、ウンブリア、アオスタ。バジリカータ州については火曜日からオレンジになる。ホワイトゾーンは、サルデーニャのみ。レッドゾーンは、とりあえず3月27日まで自宅から理由がない限りは出られない。ただし、仕事、健康上の理由や、必要がある場合には自己申告書で外出が可能。学校は全てオンライン授業。レストラン、バールはテイクアウトのみ可能。バールについては18時までレストランは22時まで。美術館は閉館。お店は、生活に必要な、スーパーや食料品やさん、薬局や新聞スタンド、タバコ屋、クリーニングやさんのみ。美容院は閉店になる。散歩は家の近所でのみ、可能。4月6日までとか書いてあるが、一旦ロックダウンに入ると最低1か月から1か月半は続くと思う。今年のイースターは4月初めだが、クリスマス時のようにロックダウン下。一方、政府はワクチン接種を早めて夏前には国民が接種一回分を済ませることができるようにしたいと言っている。アストラゼネカのワクチン接種一回分を終えた私の友人は、64歳。何でもなかったと言っていた。ワクチン接種はオンラインで予約をしたり、家庭医が接種をしたり、それぞれだが、友人は家庭医から連絡があったのだと言っていた。私の家庭医は来週とは言わないが、数週間後には連絡できると思うと言っていた。どうなんだろう、老人でまだしていない人が沢山いる中で、私たちがして良いものなんだろうか。とにかく、光は薄くずっと先に見えるような気はするが、先はまだまだ長い。頑張ろう。

  2021.03.13

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• 第三波前進中

  首相令だか、保健省令だかが発令になり、またレッドゾーンやオレンジゾーンが増えた。3月6日から有効で、期間は15日とか。但し、変更の可能性はあり。レッドゾーン：カンパニア州、バジリカータ州、モリセ州オレンジゾーン：ロンバルデイア、フリウリヴェネツイアジュリア、　　　　　　　　ヴェネト、アブルッツオ、エミリアロマーニャ州、　　　　　　　　マルケ、ピエモンテ、ウンブリア、トスカーナ、　　　　　　　　　ボルツアノ自治区にトレント自治区イエローゾーン：リグリア、ラツイオ、カラブリア、プーリア、　　　　　　　　シチリア、ヴァッレ　ダオスタホワイトゾーン：サルデーニャ政府はワクチン投入を早めたいとしていて、夏前に国民が一回ワクチンできるように準備したいと言っている。アストラゼネカのワクチンは55歳までとか言っていたのが、65歳以上もオッケイがでるようだ。鬱になると病気になりやすくなるので、気をしっかり持って頑張らなければ。

  2021.03.08

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• 古代エトルリア文化の勉強をする

  自分の住む地域の再認識のひとつとして、最近古代エトルリア文化についての本をいくつか読んでいる。ちょうど、ローマにあるエトルリア博物館の館長さんが推薦本をいくつか挙げてくださったので、そこから何冊か本を注文してみた。一番気に入ったのは、子供用に書かれた本だった。絵が沢山入り、とっても分かり易くて楽しかった。今はマリオ　トレッリという、近年亡くなった有名な考古学研究者のエトルリア人の歴史という本。エトルリアは、現在もエトルリアと呼ばれる地域がちょうどフィレンツエを流れるアルノ川とローマを流れるテヴェレ川に挟まれる場所だから、そこに限っていると思うイタリア人が多い。ところが、エトルリア人はいろんな場所に進出したために、例えば、北イタリアのパダナと呼ばれる、ボローニャから北のポー川の領域や、またラツイオ州南部からカンパニア州にかけても、エトルリア人が関わっている。そのため、あのポンペイも、実はエトルリア人の街であったということが分かっているし、またマントヴァは、エトルリア人の冥界の神マンスに関わる名前から来ているという。マリオ　トレッリ氏の本に依れば、マントバは、ペルージャ出身の英雄、アウクヌスが創設したとか。びっくりでしょう。だから勉強はすればするほど、いろんなことがつながってきて楽しい。今の時期はそうやって自己啓発活動に励もう。追記：本は読んでもすぐに忘れてしまい、また再読しなくてはいけないのが最近は悲しい。エトルリア人の富は彼らの鉱物抽出に依るものであったことは良く知られている。ナポレオンが流されたエルバ島は、昔、エトルリア人の鉄鉱山があり、鉱物鋳造のための多くの煙突からの煙がすごかったらしい。鉄鉱山については最近まであったのだが。そこで、ギリシャ人たちが、この島のことをアイタリア、つまり煙がすごいという意味らしい、と呼んだとか。

  2021.03.02

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• いよいよ第3波来る

  弥生三月と、春らしくなってきたが。イタリアは、第3波到来で、また各州の色が変わった。感染は増加傾向にあり、このイギリス変株は特に若い人たちテイーンズが増加だという。イタリアのほとんどの州がオレンジゾーンになった。ロンバルデイア、ピエモンテ、マルケ、アブルッツオ州、トスカーナ、カンパニア州、エミリアロマーニャ州、ウンブリア、トレント自治区にボルツアノ自治区。イエローゾーンは、リグリア、アオスタ、ヴェネト、フリウリヴェネツイアジュリア、ラツイオ、プーリア、シチリア、カラブリア州。レッドゾーンは、バジリカータ州。モリセ州は、自らレッドゾーン申請だそう。唯一トレンドから外れてホワイトゾーンになったのが、サルデーニャ。3月末には映画館や劇場再開が予定されている中、このトレンドをどのように対応していくか。政府はワクチン投入を早めて、なるべく感染を抑えて行きたいようだが。実際にワクチン投入が進んでいる、医療関係者や80歳以上の感染は減少傾向だそう。現在、ワクチンは80歳以上また学校職員を対象に行われていて、今週から75歳以上の人たちの予約が始まるようだ。

  2021.03.02

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• イギリス変株ウイールス

  ドラギ政権発足と思っていたら、何事も複雑なこの国では、議会での承諾がまだこの段階で要るらしい。びっくり。さて、問題になっているこの変株が通常のコロナウイルスに比べて3割から5割感染しやすいとのことで、イタリアでも沢山このウイルスが見つかった場所は、部分的にレッドゾーンが指定され、かなりブロックしようとしているようだ。今の所、急激に全国的なロックダウンということはないかも知れないが、今後の様子を見てになるはず。すでに、感染が広まっている州では、オレンジゾーンになるかもという。オレンジゾーンは、住む市から出られない。エミリアロマーニャ州、ロンバルデイア、フリウリ、マルケ、アブルッツオ州、リグリア、トスカーナ、トレント自治区、ウンブリア、ボルツアノ自治区、ひょっとしたらラツイオ州も。ワクチンが昨年末から始まった医療関係の方たちは、感染率が低くなって、というニュウスを読んだ。ワクチンが効くということは、やはり心強い。変株についてもしっかり効いて欲しいものだ。これについてはイギリスからのニュウスでは効くという話を聞いたが、まだはっきりとは分からないようだ。ワクチン入荷が遅れてという話だったが、イタリアでは老人ホームの方たちの接種後、80歳以上の方たちの接種が始まった。私たちの世代は、いつになるのだろう。まだまだ頑張らなければ。

  2021.02.18

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• ドラギ政権始まる

  ご存知の方も多いと思うけれど、前首相コンテが辞任した。大統領マッタレッラ氏は、各政党首脳と会見してコンテを呼び戻すなり、新首相を出すなりとしたのだが、上手く行かず。そこで以前から言われていた案Bでマリオ　ドラギ氏がマッタレッラ大統領により、任命された。マリオ　ドラギ氏は、スーパーマリオとも呼ばれる経済学者。若く見えるが、今73歳、ローマ生まれ。ローマ大学サピエンツア卒業後、MITに。イタリア銀行総裁を務め、その後、長く欧州中央銀行総裁。学者のため、プロフェッソーレ教授とも呼ばれる。今週は、マリオ　ドラギ氏が、各政党と話し合いをしたあと、昨晩正式に大統領から任命を受け、大臣の名前を発表。もっとテクニカルな大臣が入るのかと思ったら、各政党の首脳から依頼を受けていたのか、半分は古い人たち。23の大臣のうち、15人が政治家で、8人がテクニカル。ニュウスは、観光省というのが、出来たこと。観光省については、今まではあったりなかったりしていて、大体そういうこと自体良くないと思うのだが、以前は文化省に入っていたようだ。タイトルとしては、環境に優しい政権と、今ひどくダメージを受けている観光業に力を注ぐという。しばらくは、様子を見るしかない。

  2021.02.14

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  サンタマリア　デッラ　パチェ教会へ

  ローマのあるラツイオ州が、イエローゾーンになり、張り切って、見たかった場所を訪れてみた。実は、見たい場所はいくつかあるのだけれど、まだ開館になっていなかったりして、一度に全部は無理だから少しずつ。そのひとつが、サンタマリア　デッラ　パチェ教会。この教会についてはこのブログでも以前取り上げたと思うので、詳しくは書かない。教会外観は、こんな感じで典型的なバロック様式。中に入って、一番右の礼拝堂が、キジ礼拝堂になる。あの、大銀行家になる、アゴステイーノ　キジが作らせ始めた。大銀行家がかわいがっていたラッファエッロに矢が当たる。キジ礼拝堂、ラファエッロによるフレスコ画シビッレ　現在昨年2020年は1520年に亡くなったラファエッロ没500年だったため、このフレスコ画の修復が始まり、昨年末に終了。あの、修復家として有名な、アントニオ　フォルチェッリーノ氏が担当していて、非常に楽しみにしていたのだった。でも、もともと色の綺麗なフレスコ画だったから、素人の私には良く分からないくらいにキレイになっていた。これは、以前のフレスコ画。写真がボケているって？大体、目が悪いので、失礼。絵は、ちょっと複雑。というのは、シビッレというのが巫女の複数形だが、たくさんの天使たちと一緒に描かれている。巫女たちは、左からクマナ、ペルシカ、フリジダ、テイブルテイーナ。羽がついているのが、天使とプットーで、総数にして7人。天使は神様と人との仲介をしてくれるそう。巫女たちは、救世主の訪れと、彼の死、復活などを予言している。この難しい時期に、少しずつでもいろんな場所で、修復が続けられているというのは、非常に嬉しいことだと思う。追記：アントニオ　フォルチェッリーノ氏のインタヴィウなどを探し修復の話を調査してみた。最後の修復は30年前にあり、それから汚れやカビなどで色が変色していた場所があるという。今回の修復により、ラッファエッロ自身の筆になる部分と、彼のお弟子さんの手による部分がはっきり分かったらしい。ラッファエッロは、下描きを壁にインチジオーネ彫り付けで行っているのだが、実際に色を塗る段になると、それに従わないで自由に描いている場所がかなりあるという。また、左の柱のグロテスク模様は、今回出てきたようだ。ちょうど1506年のドムス　アウレア発見によるグロテスク模様（ドムス　アウレア内部に描かれていた模様）の影響が見られるという訳だ。

  2021.02.07

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• 古い洋服の整理にとりかかる

  今週は割に気温もそう低くなく、最高気温が16度くらい。暖房のない下の階にあるホビールームは、夏は涼しくて良いのだけれど、冬はちょっと寒い。しかし、最近は運動不足解消に、ストレッチングやマシンで歩いたりして使っている。お天気の悪い日は、外を歩くよりも気軽。歩きながら、子供たちの古い洋服が入っているダンボールがたくさんあるなと。数にしてなんと21個。こうなると触るのもちょっと勇気がいるが、いつかはしないといけないしと、少しずつ手をつけることにした。ちょうど、友人の最後のお孫さんが昨年生まれたから、使って貰えるかもと、聞いてみたら、使ってくれるとのこと。そこで、差し上げるものと、廃品回収に出すものを整理し、断捨離しきれないものは、また改めて箱にしまうことにして。本当に子供たち、あっという間に大きくなってしまって。時が経つのが早いこと。

  2021.02.04

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• イエロ-ゾーンになる

  保健省令が再びでたことにより、明日2月1日月曜日からまたイタリアの州の色が変わる。オレンジゾーンは、プーリア州、サルデーニャ、シチリア、ウンブリア州、ボルツアノ自治区。残りの州は、イエローゾーン。イエローになると、レストラン、バールは5時から18時まで開けて大丈夫になる。美術館は、土日を除いて開館。住む市から他の市への移動が許される。ただし、州から州への移動は制限あり。という上記の点が、オレンジゾーンと大きく変わる。あとは、そう変わらない。とりあえず、この状態は2週間の予定だが、どうなるか。イタリアは、感染者の数はまだ一日1万前後と多いのだが、検査数からの感染者数の割合が、ぐっと減って、今は5%くらいになったらしい。以前は10%前後だった。ということで、ローマのコロッセオやフォロロマーノ開館ニュウス、ヴァチカン美術館開館のメイルが入って来た。このまま春になってくれたら、嬉しい。

  2021.01.31

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  再びトルローニア家の彫刻から

  美術館が閉まっているこの時期は、美術館のオンラインの講座を、興味深く観たり。ウフイッツイ美術館は、イエローゾーンにあるトスカーナだから先日再開したのだが、この美術館も美術史家が作品を説明したり、同じ経営になるﾎﾞﾎﾞﾘ庭園の庭師が睡蓮の種類を説明したりして、なかなか便利に楽しく見学。現在まだ閉まっている、ローマのカピトリーノ美術館の展覧会、トルローニア家の大理石彫刻展についても、先日から高名な修復家や美術史家が作品の修復やトルローニア家についての説明をしてくださるので、やはり楽しく鑑賞。展覧会自体は、ロックダウン直前にぎりぎりセイフで見ることが出来ているのだが、私のゲットしたカタログを見ながら、修復の話などを聞いている。トルローニア家については、軽くヴィッラ　トルロニアで話していると思うので、興味がある方はまた参照に。お話しておきたいのは、当時古い彫刻はほとんど修復されて、頭や腕が付け加えられているということ。だから、展覧会の彫刻の作品も、見たときに、うわ、すごい修復が入っていると思ったのは、そういうこと。さて、今日は展覧会で私が気に入った作品のひとつを紹介したい。紀元２世紀の棺の浮彫彫刻場面は、肉屋さん。亡くなったのは左の肉屋さんの奥さん。そのお隣の女性はお手伝いさん。殺された鳥や豚がぶらさがっている。内部の柱は意外に優雅な感じ。ただ、肉屋さんの奥さんの上半身の大部分は修復されて、やはり古い彫刻が使われているという。バラバラ事件ではないけれども、破片で見つかったものが、修復されているため、後ろの部分は金目のものでつながれているが、前からみると、全く分からない。部分的に足りない部分は付け加えられている。私がこの彫刻をみてすごいと感じたのは、空間の使い方も良いけれど、何よりも素材になる肉屋で働く人とその雰囲気。すぐに思い出したのは、これ。↓これは、ローマのバルベリーニ美術館にある作品。1500年代の画家、バルトロメオ　パッセロッテイの肉屋の場面。パッセロッテイは、ボローニャ出身で、例えばタデオ　ズッカリの下で仕事をしていたようだ。アンニバレ　カラッチにもつながるが、あまり知られていないかもしれない。彼のサインとして、絵の中にパッセロット、つまりスズメが描かれるのが特徴。＊上の絵の中で見つけられたら、上出来＊アンニバレ　カラッチの肉屋の場面場面はパッセロッテイのものよりも、複雑になり、一番左に描かれる、肉を買おうと小銭を探している男性は、スイス衛兵。楽しいと思うのは、綺麗に着飾った貴族ではなくて、民衆が描かれていること。肉屋さんを描きながら、そういった職業を卑しんではいけない、リスペクトが必要だという概念が暗示されているのだとか。そのために肉屋さんのエプロンは、血で汚れずに白いままで描かれている。また真っ白いエプロンをつけた肉屋さんはまるで騎士のような感じで立っている。このアンニバレ　カラッチは、いんげん豆を食べる男という絵でも知られる。絵はローマのコロンナ美術館にあるので、機会があれば、是非。＊カラッチは、兄弟になるアゴステイーノと、また従妹のルドヴィコと一緒にボローニャのアカデミア　デイ　インカミナーテイ(あるいはナチュラーレ）という写実派のアカデミーを設立したのは、忘れてはならないだろう。話が随分脱線してしまったが、古代ローマの彫刻が、モダンであったことを改めて感じたりしている。

  2021.01.27

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  ピラネージ生誕300年

  昨年の10月にジャンバッテイスタ　ピラネージ生誕300年だったことをご存知の方はあっただろうか。＊私は知らなかった。＊先日イタリアの国営放送RAI STORIAの番組で特集をやっていたので、画像もそこからいただきながら、少し話してみたい。ピラネージは、1720年ヴェネツイア生まれ。もともとファミリーの出身が、現在のスロヴェニア内にあるトリエステ近くのピラーナであったことからピラネージの名字があるそうだ。（父方は、石切り工の家系で、母方には建築家がいる）ヴェネツイアでは仕事を見つけられなかったために、20歳でローマにやって来る。ちょうど時代は、ヴェネツイア共和国の最後という時だ。彼の内心としては、建築家として名を挙げたかったようだが、エッチングの方で名をヨーロッパ中に知らせることになる。彼の一番有名なエッチングに、カルチェレ　刑務所と名付けられたシリーズがある。どこにも行けない階段とか、拷問にあっている巨人とか、私にはかなり怖い場面だが、ここから沢山のアーチストがヒントを得ている。例えば、エッシャー。それからユースナールのピラネージのメンテ　ネラ＊暗い精神＊という題の本など。また、ローマ風景と言われる古代ローマの遺跡のエッチングは、300年前の遺跡を語るものであり、非常に興味深い。当時、グランツアーでヨーロッパ中の金持ちがローマにやって来たときに、これらのエッチングは非常に受けたらしい。彼の工房は、当時トマテイ館にあったそうで、現在のスペイン階段からすぐ近くのグレゴリアナ通りになるから、場所的にも最高のスポットにあったことになる。また、彼の知られない一面に、考古学者また古物商としてのピラネージがある。さまざまな場所で行われていた発掘に参加し、そこで見つかった発掘品を修復し、ヨーロッパ中のお金持ちに売りつけた。そこからかなり財産を作ったらしい。*特にフランスや英国で知られていた彼は、由緒あるロンドンの古物商会員としても認められる＊最後、ナポリからペストウムに出かけて、マラリアにかかり58歳でローマで亡くなってしまう。亡くなる前に唯一、彼が建築家として残した作品がローマに残っている。アヴェンテイーノの丘にある聖マルタ騎士団の庭や教会、また騎士団の建物の前の広場。彼と同じヴェネツイア出身の法王クレメンス13世の声がかかったからだ。有名なアヴェンテイーノの丘の聖マルタ騎士団敷地内にある、サンタマリア　デル　プリオラート教会*ピラネージはここに眠っている＊有名なアヴェンテイーノの穴はここ。（ブロンズの扉の鍵穴からサンピエトロ寺院のクーポラが、騎士団の庭の奥に見えて、素敵）ピラネージのエッチングは、当時としては革新的なものだったらしいが、バロック最後のアーチストとも言われる、やはりヴェネツイア出身のテイエポロのエッチングの影響を受けている。テイエポロが描いたエッチングから、ゴヤのエッチングが生まれてくるのだが、こうして、色んなアーチストが繋がって来るんだなと思う。＊テイエポロは、スペインの王様に呼ばれて王宮のフレスコ画を描きにマドリッドに行き、そこで亡くなる＊知人に教えてもらったのだけれども、またギュスターヴ　モロは、マテイスの先生だが、彼もピラネージの影響を受けているとか。私が持っている、1700年代のローマの地図は、ジャンバッテイスタノッリというアーチストが、このピラネージの協力で作成したものになる。地図にはベネデット14世の名前がバンと出ている。つまり、法王様はスポンサー。短い58年の生涯で、ピラネージが残した業績は素晴らしいものだったと思う。*彼は現在もローマにある、サンルカ芸術アカデミーの会員としても認められていた＊トレビの泉の後ろにあるお屋敷ポーリ館は、現在エッチング美術館になっているのだけれど、そこでピラネージの展覧会が10月半ばオープンだった。ロックダウンのために行けず仕舞いだが、出来たらそのうち是非とも行きたいと思っている。

  2021.01.21

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• オレンジゾーンに入る

  今日からイタリアはまた状況が変わった。一応1月末までこうなるらしい。つまり、レッドゾーンは、ロンバルディア州、シチリア、ボルツアノ地区。オレンジゾーンは、アオスタ渓谷地区、ピエモンテ州、リグリア、ヴェネト、フリウリヴェネツイアジュリア、エミリアロマーニャ州、ラツイオ州、マルケ州、ウンブリア州、アブルッツオ州、プーリア州、カラブリア州。イエローゾーンは、トレント自治区、トスカーナ、サルデーニャ、モリセ、カンパニア州、バシリカータ州。追記：1月24日今日つけで、変更有。ロンバルデイア州、は今日からオレンジゾーンに。サルデーニャは今日からオレンジゾーンに。この状態は、今のところ、2週間有効になるらしい。で、ローマや周辺のラツイオ州は、クリスマスや年末年始時期に戻った形になってしまった。以下、オレンジゾーンについて。住む市からは基本的には移動できない。もちろん、学校や仕事、健康上の理由がある場合には大丈夫。レストラン、バールはテイクアウトのみオッケイ。レストランは22時まで、バールは18時まで。お店は、平日は開けて良い。土日大きなショッピングセンターは閉店。美術館、劇場、映画館は閉館。（11月初めからずっと閉まったまま）図書館については予約制。学校は、高校については50％から75％の対面授業、中学校以下はこれまでの対面授業。（高校は新年明けからオンラインだった）親戚や友人宅への訪問は、5時から22時まで一日一度、最大2人までなら許される。1月半ばに再開が予定されていた美術館再開は、延期。とりあえず、ヴァチカン美術館からは、2月初日再開予定の案内が来ていたが、うまく行くだろうか。現在ヨーロッパ中、クリスマス期間の移動による感染が広がっているため、全く油断はできない。落ち込まないで、トンネルの先に見えつつある光を探しながら難しいけれどもポジテイブに生きたい。

  2021.01.18

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• イタリア文化の街

  さて、毎年、イタリア文化庁というが決めるイタリアの文化の街というのが、ある。一昨年前は、石の街、マデラ。昨年はパルマだったが、不幸な年だったので、今年もパルマ。再来年は、コロナ感染が大変だった場所ということで、ベルガモとブレシャに決まっている。来年の文化の街候補は現在10に選出されて、今月の18日に決定されるそうだ。で、どこが候補になっているかというと、アンコーナバーリチェルヴェテリラクイラピエヴェ　デイ　ソリゴ（トレヴィソ）プロチダ島（ナポリ）ターラントトラパニヴェルバーニア（マッジョーレ湖）ヴォルテッラ（ピサ）皆さん、いくつの街をご存知かしらん。で、実は私が住んでいる街も入っているのだけれど、どうなんだろう、確かにユネスコ世界遺産にも入っているものの、街として、例えば、パルマと肩を並べるくらいの街になるのかしらと内心思いながら、決定を待つという感じ。とりあえず、将来に備えて、また古代エトルリアの勉強を始めたので、またブログで紹介できるかも。追記：2022年イタリア文化街は、プロチダに決定。

  2021.01.08

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• フェッリーニドキュメンタリー

  昨日はひどい悪天候だった。こんな時には良い映画や面白いドキュメンタリーを見るに限ると思う。1920年1月20日生まれのフェデリコ　フェッリーニは、昨年ちょうど生誕100年だった。2020年前半も、彼についてのドキュメンタリーや映画を沢山見たけれど、ちょうど昨日観た、スピリテイ（精霊）のフェッリーニというドキュメンタリーがなかなか良かったので、少しその話。知らなかったのだけれども、まじないとか、占星術とか、タロット占いが大変好きで、ほとんど毎日のように夢占いをしていた。また、長い間、ユング派の精神分析に通っていて、その成果が彼の作品に現れているとか。フェッリーニは、人生を色んな形で追及していたんだなと思う。最後に彼が亡くなってから、彼の奥さんであったジュリエッタマシーナが入院して、ローマのコロンブス病院で亡くなったのだけれど、その付き添いの看護婦さんが、ジュリエッタの亡くなった晩に夢を見たという。フェッリーニが、彼らの、ひと月で亡くなってしまった赤ちゃんフェデリキーノ（小さなフェデリコという意味があるが、彼らに昔、赤ちゃんがいたことも、すぐに亡くなってしまったことも当時知られていなかった）を抱いて、ジュリエッタを迎えに来たという。フェッリーニは、、女優とのセクシュアルな関係があったとか、現在もときどき話題になるくらいだが、ジュリエッタは彼の生涯の心の支えであった女性で、彼を知る人は、一日に15回くらいジュリエッタと電話で話さなければならないくらいだったと。彼自身は自分の星座にあまり満足していなくて、＊彼はやぎ座だけれども、ほとんどみずがめ座との境目だから、どっちの長所も短所も持っていると主張していた＊本当は、てんびん座くらいに生まれたかったとか。＊面白い～！近年、彼の生地になるリミニに行ったときに、フェッリーニのスケッチデッサンを沢山見た。彼のユーモアある、深い人間性と、その裏にある苦悩とか、煩悶のようなものを、少し感じた。＊リミニには、フェッリーニ博物館が昨年からオープンしたはずだ。彼の映画もまたゆっくり見たい。＊ドキュメンタリーを見ながら、彼の時代の映画がどのように製作されていたか、非常に興味を持って、また彼に関わった人たちがさまざまな言葉で話すのを聞いて、改めて彼の偉大さを思った。前にブログにも書いたけれど、ローマには、チネチッタがあり、彼のスタジオ５もまだ残っている。映画に興味がある方は、彼の最後の家があったマルグッタ通りと合わせて、是非。

  2021.01.06

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• 新年あけましておめでとうございます。

  2021年に突入。とりあえず、2020年が終わって良かった。大晦日は良いお天気で、庭のオレンジ収穫を娘としていたのに、元旦から打って変わってものすごい悪天候。昨晩は霰を含む豪雨にびっくり。しかも強風。大丈夫なのかなあ。地球温暖化反対運動に関わっている息子に依れば、温暖化のためにこれからも激しい気候の変化や、今回のようなパンデミックな影響があるだろうと。ちょうど100年前のスペイン風邪の記事を読んだりしていたけれども、不思議に一世紀に一度は起こるものなのか。とにかく、早く終焉して欲しいものだ。新年明け、イタリアは通常2日からもう普通にもどる。今年は6日のエピファニーまでレッドゾーンだから、なるだけステイホーム。日本のお正月という感じはあまりない。娘も元旦からもうお勉強で、びっくり。というわけで、ステイホームをしながら私も、掃除をしたり本を読んだり、ドキュメンタリーを観たり。今年はダンテ没700年なんだそうで、ダンテ年。娘はダンテについて学校で勉強中。私もドキュメンタリーを見ながら、彼が亡くなった場所になるラヴェンナを思い出したり、フィレンツエで見たデッドマスクを思い出したり。ラヴェンナもなかなか良い場所だ。ちなみに、ダンテの本名は、ドウランテというのが正解。どうか、今年もよろしくお願い致します。良い年になりますように。

  2021.01.02

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• 来年にむけての思い

  さんざんだった今年もあと3日。ひどい時間は、あっという間に過ぎたらいいなあと内心思っていたから、ともあれ、無事に来年になって欲しい。イタリアはファイザーのワクチンが少量ながらベルギーから届きはじめ、医療関係の方から接種が始まった。国民全体にいきわたるのは、来年夏の終わりになるかと言われるし、また国民の30％が接種したくないと言う感じらしいが、トンネルの向こうに光が見えて来たようだ。今月は珍しく風邪をひいてしまったらしく、久しぶりに夜中の咳に悩まされたが、今はほぼ回復。喉が痛かったり、少しコロナの症状と似ていたからどきどきした。疑いがあるときには、人との接触をできるだけ避ける。しかし、モチベーションがないと気を付けていても免疫力が低下するのかなと少し反省している。こういうときだからこそ、難しいけれども目的をしっかり持って過ごすことは非常に大事な気がする。そこで、私の来年前半の目標を考えてみた。＊体力をつけるために、沢山歩く。＊栄養をとる食事を工夫する。＊お奨めのローマの街角歩きを紹介する。＊同様にイタリアの小さな街を紹介する。ということで、また来年もどうぞよろしく。ステイ　セイフ。良い新年をお迎えください。

  2020.12.29

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• メリークリスマス！

  さて、今日からイタリアは全国的にレッドゾーンになり、例のライトロックダウン。22時から5時までは家に居なくてはいけない。但し、クリスマスの期間中、友人や親せき訪問は一日一度に限り、可能だとか。車での移動については内部二人までオッケイらしい。*運転手は入れなくていいのかな＊24日から27日までレッドゾーン、移動は究極的にできない。同様に31日から1月3日までと、1月5日および6日。生活に必要なお店、スーパーとか、新聞スタンドとかタバコ屋さん、薬屋さんなどは開いている。*確か美容院も＊レストラン、バールは閉まっているが、テイクアウトは大丈夫。28日から30日までと1月4日はオレンジゾーンで、県外への移動は不可、また住む町の外に移動もできない。必要性があったり、仕事や健康上の理由がある場合は移動可能だが、自己申告書が必要。昨日は街の中、人が多いこと。クリスマス前最後の買い物と言う感じで、結構危ない運転をしている人も見かけた。＊急ぐと気が荒っぽくなる人がいる＊という感じで、今年は静かなクリスマス。何はともあれ、健康管理をしながら、良いクリスマスを。

  2020.12.24

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• マルセイユ石鹸の威力

  雨が多かった12月前半は、実をいうと体調があまり良くなく、歳をとったからというよりは、おそらく慣れない湿度と気分の問題があったのかもとは思っている。この感染ニュウスや状況で、めげない人なんていないのではないかと思う。友人のFにその話を先日すると、そういう時には電話しろよなと。持つものは友人。で、今日は驚いた小さな出来事について。先日壊れたペンからのインクで汚してしまったユニクロのベスト。ペンのインクって結構強烈なことにびっくり。大事に使っていたベストだったから、がっかりしてお酢をかけたり、アルコールで拭いてみたり。でも、汚れはあまりきれいにならず。まあ、しょうがないかとクリーニング屋さんに持っていく。それは、だめかもしれないから、うちでは引き受けられないといつも使っているクリーニング屋さんのおばさん。え。マジ＿？どうしようと困った顔をする。マルセイユ石鹸ってあるでしょう、そのままゴシゴシやって水で洗ったら？とおばさん。マルセイユ石鹸は、液体は持っているけど、固体は家にないからスーパーでゲットして、やってみると。それが、きれいになるんだな。感激。人生で大事なのは、良いクリーニング屋さんを持つこともひとつ。マルセイユ石鹸を使ってみるというのも、ひとつかな。

  2020.12.18

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  サンピエトロ広場を通る

  12月の週末はクリスマスの買い出しで人が増えるため、平日の金曜日にヴァチカン近くのコーラ　デイ　リエンツオ通りまでちょっと出かけた。日本食品が置いてあるカストローニ本店に寄りたかったのと、オクシタンというプロヴァンスのお店でハンドクリームを見たりするついでにもちろん、サンピエトロ広場を通った。ちょうど金曜日にクリスマスの飾り付けが終わって午後のオープニングセレモニー準備に大わらわという感じ。イエスキリストの生誕劇のプレセピオはまだ赤いテントの中だが、少し見えた＿今年は割にシンプル。今年のクリスマスツリーはスロベニアから来た赤モミの木で、高さ28m、クリスマスにかけて人々の希望と信仰をシンボルとしているという。昨日午前中はまだ赤いテントの中だった、プレセピオは今年はイタリア、アブルッツオ州のテラモ県カステッリという16世紀からイタリアでも有名な陶器の街から来ているそうだ。このクリスマスの装飾は、来年1月10日までという話。広場を通りながら、早く感染が終息するようにお祈り。

  2020.12.13

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• 雨のち晴れ

  明日12月8日は聖母マリア様の無原罪のお宿りという祝日だから、今日月曜日は学校が連休でお休み。娘はオンライン授業が続く学校の宿題に忙しい。週末はひどい悪天候だった。予定していたトレッキングは12月末に延期。*良かった。雨の中は歩きたくない。尾瀬じゃないもの＊しかし、悪天候だと気持ちもダウン。イタリアロックダウン後、第2波感染の減少が思ったより進まないとか、来年1月末にインフルエンザと学校再開による第3波感染の予想なんか聞くと、がっくり。こんな時には、小さなことに喜びを見つけることにしている。例えば、美味しいケーキを焼く。好きなかぼちゃスープを作る。枝分けしたポトスを可愛がる。買ったミニポインセチアの鉢を替えてあげる。クリスマスの雰囲気作りになんとなくしてみる。庭のオレンジやレモンを見に行く。ちなみに、カトリックの国では明日12月8日の祝日にクリスマスの飾り付けをするのが、習わしになっている。ヨガ友の家庭では、家族そろって午前中にクリスマスツリーの飾り付けと、言っていた。一人立ちしていった子供たちがそのために帰宅するんだとか。そういえば、今年のヴァチカンのサンピエトロ広場の飾り付けはどうなっているんだろうか。そのうち見に行かなくては。

  2020.12.08

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• 師走に入って

  クリスマスというのは、カトリックの人たちにとって特別の意味合いがあり、またイタリアでは家族が集まる年に一度＿？の機会。だから、クリスマスプレゼント準備のために人々が躍起になる気持ちは良く分かるのだが。閉まっていたメガストアが週末開いたり、レッドゾーンだったイタリアの州、ロンバルデイアやピエモンテがオレンジになったため、人々がいきなりお店に並びはじめたり、しているのをテレヴィで見た。海歩きを一緒にしているママ友も、お嬢さんとメガストアに行ったようだった。ブラックフライデイかな＿？今年は景気もひどく悪く、お店の売り上げも何十パーセント減だとか聞いているから、お店にとっては売上を期待したいところだろうか。個人的には、今年は節約ムードにして、気持ちだけみたいなもので良いのではないかと思っている。12月3日に現在有効の首相令だか保健省令だかが、切れるので、4日から有効の令がどんなものになるか。せっかく今ようやく感染が減少傾向に入っている所だからクリスマスや年末年始の移動で、またひどくならないことを祈るばかり。

  2020.12.01

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• 11月を振り返る

  ジンクスがあって、ロックダウンに入ると毎回お天気になるという。11月は素敵なお天気だった。感染ヨーロッパ第2波は、すごい感染者数で驚いた。イタリアは他のヨーロッパの国に比べると、少し遅めの感染だったが、あっという間に毎週倍ごとの増加だった。10月末から11月に入ったライトロックダウンでは、ローマ周辺のラツイオ州は大きな変化はあまりなく、高校以上の学校がオンライン授業になったり、メガストアが週末お休みになったり、レストラン、バールの終業時間が18時になったり。美術館、考古学地区はお休みになってしまったのが、一番悲しいといえば、悲しい。タダ、ここまで感染が広がってしまうと、出かけるのも本当に必要な場合に限ってにしているのは、事実。現在、週に2回のスーパーマーケットへの買い出し、海辺をやはり週2/3回歩くのと、娘のケンブリッジ英語講座午後2回送り迎え、そのほかは週末近場のトレッキングに行けるときだけ。感染は大分収まって来てはいるということだが、病院関係はまだまだ大変な状態が続いているようだ。ただ、今年は皆マスクをして距離を開けて暮らしているため、インフルエンザの流行はかなり少ないだろうという予想を聞いた。イタリアは毎年家族が集まるクリスマスをどうするか、また準備していたスキー場オープンをどうするかなどで今議論中のよう。ローマのメインストリート、コルソ通りは、クリスマスのお買い物の人で賑わっているのを、テレヴィで見た。皆もちろん、マスクをして、チェックがあるから距離を開けたりして歩いているようだった。追記：11月28日付け保健省令により、イタリアの各州色分けが少し変わった。カラブリア、ロンバルデイア、ピエモンテ州はレッドゾーンからオレンジゾーンに、リグリア、シチリアはオレンジゾーンからイエローゾーンに。（12月3日まで有効）

  2020.11.29

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• クリスマスの買い出し？

  先日、トレッキング用のリュックを買いに大型スポーツ店に出かけたところ、平日だったが、道も割に車が走っていたし、ショップに入っている人が2週間前に比べて、どっと増えているのに驚いた。考えてみると、週末大型のショップは、密を避けて今開いていないから、平日に人々は行くしかないのだった。11月半ばだが、もうクリスマス用品やら、お隣の家具店には沢山入っていて、そうだよなと思う。今年のクリスマスは本当に特殊なものになる気がするが、せめて、雰囲気だけでも、明るくと人々は思うのかも知れない。今日のニュウスではフランスの感染第二派はピークに達したという。イタリアは何週間か遅れているから、多分今月末＿？長い冬を元気で過ごしたいと切実に思う今日。

  2020.11.16

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  西洋ヤマモモの実を味わう

  山道を歩いていて、（最近少しトレッキングを始めたので）友人たちと道にコルベッツオロの実を見つけた。可愛い、まあるい赤い実なので、すぐに分かる。木は一体どこにあるんだろうね、と森の中で木を探したが見つからず。家に帰宅し、玄関の近くにコルベッツオロの木があったのを思い出し、実は一体なっているものかと見に行ってみた。少しなっていたので、さっそく赤いのだけ収穫して、食べて見た。あまり味がないと評判が良くない割には、甘味があって里の味って感じ＿？日本語ではなんていうのかと調べてみたら、イチゴの木とか、西洋やまももとか言われているよう。正式名のラテン語では、Arbustus Unedoで、つつじ科、イチゴの木属。イチゴは、バラ科なので、名前はう～んと言う感じだが、単に実が赤くてイチゴに似ているからということらしい。世界には15種あり、原産は、地中海。寒さにもわりに強く、アフリカ、南北アメリカにあるらしい。花は秋に咲き、実は翌年だとか。花は気を付けて来年見てみよう。コルベッツオロ一方、ヤマモモというのは、また似ているが、違う種類になるよう＿？調べてみた。ラテン語では、myrica rubraで、ヤマモモ科、ヤマモモ属。これも、バラ科のモモとは種類が違うとなっていた。原産は、アジアで、日本では本州から四国、九州。4月に花を咲かせ、実は夏らしい。確かに実はコルベッツオロに良く似ているが、葉が違うと思う。ヤマモモネットに依れば、コルベッツオロからジャムやリキュールを作ることが出来るとあった。また、余談だが、マドリッド市のシンボルは熊がこのコルベッツオロの実を取っている所が紋章になっているそう。ちなみに、スペイン語では、マドローニョで、私のスペイン語辞典では、西洋ヤマモモとは訳されずにマドローニヤとなっていた。

  2020.11.14

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• いよいよロックダウンかと思いきや

  なかなか出なかった最後の首相令は、11月6日から有効で、一応12月3日まで。もちろん、途中変更があるだろうということは分かっている。追伸：今日火曜日11日には、やはり変更があった。オレンジゾーンが増えた。リグリア州、トスカーナ州、ウンブリア州、アブルッツオ州、バジリカータ州が加わり、カンパニア州については検討中。追追伸：11月16日から有効になる、変更が決定。レッドゾーン、オレンジゾーンが16州になる。レッドゾーンにカンパニア州、トスカーナ州が加わり、オレンジゾーンは、フリウリ地方が加わる。また、それぞれの市で、クリスマス用のショッピングなどで込み合っていた大通り或は中心部が週末閉鎖される所が多くなる。総合ロックダウンについても検討中で、15日に決定かもというニュウスあり。イタリアは昨日の時点で約4万人近くの感染がでていて、やはり4分の1以上はロンバルデイア州、ピエモンテ州4437人、ヴェネト州4000近く、カンパニア州4309人、トスカーナ州2787人、ラツイオ州2618人、エミリアロマーニャ州2009人となっている。日本で報道されているように、現在の時点でレッドゾーンは、ロンバルデイア州、ピエモンテ州、ヴァッレダオスタ州、カラブリア州。この地域では、春のロックダウンに近い状態で、自分の住む市内でも移動が禁止されている。＊仕事や健康の理由以外の＊お店はスーパーマーケット、薬屋、タバコ屋さん、新聞スタンド、床屋と美容院のみを除き、閉まっている。レストラン、バールも閉まっているが、テイクアウトについては22時まで許される。学校は、幼稚園、小学校、中学校1年生のみ登校、あとは全てオンライン授業。オレンジゾーンは、プーリア州とシチリア。この地域については、市から市、州から州への移動が禁止されている。仕事や健康、必要上の理由がある場合を除く。レストラン、バールは閉まっているが、22時までのテイクアウトは可能。ショッピングセンターは祝日曜日休業。*土曜日も＊学校については、高校からオンライン授業。後の週はイエローゾーン。オレンジゾーンと同様に22時から5時までの移動が禁止。仕事や健康上、また必要上の理由以外の移動はなるべく避けるようにとの忠告。ショッピングセンターは祝日曜日お休み。土曜日も。学校は高校からオンライン授業。レストラン、バールは、18時終業。テイクアウトは22時まで。全国的に、美術館、考古学地区は閉館。公共の交通機関は、満席率５０％までになる。ジム、プール、劇場、映画館は休館。ということだが、レッドゾーンに関しても、散歩は自宅1キロ以内で一時間までは許されていると聞いた。ということで、さっそく我が家の娘はオンライン授業に戻ったが、週2度の課外授業になるケンブリッジの英語講座は対面授業で学校に午後行っている。来週末ある試験（これは春のロックダウンで出来なかった試験なのだけれど）まではそのようになるとか。とりあえず、こんな感じで、私たちの住むラツイオ州は前回のミニロックダウンからはそう大きな変化はない。大変悲しいのは、劇場、映画館、美術館、考古学地区が休館になってしまったこと。希望を捨てないで、しっかり過ごしたいと思う。

  2020.11.09

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• ウイルスと共存しながら暮らす

  感染第2派は、ひょっとして来ないのではないかとひそかに期待していたが、無理だったようで、かなりがっかり。同時に気を引き締めて、気をつけなくてはと思う。娘の高校では、今のところ、週に一日対面授業をして、あとはオンライン授業になった。家から出るなということではないので、なるべく太陽の光を浴びて、散歩をするようにしている。ヴィタミンCを採り、体を動かすのは、非常に大事な気がする。この時期に家にこもってしまうと、鬱になってしまうから、ある程度、友人に会ったり、人と会話をかわすのは、気晴らしになる。完璧にロックダウンにならない限り、気を付けながら続けたいと思う。春に、家の裏にある滝を友人たちと見に出かけてから遠足が懐かしく、暑い夏の時期には避けていたが、秋になってから、近場の森や丘に出かけて、滝を見たりきのこや小さなシクラメンを見つけては子供のように喜んでいる。夜、森の光を思うと、とっても安らかな気分になるのは私だけではないような気がする。

  2020.10.29

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• ミニロックダウン始まる

  日本で報道されているように、急激にイタリア内も感染者数が増えてしまった。このところ、一日の感染者数が全国で2万人、うち4分の１はロンバルデイア州、カンパニア州やピエモンテ州8分の１，ヴェネト州やラツイオ州、トスカーナ州も毎日1千から2千近く。そこで、日曜日に出た首相令では、ロックダウンしないと言っていた首相が、主要方面からもっと厳しい制限を設けるようにと迫られたこともあり、ミニロックダウンを設けることになった。まず、レストラン、バール（カフェテリア）の営業時間は5時から18時。テイクアウトについては、その営業時間外でも24時までならオッケイ。仕事、勉強、健康以外の目的での移動は避ける。*禁止ではないが、なるべく避ける＊学校については、幼稚園、小学校、中学校は対面授業、高校については75％のオンライン授業、大学も同様。ジム、プールは、休業。（例外あり）映画館、劇場もお休み。ゲームセンターやデイスコもお休み。お祭りなどのイヴェントもお休み。（例外あり）広場、通りなど、夜若者が集まる場所は21時以降閉鎖。アミューズメント施設休業。などなど。不明な点もあるが、大体こんな感じ。また移動については、24時から5時までの移動には自己申告書が必要になる。＊州により、時間が異なり、ロンバルデイア州、カンパニア州、ピエモンテ州、シチリアについては23時以降＊感染者数が増えているのは、確かだけれども、検査数が増えているのは、確か。検査数は一日20万目標らしい。この首相令は11月24日まで有効。

  2020.10.28

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  ローマのフクロウ館紹介

  ローマの少し北にあるヴィッラ　トーロニア。ノメンターナ街道という古代ローマ時代からある通りにある。メインのお屋敷を入り口から見る。トーロニア家は、1700年代にフランスから入って来たのだが、布商売でお金を稼ぎ、銀行なども持つくらいになる。このヴィッラがある場所には、もともとパンフィリ家の持つ土地があり、そこをコロンナ家が1760年に買った。（皆法王を出している貴族ファミリー）トーロニア家がお屋敷を建て始めたのは、だからその後で、1800年代初め。内部はもともともっと大きかったらしいが、今は１２ヘクタール。＊現在は1978年からローマ市が買い取ったために、公園になっていて、ローマっ子がヨガをしたり、散歩したり、ジョギングをしたりしている。＊ヴィッラ内部には、ムッソリーニの邸宅と一時なっていた屋敷や、（現在は美術館になっている）劇場、運動場、などが入っている。今日紹介したいのは、フクロウ館と私が訳してしまった、カシーナ　デッレ　チヴェッテ。ここも美術館として現在公開されている。フクロウ館外観もともとは、スイスの田舎家を真似して1840年に作られたものを、1900年代初めに中世風村のイメージで作り直し、そこにこの屋敷の名前になる2匹のフクロウとエデラ蔓の模様のステンドグラスが入った。内部は、秘教的な装飾になっていて、非常に興味深い。さまざまなステンドグラスと、その貴重なデザインがとっても素敵。ステンドグラス美術館とも言われるが、外から見るとまるでおとぎの国のよう。ステンドクラスのデッサンはかなり高度な技術らしい。ローマの街の喧騒の中、こんなおとぎの国でひと時を過ごすのも、いい考えかも知れない。

  2020.10.17

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• 霊魂について思う日

  コロナ感染対策のための一人机が学校に搬入ということで今日から3日間、娘はまたオンライン授業で家にいる。その娘から先日哲学の軽いレクチャーを受けたせいか、またハロウィーンを控えた月に入ったせいか、お天気のせいか、霊魂について考えたりする。昔、大学の友人の一人に、浅草生まれの浅草育ちという子がいて、彼女は小さなころから霊が見えたということだったが、能力をそのままにしているから見えるだけなの、と言っていた。地下鉄に乗っている人の上や、道端に霊が見えちゃうとか。霊によって色がいろいろだとか。昨年の初冬、特別グループと久しぶりにポンペイに行ったとき、グループの中に敏感な人がいて、霊にとりつかれたという。ただ、霊を取り払うことができる人がグループにいて、遺跡を出るときに取り払えたからとかいう話だった。昔、ツアコンをしていたときに、同僚のひとりに敏感な人がいて、ローマの古いホテルのロビーに入るとざわっと中世の衣装を着た人たちが立っているのを見るとか、言っていた。私自身は、鈍感だから一度も霊魂を見たことがない。この世に未練がある霊魂だけ、残ってしまうのだろうか。ハロウィーンに備えて、かぼちゃを買わなくては。

  2020.10.07

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• 10月に突入して

  9月半ばに新学期が始まった学校は、案の定大騒ぎ。もちろん、生徒及び先生、学校職員は皆マスクだが、マスクは、布製ではなくて手術用のマスクが義務つけられている。9月末に娘の学校では、希望者のみ感染検査をした。1000人以上いる生徒の中で約400人が、また40人の先生を含めた職員が検査をして全員陰性。その直後に陽性の生徒が見つかり、そのクラスは全員14日間の自己隔離に入ったらしい。イタリア全土で割合から言うと生徒1000人に対して1人の陽性が見つかっているということだった。現在全国で感染数は増加傾向。一日2000人から2500人くらい。検査数は全国で一日約10万だが、空港などでされる検査数はこの数字には入らないという。州的には今心配なのが、カンパニア州、ラツイオ州、ロンバルディア州、ヴェネト州など。やはり人口が多い場所になるのだろうか。サルデーニャ、またリグーリア州も危険ゾーンらしい。そこで、増加の牽制ということで、州によるのだが、おそらく明日くらいから全国的になるはず、野外でもマスクが義務つけられ、罰金は400から1000ユーロという。自覚のない若者たちが、マスクなしでつるんでいたりすることを防ぐということらしいが、これで増加を防げない場合には、レストランやパブの終業時刻を早めることが考えられている。またロックダウンになって家から出られなくなるということは、避けたい。追記：先週いち早くインフルエンザ予防接種を娘とした。今年は薬局にワクチンが届くのが遅れているが、家庭医には、ラツイオ州は木曜日から届いているようだ。昨年も家族で予防接種はしたのだが、不思議に今年1月末娘が珍しく40度近い熱を出し、喉が非常に腫れてご飯も流動性のあるものしか食べられなかった、という事件があった。あれはひょっとしたら。

  2020.10.05

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  ウミガメの赤ちゃんに遭遇する

  明るいニュウスが少ない中、今年はその代りステイホームで、庭の花を見る時間が出来たり、家の片付けが進んだり＿？今年8月、ウミガメが家からあまり遠くない海岸に卵を産み付けた。調べると、通常はイタリア中で数十か所の産み付けがあるらしい。今年は、イタリア中160か所で確認されているとか。一番多いのは、シチリアの62か所、そしてカラブリア州の58、カンパニア州の25、プーリア州の8．私の住むラツイオ州では3か所が確認されたそう。ウミガメは、世界中に昔は良くいたカメの種類で、地中海にも沢山いたそうだが、現在は絶滅の危機にあるため、保護されている。ウミガメの説明看板。卵の産み付けが確認されてから、その場所は柵で保護され、ヴォランティアの人たちが夜も交替でチェックをしていたとか。カメの赤ちゃんが生まれるまでは、通常45日から60日くらいかかるそう。私も海に出かけるたびに、まだかなと見ていた。そして、何とお天気が急に変わって通常なら海にも行かないような日の朝、試験の息子を駅に送り、その足で海岸の様子を見に行ってみたら。風のひどく強い海岸だった。卵のある場所の中央に小さなくぼみができていた。おや、じゃあ関係者に連絡しなければと思いながら、少し砂浜を見ていた。足元をチョコチョコ動くものがあり、良く見ると、ウミガメの赤ちゃんが一生懸命に歩いていた。ウミガメの巣からは7/８メートルくらい離れている。風で飛ばされたのかもしれない。海までは大体5/６メートルくらい。方向を間違える訳でもなく、そうかと言ってまっ直線でもないけれど、確実に海に向って歩いている。砂浜は凹凸があるので、たまにひっくり返ったりするが、自分で起き上がり、しっかり歩いて、無事海に入って行った。大きさは7/８センチくらい。ふと砂浜を見ると、間隔をおいて、かなりのカメの赤ちゃんがみんな海に入る直前だった。その数は、10/15くらい。良く砂浜を見ると、数数のカメの赤ちゃんが歩いた跡が残っていた。後で関係者から聞いた話では、その数30は超えるだろうという話だった。巣の中には、90の卵が入っているそうで、その朝から3日間にかけて赤ちゃんが生まれるはずだそう。私の連絡ですぐに駆け付けて来てくれた関係者たちが、その後、悪天候の海の水で巣がダメにならないように、大きな溝を掘ったり、夜間、動物が巣に入って来ないように赤外線ランプを上につけたりしていた。私が今回感動したのは、本当にたまたま寄った海岸でウミガメの赤ちゃんたちを見ることが出来たということ。見たいなと思っていたから、とっても嬉しい。ウミガメの赤ちゃんたち、元気に大きくなって、また10年後、ここで会いましょう。追記：その後ウミガメの赤ちゃんを誰も見なかったため、関係者が巣を開けたところ、68個の卵が開いていることが分かった。私が赤ちゃんを見つける前の夜中にさっさと赤ちゃんたちは巣立ちしていったということだった。（予定よりも少し早目だったとか）それにしても、目撃者が私だけだったなんて、驚き。

  2020.09.27

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• 学校始まる

  ついに新学期が始まった。と言っても、毎年のことながら、娘が行く高校は最初の２週間は、短縮授業。今年はCOVID１９のために、3月から6月までずっとオンライン授業に試験だったから、久しぶりの学校登校になる。彼女の学校は1000人の学生がいるため、全員一緒の登校を避けて、朝早くの登校になる学年と、昼頃の登校になる学年に分かれ、入り口もいくつかを使うらしい。政府が準備している一人用机はまだ到着しないので、通常使う二人机をしばらく使うらしい。そのため、要マスクで、しかも、布ではなくて、手術用マスクを家から持っていかなくてはならない。学校に配布されていると聞いたのだが、生徒には配られていない。体温は、家を出る前に計ってくるようにと言われている。学校に入ったら、消毒液で手を消毒するようだ。ローマ北のモンテロトンドでは、学校が始まって3日目にもうポジテイブの生徒が見つかったと新聞にはあったが、学校全体が休校になるわけではなくて、クラスの全員がチェックされると聞いた。さて、これからどうなるか。

  2020.09.17

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  テイヴォリのヴィッラ　グレゴリアナへ

  昨年もそういえば、この時期、９月の始めにやはりテイヴォリまで出かけた。その時には、ちょっと久しぶりにヴィッラデステ訪問で、実は仕事の下見だった。夏暑いときに、数多く作られた素敵な噴水の音を美しい緑の中で聞くのは、非常に心地よい。今回は娘をテイヴォリのヴィッラ　グレゴリアナまで連れて行くことにした。テイヴォリには、現在３つの世界ユネスコ遺産のスポットがあり、そのひとつになる。あとふたつは、ヴィッラ　デステとヴィッラ　アドリアーナ。テイヴォリの街は、ローマから内陸に南東約４０キロ。ローマの街を流れるテヴェレ川に注ぎ込むアニエネ川沿いにあり、ローマよりも歴史が古いと言われている。緑が多く、水が綺麗な場所であったために、古代ローマ時代から沢山の文人や身分ある人が家を持っていた。例えば、マエケナスの家は、現在ホテルになっている、山の上にあった聖アントニオの僧院がある所だったとか。ヴィッラ　グレゴリアーナは、1832年に法王グレゴリウス１６世が作らせた緑の多い場所になる。長い間放置されていた場所が修復されて、近年訪問が可能になった。昔から洪水をおこしてきたアニエネ川から街を救うために、カテイッロ山中にふたつのトンネルを作り、120ｍの高さのカスカータ　グランデ＊大きな滝＊を作った。その周りにヴィッラを作らせたというわけ。カスカータ　グランデはイタリアで2番目に大きな滝になるそう。カスカータ　グランデヴィッラ内には、古代ローマ共和制時代の別荘を買い取って、コンスルであった、マンリロ　ヴォピスコが作らせたという別荘跡もある。彼の名前の水道もあるそうだ。古代ローマ時代の別荘跡。見えるアーチは、家の土台部分。何と言っても、一番の見物は、ヴァッレ　デインフェルノ＊地獄の谷＊と言われる谷に注ぎ込む、数多くの滝と、そこからネプチューンの洞窟に綺麗な水が注ぎこむ場所。この滝は、実は古代ローマ時代に作られた、アニエネ川の水路からの水というのが、すごい。現在一方通行で、入り口と出口が違うので注意。谷から出口までは、ずっと登りで、ちょっと大変だが、途中フランス軍占領時代に作られたトンネルがあったりして、なかなか楽しい。ミロリスのトンネル。明り取りの穴が沢山あるからコワくない。内部で見つけた可愛いお花。出口にあるふたつの神殿。テイヴォリのシンボル。昔のアクロポリにあり、大体紀元前1世紀くらいのもの。かまどの女神ヴェスタ、或は巫女シビッラ、或はテイブールの神を祀る神殿と言われる。サイトは、こちら。www.fondoambiente.it/luoghi/parco-villa-gregoriana内部は1時間半くらいの徒歩コース。登り下りがあるので歩きやすいスニーカーで。予約して行くことをお奨めする。月曜日お休み。冬季は休園。

  2020.09.02

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  サンタセヴェラ城に寄る

  今年は新コロナ感染の影響で夜のイヴェントもなかなか難しいらしい。出かけたくないという人が多いのか。サンタセヴェラ城入り口イタリアは昨日感染者数が1400人を超えたが、検査数が97000と増加しているためという。中を見てみると、100人を超えた州は、昨日の時点でロンバルディア州は381人、ラツイオ州152人、エミリアロマーニャ州162人、ヴェネト州135人、カンパニア州183人、となっている。3分の２は外からの持ち込みになり、その中でも今問題になっているのが、サルデーニャ島北部でのデイスコによる感染で、感染者が非常に多い。サンタセヴェラ城は、現在１５時からお城のあるボルゴという昔人が住んでいた部分に入ることが出来る。お城に住んでいる猫が沢山いて、可愛い。ボルゴ内には、いくつかショップがあり、陶器やさんや私の友人Aがやっているビーズの小物やさんなど、なかなか楽しい。ボルゴ内からお城と黒い砂浜を見るボルゴ内の猫海岸は割に混んでいるここには、ローマからチヴィタヴェッキア行の電車に乗ってサンタセヴェラ駅下車、徒歩１５分くらい。感染に対する恐怖やこの状態にときどき落ち込むことがあるけれど、マスク、対人距離に十分気を付けながらどきどきはお出かけもしたいと思うのだが。

  2020.08.29

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  ラッファエッロ展を再び

  今年はラッファエッロ展が新コロナのために一旦閉まっていたのが、6月2日に再びオープンして、8月30日に終了する。サイトを見ると、チケットは完売しましたと現在出ている。7月の始めにもうチケットがとれなくなっているという噂を聞き、7月末、張り切って娘を連れて行くことにした。まだ7月の時点ではチケットは日にちや時間帯によっては予約がとれたのだった。どんなに混んでいるかと思いきや、5分ごとに8人しか入場できないようになっているため、内部のオーガナイズがしっかりしていたため、まったく混んでいなかったということは報告しておきたい。スクデリエ　デル　クイリナーレ宮殿の展覧会入り口中からのサンピエトロ寺院クーポラの眺めその代り、8人グループ付き添いの人と一緒に各部屋を決められた時間内で回るようになっていた。そのため、部屋の中の作品が多いときは、すべてしっかり見ることができないのが、残念。私は3月はじめのオープニングの際に比較的ゆっくり見ていたから、問題なかったが、娘はときどき、最後の絵は観てないとか、言っていた。とにかく、この状態では密にならないということは非常に大事だと思うから、多少は我慢ということになるだろう。世界中から集まって来ていた、ラッファエッロの作品を一堂に見ることが出来たという点では、貴重な機会だったと思う。また彼が亡くなった時点から時代を遡ってという展覧会になっていたのは、興味深かった。ロンドンのナショナルギャラリーから来ていた「騎士の夢」。一番最初のお部屋に作られたラッファエッロのお墓レプリカ。マドリッドの工房が再現したそう。本物は、ローマのパンテオン内にある。

  2020.08.11

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• その後の様子など

  ご購読者のみなさま、暑中お見舞い、申し上げます。九州の豪雨による被害は収まったことを祈ります。亡くなった方やご家族には心からお悔やみ申し上げます。今日は長崎の原爆の日。小学校の低学年だったか、8月が来るたびにという絵本を読んだ。凄いショックだった。こんなに怖いことがあるんだ、と感じたコワさは今でも体の中に残っている。あんなにひどいことが再びあってはならない。さて、新コロナ感染は世界中に瞬く間に広がり、収まるという感じはあまりないようだ。ヨーロッパでも、ロックダウン後、国境を開けた後に広がっている傾向がある。昨日感染者が2000人を超えたフランスや毎日1500人を超すスペイン、1000人を超えたというドイツに近いイタリアは、先日500人に達した。昨日は347。感染は、現在ヴェネト州がひどく＊移民によるクラスターなども＊、ロンバルディア州にエミリアロマーニャ州で、感染の半分を占めるようだが、全国的に増加の傾向。ローマのあるラツイオ州は、現在毎日大体20人の感染。危険度の高い場所から来る人に対して、検査が行われているようだ。マスクは9月7日まで、野外でない場合、野外でも人との間隔を１ｍ開けることができない時や、締め切った空間では、することが義務つけられている。これで9月14日に学校が開くとどうなるか、かなり心配。

  2020.08.09

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• マルコ　トラヴァリオ氏の解説を聞く

  マルコ　トラヴァリオ氏は、トリノ出身のジャーナリスト。現在は、イル　ファット　クオテイデイアーノという新聞のデイレクター。新聞はもともと反ベルルスコーニとして立ち上げられたものと聞いている。さて、彼の話しぶりは、たまにテレヴィにもでるし、前にブックフェアに息子と出かけたときに聞いて、結構好き。今回はローマ北にあるサンタ　セヴェラ城のイヴェントで彼が話に来ていたのを、直後ヴィデオで見ることができた。話は一時間ちょっとだったが、勉強になったので、ここで少し要約しながら書いてみよう。まず、言われているようにイタリア政府はここ10年間、公共の医療機関への資金を削ってきた。公共の医療機関への資金を削る一方で、プライベートのクリニックへの資金を増やしていたという。そのため、3月4月にたくさんの感染者がどっと一度に出た時、ベッド数が足りなかった。また、イタリアは現在国ではなく、各州が公共の医療システムを管理している。各州によって運営がかなり変わる。ロンバルデイア州はお金がある州だから、医療機関もイタリアでトップという評判があるが、今回、そうでもないということが判明した。例えば、感染者が一度にたくさん出たときに、ベッド数が足りないから老人病院に送っていた。そのため、健康に問題が多い老人たちがたくさん亡くなった。今回の感染で分かったことを教訓にして、私たちができることを考えなければならない、例えば、各州に任されていた公共の医療機関運営を国にもどす。また、医療機関に回す資金を作っていくために、最低限のプロジェクトだけを進める、フランスへの新幹線TAVなどは後回しにしたらどうか、ということ。さすが、トラヴァリオ氏。

  2020.08.05

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  フィレンツエ小旅行　最後のスポット

  今週はアフリカの熱風が入って来ているらしくとても暑い。今日はローマ39度という話。さて、フィレンツエの美しいドウオモ広場を少しだけ北に行ったところに、メデイチ家地区があるのはご存知だろうか。ドウオモ広場広場を眺める犬たち。メデイチ家住居であった、メデイチリッカルデイ館のすぐ近くには、聖ロレンツオ教会がある。ファッサードは、ミケランジェロが設計をしながらも未完成で終わっているのが、特徴。教会に向って、後ろ側には、有名なメデイチ家礼拝堂があり、今回は娘に見せるために予約を入れてみた。私もひどく久しぶり。中には、ミケランジェロの彫刻がある。今は一部修復に入っていたが、見られる。メデイチ家礼拝堂入り口。ちょっと密かも。天井が美しい。メデイチ家のジュリアーノの像と昼と夜の擬人像。教会に向って左側の入り口からメデイチ家図書館へ。ラウレンツイアーナ図書館として知られる場所。ここは、機会がなく、私も訪れたことがなかったので今回内部でしている小さな展覧会、＊世界的な視点とタイトルをつけられているが、メデイチ家のコシモ3世が集めた世界のさまざまな地図が展示＊と一緒に予約をやはり入れて見て来た。ここは、ミケランジェロが設計をした、図書館に上がる階段と、中の閲覧室が興味深い。内部のキオストロ。一角には聖ロレンツオ教会のお坊さんたちが住むお部屋も。ミケランジェロが設計をした階段。もともとのプランでは木の階段だったという。図書館内部。閲覧室。ここもミケランジェロ設計。床の模様はメデイチ家の紋章など。時間帯はかなり複雑で、メデイチ家礼拝堂は曜日によって午前か午後だけの開館になる。お休みは火曜日と第2第4日曜日。予約をお奨め。図書館の方は、月曜日木曜日金曜日の10時11時12時の開館でこれも要予約。さて、今回の小旅行はこれにて終わり。娘にどこが一番良かったと聞いたら、聖ミニアート教会とアルノ川向うの丘とか。やっぱりね。

  2020.07.31

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  フィレンツエ小旅行　お奨めのお庭など

  アルノ川の向こう側は、割に未知のスポットがあって楽しい。今回は限られた時間の中で、ヴィッラ　バルデイーニにも少しだけ寄ってみた。ここは近年修復されたお庭で、藤の季節が有名な場所。中世の時代からお金持ちのお庭だった所を、1800年代の美術修復家になるステファノ　バルデイーニ氏が買い取った所からこの名前がある。例えばウフィッツイ美術館の中から丘の中腹に見える段々のお庭はここになる。夏はお花が少ないけれど、ナイルの百合とか、バラとか。有名な段々の部分。段段に入る前。不思議な彫刻が。お庭から見えるフィレンツエ旧市街。サイトは、www.villabardini.it修復作業のために8月22日から9月14日はお休み。毎月第一月曜日と最後の月曜日はお休み。開館時間は、現在8:45から19:30入り口は二つあって、Via dei Bardi1および　Costa San Giorgio2後者の入り口は21時まで。チケットはボボリ庭園と共通券、同日に限り有効。夏の間はコンサートや野外の映画などイベントがあり、サイトからチェックできる。

  2020.07.28

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• 世界の感染が心配

  日本の感染状態がひどくなっているようで、かなり心配になる。ヨーロッパでも治まったようだった国で国境が解放され自粛解禁になってからまた感染がひどくなったり。インドあたりやヴァルカン、東欧、アメリカに南アメリカの感染も気になる。イタリアでは、一日平均190人くらいの感染数が出ているようだ。その30/40％はロンバルデイア州らしい。ローマ周辺では、インドやバングラデシュ、ルーマニアなどから入って来た人たちの感染が半分以上らしいが、大体一桁から二けたといっても、20人にはならないくらい。観光に携わっていると、イタリアの状態だけ良くなっても他が良くなってくれないと、お客さんが入って来ないから喜ぶわけにはいかない。ブラジル人の親友に聞くと、ロックダウンがなかったために、友人たちは自主的に自粛をして3か月にもなるけれど、政府がきちっとロックダウンしないこのままの状態では、解決するまでに長い時間がかかるよ、きっとと話していた。自粛できるのかと思ったイタリア人たちが頑張って80日の自粛生活をしたのは、一応成果があったのではないかと思う一方、他の国々の状況を心配するこの頃。ひとりひとりがしっかり自覚を持って、感染が終わったわけではないのだから、行動する必要があると思う。

  2020.07.23

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