写真と魂
僕は、自然の写真よりも、人が写っている写真の方が好きだ。写真に魂を感じるからだ。どんな写真でもその写真の中の”ひと”がその人の”目”が何かを訴えている。最近、自分の写真に魂を感じる。技術が高いわけでもなく、高いカメラを使っているわけではない。写真でとったものはファインダーに映るそれより何かを感じることができる。家に帰ると、自分の家のある場所に毎年同じように自分や家族のアルバムがある。そこには生まれて間もない僕からだいたい中学生のときぐらい間での写真がある。むかし僕は蒸気機関車が好きでうまれて初めてしゃべった言葉も「きしゃぽっぽ」だった。だからアルバムの中には津和野にいって蒸気機関車を見た写真がある。魚の図鑑をかってもらって魚が好きだったから、魚釣りに行った写真も残ってる。そこには自分の魂がいくつもあったようなきがする。それぞれの魂が今の自分に、「がんばってる?ユーセツ」と問うてる気がする。そしてその写真を撮った時、自分のまわりに映っている人や撮ってる人のことを感じる。このファインダーに目を通した人の気持ちを考えたくなる。今自分を撮った時どんな魂がうつるのだろうか?21歳のぼくは、がんばってるよといいたい。