カテゴリ:メイの検査通院記録
猫の歯根除去手術は難しいものではないし、珍しいことでもないと思います。
今回の事でも近しい猫友さんが うちの子もやりましたよとすぐに教えてくれてます。 が、極度のアレルギーの持ち主であるメイ その体質ゆえに慎重さが要求されているわけで 今後また麻酔が必要になった場合のためにきちんと記録しておくためのものです。 なんとなくグルーミングの後ろ姿も寂しそう? なんて飼い主馬鹿ですね。 犬歯の脱落を確認(15日)した翌々日17日午前に通院。 ポロリと抜けたのではなくて、「折れています」 よーく見ると明らかに 根元に何やら歯らしいものが残っていて… 痛みはなさそうなのだけれど、 「このまま放置」して様子をみるか 「歯根除去」を行うか 放置しても何も無いかもしれないが、歯根が腐って炎症を起こす可能性がある。 それが いつ!起きるか(麻酔が使えないほど高齢になってからかもしれない) 痛みや食べられないという事態だけでなくて、鼻腔に問題があるメイちゃんに もっと大きな炎症をもたらすかもしれない。 きれいに抜けなかった歯の根が膿んでしまった老猫さんのケースは多い。 老猫の口腔疾患は根深くてQOLに影響が大きいから、リスクは避けたい。 結論はすぐに 「歯根除去」 で先生と意見一致なのだが、 そこからがまた問題ありで。 メイちゃんの 麻酔リスク。 主治医の短時間手術のプロトコールでは(通常手術は麻酔薬・鎮静薬・鎮痛薬など組み合わせて使う) 第一選択肢は プロポフォール なんだそうだ。 これが一番安全と認識して使っていると、、、。 *プロポフォール M.ジャクソンが亡くなった際に投与されてた薬。 胃カメラなど、眠ってる間に検査してもらえるという検査法の際などに使われてる薬) が、メイちゃんには危険で使えないと。 メイのアレルギーは半端ない。ワクチン・食物・昆虫・植物・環境 ありとあらゆるものに反応する。 プロポフォールは 卵黄、大豆由来で作られていてヒトにも禁忌となっていて、、、。 卵黄、大豆にアレルギーのある患畜さんだと一瞬にして呼吸困難に陥るとか。先生の表情が曇る。 もしもメイちゃんがドンピシャだった場合、が怖いと。 で、選択をかえて 「ドミトール」という薬を使いますと。 これまたドミトールという鎮静剤もなかなか難しい。 そもそも麻酔とは難しいものなんです。 ある獣医さんのブログ ドミトール苦手派と自称しておられる。→こちら 参考に。 2007年の記述ですので 今は変わっているかもしれません。2007年というとケタミンが麻薬指定になったころですし。 確かにドミトールはききめがきついらしい、、、 だがよく効く拮抗薬があるから 異変が起きれば即座に対処できるから プロポのアレルギー反応より対処しやすいというのが選択の理由。 実は 鼻腔狭窄 逆くしゃみ症候群=reverse sneeze syndrome(アレルギー由来) で、現在呼吸に大きな問題を抱えている。 鼻の穴も極めて小さいし 鼻のラインの作りも短頭種っぽい血筋。 麻酔時の気管挿入も実は心配で… 不安材料ばかりといっちゃそうなんだ。 でもこれが乳腺腫瘍なんて大きな手術じゃなくて 良かったわけで とりあえず 予備演習にはこの程度ですんでラッキー とも思えないけど 思おう 17日 コンべニア注射(2週間持続抗生剤) 21日 絶食21時~ 絶飲0時~ 術前検査 生化学血液検査 レントゲン 心エコーは断念(車酔いがひどいため、移動不可) 22日 10時通院 予定。 頑張っぺ、メイちゃん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.21 14:43:47
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