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カテゴリ:ライフスタイル
「優しい隣人」
隣人の御婆さんが入院された。 もうだめかもしれないご年齢であった。 何処か近所の病院に入院したとのあやふやな情報であった。 大型書店に向かう途中そのことを思い出した。 多分ここの病院であろうと思い、受付で尋ねるとそのような入院者がいると言う。 教えられた病室にいくと、その方が元気そうな姿で、ベッドに座られていた。 見舞いに来ておられた、老人の友人が「あらまー恋人かい?」という品のない出迎えであった。それを聞きながら隣人は可笑しそうな顔で私を出迎えている。 隣人は、暫くして退院された。 黒砂糖の田舎のお土産をお持ち頂いた。 街中ですれ違う時も、以前より親近感をお互い抱くようになっただろうか。 いつも笑顔の隣人は、「妙好人」という言葉そのものの人であり、譬えれば、お地蔵さんのようなお婆さんである。 私はこの人を勝手に友人と認識し、お出会いするのが、楽しみである。 仏頂面の人もいる中、貴重な人物である。 挨拶が交わせる、そのような人が少し増えつつある。 だから、街中で出会い笑顔の挨拶をする人もある。 挨拶に過ぎないが、気分は随分清清しい。 「挨拶に世間話一つ」の声を掛けるだけで、これほどまでになるのが、不思議な気がする。 だからどこへ行っても、時間さえあれば、それなりに親しくなれる人も増える。 その中から友人もできる。 だから年を重ねるに従い。知己が増える幸運に恵まれている。 「神様ありがとうございます」と今日も心の隅で、ささやく心の声が聞こえてくる。 皆様にも是非、ご自分から「挨拶する」ことをお薦めしたく考えます。 人生が豊かになる気が致します。 昨日元町商店街を仕事で通っていますと、知人をお見かけし、喫茶店で、珈琲をいただきました。元テレビ局の役員をされた方ですが、現在は悠々自適な趣味の世界に生きておられるそうです。 初めてお茶を飲みました。少しの時間近況を語り合いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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