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カテゴリ:ライフスタイル
「1つの命と無限大の命の価値」
スマトラ沖の津波等の天災で、30万人の命が消えた。 痛ましい出来事である。 「地震は地球がしゃっくりをしたようなものです。」と地震学者が語っておられた。適切な表現であろう。 一体地球では一日にどれ程の命が滅しているのであろうか? 70億人割る、平均寿命は70年として仮定、365日で計算すると、ざっと30万人である。スマトラ地震の規模で、毎日人は死んでいる。 人以外の、動物や植物を含めると、数知れない生命が失われるのだろう。 私たちはそれを自然に受け入れて、痛痒を感じない仕組みで生きている。 それでいいのであるが、そのように考えると命の重さが分からなくなりそうである。 生命はこの問題を乗り越えている。 その乗り越え方は、「全ての生命は自分の命が、ことの他大切」に感じる能力を備えているのである。 だからこの真実の姿を知るからこそ、他の命への思いやりが理解しやすいのである。 人間社会のみならず、自然界でも、生命は一生懸命生き続ける努力をする。 ただ生命は食物連鎖で、命を永らえているから、表面的に観察すれば、「弱肉強食」の原理を見ることになる。 この現実から観察して、「この世は苦の世界である」と賢者が洞察している。 勿論まちがいではないのだが、この言葉の表面だけを辿るのは正しい姿勢と言えないだろう。 人間に話を戻すと、人間は事の他命にこだわる余り、失うことを怖れすぎる傾向にある。 一方自己の命を傷つける傾向もある。 命は多くの危険にさらされながら、本能に支えられ生きようとしている姿は、荘厳な宇宙のドラマと言える。 宇宙では、生命の生き易い環境は極めて少ない。 それ故に、地球のみに生命の存在があるのではないか、とも議論されている。 この広い宇宙で、限りなく無限小の地球を大切にしなくてはならない。 私たちの命はそれほど、宇宙の中でのドラマなのである。 価値観を変え、この真実の仕組みを知れば、自分たちが何故これほどまでに生命に拘るのか理解できる気がしました。 ※数字はアバウトな面があります。詳細は統計数字によっておりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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