豊かさと幸福な関係

　　
幸せを数えると片手でも足りる。不幸せ数えたら両手でも足りない。・・・
このような歌詞を思い出す。
なるほどと唸ってしまう。

不幸も多いなら、失敗も多いのが人生である。

私にも失恋の経験、受験の失敗、昇進の失敗、人間関係の失敗、事業の失敗、・・・数えたら、やはり両手でも足りないかもしれない。
しかしながら、それらの失敗談を記憶で強いて辿ることができても、大仰には考えない。
その態度を見て、「それだからいつも改善しないのよ」とありがたくアドバイスを頂くこともある。
（いらぬお節介と、隠れて舌を出したりしている。）

忘れる特技を持っているから、不幸を反芻する癖や、失敗を繰り返すことも余り無い。
成功確率も、５打数１安打は維持できている。それで十分だとも思っている。
成功した時は人並みに、わぁーいと、はしゃいで神様に感謝している。

失敗した時は、忘れる習慣が身についているから、程なくすると、ぐっすりと眠れる快適な人生を送っている。

営業部門の仕事をしていた時、お客さんと約束をするとそのことが気に係り、車中の風景を楽しみながら眺めたり、春の快適な日差しに満足することもなかった。
最近では、お客様と出会うまでの途中の時間も楽しめるようになってきている。
とても得な気持ちがするのである。

「今を楽しむ」を少しずつ実践できるようになってきたのが、人生における幸運である。

皆様もこのようにいつでも、どこでも、軽快に人生を楽しみながら歩かれますと、明るい表情になる気が致します。
お薦めしたい過ごし方です。