豊かさと幸福な関係

「批判を控える」　　　　　　　ライフスタイル　　

悪口と、愚痴はいけない振る舞いと言われる。
長らく、批判精神は重視されている。

世の中の進歩は、マスコミを初め、自分や、他者の批判のお蔭で、改善されてきた事実がある。
その意味で、批判は健全な方法と考えられる。
ここでいう批判とは、社会構造を根本的に変革する健全な「社会批判精神」を指すのではない。

「人間は叱られるのを恐れる」という本能がある。
だから相手を思って「注意をする」好意は、殆ど誤解を受けている。
しかしながら、誤解を恐れず注意をする行為は「勇気がいる」崇高な振る舞いである。

そのような勇気のある人は、誤解より生ずる危険を回避する方法を身につけていただきたい。
誤解からの傷害事件や、注意を受けた人間が逆上して、感情的な暴力に発展するケースも多い。

私たちは批判の難しさを知っている。

人の間違った行いや、悪い言葉、を変えるのは難しい。
行う本人が「気付き」反省し、改善するのが最善の方法と思う。

私たちに知恵が宿っているなら、「愛」によって人を変えることは可能であろう。
その知恵を私は学びたい。

人の（悪い）振る舞いは、自分には関係ない、見る必要もない、
自分の行った悪い振る舞いを観察するのは、いかがですか？
自分の行った振る舞いを、改善するのはいかがでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　釈迦