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カテゴリ:ライフスタイル
「利と理」 ライフスタイル
利は仕事の余剰分として発生する滓と表現する賢者もいる。 商売人の目的は利潤の追求にあるから、収入を超える商品の提供を心掛ければ、 この滓が私たちの生計を支える。 塵も積もれば山となる。 滓も貯まれば、財宝となる例がある。 現在はその島からは、鳥の糞が取り尽され、往時の金満国の面影は無い。 無人島であったその島には、渡り鳥を始め、大量の鳥類の営巣地となっていた。 数百年以上の鳥の糞によって、6メートル以上の堆積物が島中を覆うことになった。 これが、島の財産へと変貌していった。 思えば、石炭も石油も生物の滓と表現できるだろう。 時が産を生み出した好例であった。 利は見ようによれば、働きによって生じた余剰分であるから、余分な働きをする人にもたらされる。 理念は、心の問題である。 理は、合理の理であり、合理的行動を起こすためのあらゆる手段と言える。 その中で、精神の集中する習慣によって、イメージを創りだす。 イメージこそは心の所産に他ならない。 イメージを目標へと転換し、行動を計画に乗せていけば、その到達点は予測がつきやすい。 行動を理によってコントロールし、無駄な道を回避していき、最短距離を歩く方法を考えつく。 人類の発明はこのような方式によって生まれてきた。 道具の発明は、理に先立つ、「怠け心」より誘発された面も勘案すると、 怠け心+便利な道具=発明品―――文明の進歩へと繋がっていくのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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