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カテゴリ:ライフスタイル
名刺の行方 ライフスタイル
東大阪の駅前にあるファミリーレストランで、ブランチモーニングを戴く。 時間は10時30分 昼からの講座に出かける前に、準備を兼ねて入る。 いつもは阪急梅田駅の構内の喫茶室を利用している。 私の前に、一人でいる方が、何やら名刺を整理していた。 ファイルに入っていた物の入れ替え作業に熱中している。 何かの基準をもとに、手際よく一枚一枚をさっと眺めては、所定の場所へと移動されるようだ。 不図どのような基準で入れ替えているのか、自問してみた。 私自身、月に10枚から100枚程の名刺を受け取る。 すぐ名刺入れが満杯になるので、一括箱へと移している。 名刺入れに残っている人の基準は、仕事関連の重要な人物が多い。 私は「応対のよさ」と人柄で残すようにしている。 つまり感情に判断させ、自分がお客様の立場で考えて、もう一度出会いたいかどうかで決めるのである。 実に我儘な基準として、反省もするが、今後その傾向は変わりそうにない。 さて、私の名刺はどのように分類されているのだろうか?・・・ そういえば今までそのような事は、一度も考えたことがなかった。 サラリーマンの始まりが、営業の分野であったので、とにかくたくさんの名刺を配ったことを覚えている。 セールスマンの名刺だから、すぐゴミバコへと捨てられることも多かったのだろう。 仕方ないことである。 これらの名刺のことを「代償を差し出す」といってもいいのかもしれない。 生物は生き残るために、この仕組みを利用している。 1000匹の卵を産む魚も、成魚に育つのは、数匹だろう。残りの997匹までは、他の生物の餌となり、事故などにより、成長を待たず循環する。 時々名刺も、自分に置き換えて考えてみると、そのような運命の基に旅路を歩んできたのではないかと、考えてみる。 ブログも名刺も年賀状も、全てのコミュニケーションも、同様な仕組みで動いていることだろう。 まるでそれは、大河の一滴の命を鳥瞰するような、幻想に囚われるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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