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カテゴリ:仕事術
人材の採用 仕事術
○ 採用が8割を決定する ○ 人間を知る 技術系企業で大切なのは、技術とその専門知識と考えられています。 さて、新人で大卒や高専卒の方を採用する時には、この基準は当てはまりにくい。 必要な人材になるためには、企業が伸ばしたいと考える分野の専門技術が必要です。 何年もかけ、企業が育てる必要があるのです。 ところでアメリカの大学では、リストラに会う人の調査データが公表されています。 理由のうち15%が技術不足に由来します。 残りの80%以上は、「ヒューマン・コミュニケーション・スキル」(人間関係術)の未熟がその理由でした。 長い眼で見た人間関係、職場では、仕事関係をスムーズに運ぶ気遣いが大切なのが解ります。 採用担当者への、経営者が望む姿は大変高度なものです。 ですから、人事出身者の中から時々社長も誕生するのでしょう。 さて、採用の私なりの基準を紹介します。 端的に言えば、自分の好みにある人(ウマの会う人)を選定するのです。 80%はこれで上手く運ぶことでしょう。 20%は、自分とは異色の人を採用するといいでしょう。 つまり「異端の承認」です。 好みは我儘、異端は自制と言えましょうか。 経営者は生殺与奪の権限を持っていますから、周辺の幹部には、YESパースンが増える傾向にあります。 企業の実像とはそうしたものです。 ですから人事担当管理職の眼のほうが、経営者より優れた観察眼が養われている場合が多いでしょう。 にも拘らず、私は創業者の目を尊重します。 世の中の変化の見極めには、成功体験を習慣化した経営者の慧眼は恐るべきものがあります。 管理職の方も経営者のこの観察眼を学ぶことをお薦めします。 きっと貴方を、一回り大きく成長させることと考えます。 何処かの経営者が、「一つ上のランクになったつもりで、仕事の流れを判断すれば、 その人はやがて、その領域を抜け出し出世していくだろう。」と語られました。 人事の要諦を表現しております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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