豊かさと幸福な関係

「大人の心と未熟な心」　　　　　ライフスタイル　　　　　　　

○心は鍛えなければ成長しない。

モーツアルトは幼少の頃より、ピアノレッスンを繰り返し、古典の名曲を作る達人になった。
同様に、人も訓練しなければ、「心は成長」することができない。

大人の年齢と心の発達が一致しないのは、よく見受けられる。
心はどのようにすれば成長できるのだろうか？

それには、心の性質＝生命の本質を知る必要がある。
「生命は全て自分が可愛い」と必死になって生きている。
この事実を踏まえ、心と向き合う必要があるだろう。

一般的に言われる「エゴに固執する」ことが、心の成長を妨げている。
結婚して、幸福でない家庭をよ～く観察すると、自己の利益に固執して、人間関係を損なっているケースも多くある。

ゴルフに行きたい。パチンコに行きたい。・・・
ゴシップを覗きたい、人の不幸に関心をよせる。・・・

このような汚染される状態で、過ごすとどうなるのだろうか？

たまの日曜日「ゆっくり娯楽を楽しみたい」・・・
時間がたっぷりあるから、家事を置き、近所のカラオケでも楽しみたい。

これらの気持ちはよく分かる。問題は程度である。
過ぎたることによる害は、想像以上に大きなものがある。だから自分の未熟な、「言い訳がましい癖」から抜け出さねばならない。

単調な家事を、さっさと要領よく片付ける。
友人や老親に労わりの気持ちを伝える。
近隣の人へは、笑顔を心がけ、話せるタイミングがあれば、自分から声を掛けてみる。
路面が雪で凍結したなら、掃除してみる。
何でもよい、「自分以外の生命」へと、思いやる気持ちで何かを行うのである。・・・