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カテゴリ:ライフスタイル
「傘の与え方」 ライフスタイル
○ 傘はよく忘れる ○ 役を終える 私はよく傘を忘れる。 雨が振る時は、必要であるから、大事に使う、 空が晴れるに従い、その存在を忘れる。 電車等での傘の置き忘れは、日常茶飯事である。 傘は私たちを、雨から受けるダメージから防いでくれる。 寒い日の雨は、私たちの体温を奪い、風邪の原因ともなる。 だから大変ありがたい存在だが、一面、不要な時は邪魔になる。 まるで、年老いた両親のように、負担になることがある。 愛情を受ける(役立)時は、ありがたいと感じる。 傘の運命は寂しいものがある。 まるで、「お祖父さんの古時計」のように廃品へと出されていく。 私たちの古くなった身体もやがて、古時計と同じ道を辿り、 土へと還っていく。 悠久の大地は私たちの身体を、棺桶とともに受け容れる。 ゴミを捨てても、唾を吐いても受け容れてくれる。 一言の文句も言わず、怒りもしない。 傘も同じように、悠久の大地が受け止める。 まるで何事もなかったように・・・ 私達はこの大地から生命の全ての要素を借り、存在している。 その資源を利用しながら、生きながらえている。 「大地のような愛」そのような優れた恩地を、私達は授かっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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