豊かさと幸福な関係

「心は苦悩袋」　　　　　　　　　　　　　　　　
○　差別無く全てが蓄積する
○　悩みが多くなりがち

悩みの無い人生とは、一体どんなものなのだろうか？
極楽、天国、楽園・・・

よくぞ、人間は苦悩多い人生を耐え忍び、努力していると感心する。

悩みの発信源は、心より起こる。
心の姿勢がそれを倍加させたり軽減したりする。
受ける痛みや悩みは、受け止め方によって大きく異なってくる。

普通、自分を改善しようとしない怠惰な心を起こすと、悩みを際限なく受け取ってしまう。
心はまさに、悩み発生装置の役目を担っている。
この装置に対抗する手段には、ブレーキとニュートラルに入れる装置が必要である。

悩みの根源は、「自分だけ幸せになれればいい」という極めつけのエゴイズムである。
これは生命の仕組みとして、すでにプログラムされているから、誰でも同じ出発点を持っている。

それを脱却する方法は、後天的に身に付けていかなければならない。
人へ親切にする行いは、実は自分の為に行うのであって、決してその人のことから発していない。
ただ、心の持ち方が全てを好転させていく。・・・

それは、「相手の幸福を心より願うのである。」

実際上は、その人の幸せはその人本人の問題であるから、他人は解決できないだろう。
解決できないが、「自分のことを思いやってくれる、他人がいる」と、その人がしることだけでも、実際の結果以上に、心を強くしてくれるのであろう。

皆様も、人への思いやりを結果だけでみるのではなく、こころのレベルで考えられるのがいいように思えます。
すなわち、「自分は決して孤独ではない」と伝わることこそ、その人を心より救っているのでしょうから・・・