豊かさと幸福な関係

「言葉は通じにくい」　　　　　　　　人間関係　　　　　
○　言葉の意味
○　言葉が通じやすい時

私は、お喋り好きと、寡黙が同居している。
主に仕事の話が好きである。
This is none of my business.（私には関係ない）

自分の仕事ではないものは、関心が持てないことを上手く表現している。

さて、人は他人にどれほど関心が持てるのだろうか？
結論として、「全く持たない」がその実体である。
だから、仕事を上達するスキルとして、「人の話に耳を傾ける」ことが重視されるのである。

耳が二つあるのは、口の二倍聞くためにある。・・・
中々言い得て妙である。

私達の言葉が通じない理由は、言葉に原因があるのではない。
私達の心が、そのようにできていないから、そうなるのである。
スキルとタレントは違うと言われる。スキル＝後天的な努力によって身に付けた技術。

だから、言葉を理解する力とは、心が聞く姿勢になるときに可能となるのである。
その根底には、「思いやるこころ」の存在がある。
人はそれを知るから。「自分の話を聞いてくれる」人を渇望しているのである。

友人になるのは簡単である。
「親身に相手の話に、心を傾け聞く」ことである。
コミュニケーションは単純な法則を守れば、誰にでもできることである。
ただ、心は決して本性的には、他の存在への興味は持てないのである。

自分の生命に反応してくれる存在のみに、共鳴するのである。
だから、思いやりの気持ちや友情は後天的に育てなければ、一生涯友人を持つことも
できないだろう。

友人が本当に欲しいのなら、「相手に心より関心を寄せる」これだけでも充分である。
この行いを「慈悲の行い」と言う。

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