豊かさと幸福な関係

「痛みとは」・・・　　　　　　ライフスタイル　　　　
○　危険を知らせてくれる
○　間違いをつたえている

転んで怪我をすれば、その箇所から出血する。
同時に痛みがはしる。
痛みは私たちに体への危険信号となり、出血箇所の修繕手当てを促している。

肉体の痛みは、過去の無理が表面化するときに訪れる。
無理な労働、無茶なトレーニング・・・
肉体が悲鳴を上げる時に、痛みは私達の感覚を貫いていく。

以前テレビで、「無痛症」の少年の番組が放映されていた。
痛みが無い、が楽でいいのが、普通の感覚として受け容れられている。
実際痛みを知ることができない少年の、日常にスポットをあて数々の危険性を、その番組は伝えていた。

心の痛みは、肉体の痛みとは違う形でやってくる。
ストレス過剰によって起こる精神的痛み。
痛みの原因を探り、早期の治療が望ましい。

精神的痛みは、肉体的痛みと違い、すぐに知覚できない場合もある。
いずれにせよ、痛みの中身が危険を知らせる働きをするのだから、
その内容に応じて、適切に治療が必要だろう。

精神的な痛みも、人間が持つ精神力の強弱と比例し、弱い精神を襲ってくる。
精神力を鍛えるために、日常的にすべきことは、マイナス思考になりがちな
心の構造を知り、その弱く、怠惰な性質を克服しなければならない。

幸福も、プラスの精神構造の人に近づく傾向があるのは、この理由も一因するのだろう。

痛みを、合図ととり、適切な対処法を是非取ってください。
同時に記憶にある精神の痛みを、時には、デリートキーを押し
消去していくのも、現在を適切に生きるためには必要な気が致します。