豊かさと幸福な関係

「成功は失敗の部分からなる」　　　仕事術　　　　　　　
〇　既に誰かがトライアル＆エラーしている
〇　３％程度になる理由

失敗を97回ほどすると成功する確率は高くなる。
殆ど１００％に近くなるのでしょう。
「成功事例」も、実際は完璧に出来上がったものを指しません。

成功も、単なる途中経過にすぎないと言えるでしょう。

成功の証は、「経済的報酬を受け取ること」と定義できるでしょうか。
ですから、かなりのお金の見返りがある状態です。
お金を借りるのではなく、お金へと変わる利益物を生産することです。

ヘンリーフォードは金融資本を極端に嫌いました。
産業の勃興期には、資金需要は旺盛ですから、資金難に直面した経験を持つ
経営者は、金融機関嫌いになる人が多い現象が起こります。
借りるときはもみ手をして、取り立てるときは虎の威を借りる・・・

このような経験を積む内に、必ずしも金融機関は産業事業家の味方でないことを知ります。

金融業もビジネスですから、製造業者の意識にも問題はあります。
友人がお金を貸すのではありませんから、金融機関は、お金が不良債権化するのを懼れます。それは、商売人が、取引先の売掛金が滞ることを懼れるのと何ら変わりありません。

ビジネスをする人は、自分の経営技術を磨くとともに、経済のベースにある人間心理にも精通する必要があるでしょう。
商売に成功するには、「常に人間を観察し続ける」ことが重要です。

貴方を含めた他人を理解する。私を含めた本然を理解する。
この二つを同時に達成すれば、失敗は自然にその本質を現し始め、解決策を具体的に授けてくれることになります。

1回のトライで成功する確率＝３％
30回の失敗の次の成功率＝３０％
50回の失敗の次の成功率＝７０％
90回の失敗の後の成功率＝９０％　となるのでしょう。・・・

「失敗は成功の元」　の格言の意味がここにあるのでしょう。

ある時研究者が度重なる失敗で、電球の素材実験にがっかりした時、
「君、この材料が使えないことが分かったのではないか・・・」
エジソンは1000回トライして失敗した時、その研究者をこの言葉で励ましたそうです。

1回行い成功する人は、天の配剤
10回行って成功する人は、経営の神様
100回行えば、凡人でも成功できる。
これがトライアル&エラーの、ありのままの姿なのでしょう。

誰でも成功するには、100回は失敗を必要としているのでしょうか？・・・
仕組み・人格・協力者・・・そして天の配剤＝幸運
皆様の健闘を心より祈ります。