豊かさと幸福な関係

「自己中・・・」　　　　　　　　　ライフスタイル　　　　　　
○　生命の本性
○　他人への迷惑を考える
「ジコチュウ」事故が起こっている状態なのだろうか？

まさしく他人から見ると、自己中は迷惑この上ない面が多い。
ゴミのポイ捨て、満員の電車内では「迷惑行為」について、注意書きがたくさん貼り出されている。

全て生命は「自己中心」で存在している。
聖人や賢人とて例外は無い。
ただ心の訓練ができている人は、自分の我儘を抑制することもできる。
だから自分中心主義から距離を置くこともでき、周りの人から歓迎されるようになる。

友人の条件は「自己中心主義」が極端でない人を、必ず選んでいくことだろう。
善い友人ができる人は、付き合う人をじっくりと観察している。
その人が心のコントロールに成功し、「思いやり」がある人がどうかを見ている。

自己中心的観察で構わないが、それを習慣にすると不幸になる時間が増えていくだろう。

幸福を願う人で賢明な人は、「自己を忘れる」習慣をみにつけようとする。
忘我は実際難しい。
まして他人のことを、真剣に考えることはなおさら難しい。

世界の歴史は「自己中心」で動いてきた。
チンギスハーン、アレキサンダー、ナポレオン・・・
自分の領土を広げたい野望で他の迷惑を顧みず、征服欲の命ずるままに行動してきたと言えるだろうか・・・

私達の本性も同様である。

キリストや釈迦は私達の心を征服した。
それに使われた手段が、本能を乗り越えた方法「愛と慈悲」を使った点が、異なるだけである。
他人の幸せを願う行為のみが、「生き続ける」ことを許される権利を得た事実が、
歴史が証明しているのであろう・・・