らぴすらずり・うぃ～くりぃ～

雨の降る中、義母のマンションの下見におつきあいしました。

下見はこれで２回目。
前回は、急行は停まらないけれど最近着々と街づくりが進んでいる地域のマンションを見学。
小学校や幼稚園が遠いエリアだけど、義父母には関係ないし、アップダウンが比較的無いからいいと思う。
隣駅との中間にある、目の前に線路という場所のマンション。
最初に見たお部屋は、３LDKの標準的な配置だけどきれいに使用されていて、
私としてはなかなかポイントが高かった。
駅からの道がやや寂しくなるけれども、電車の通過音以外は静か。
防音もしっかり。視界が開けていて、明るい室内。
ところが「窓から送電線が見えるのはちょっと」というのが義母の感想。
いえ、すごく遠くじゃないですか！？
でも、イヤなんだそうだ。はぁー。
次に見た同じマンションの別の部屋。
こちらは子どもがいたらしく、傷だらけの室内。
窓から見える更地はショウルームがあった場所で、いかにもさぁこれから何かが建ちますよという感じ。
ここは、無理かな。
でもこれで、義母には図面と実際の間取りはずいぶん違うことをわかって頂けたようだった。

この日は、２件を外から、１件を内見という予定。
某デベさんの、大変温厚で感じのいい営業さんが、前回に引き続き３時間のツアーをしてくれた。

義父母のマンション選択の条件は、なかなかタイトだ。
駅から歩けて築年数浅く、３LDK以上で75m以上、駐車場付、予算限定。
そして４月20日までに引越完了できること！

それだけで、いくら物件が出るこの時期でも、選択肢は限られてしまう。
新興住宅地に行けば「新宿の（義父が仕事場にしている）マンションからアクセスが悪くなってしまうわ」。
別物件の中を見たら、「窓から緑が見えないのは寂しいわ」「学校や公園に面したところがないかしら」
控えめに、それはご無理な希望をおっしゃる。

これが自分の親だったら、とっとと
「あんた何言ってるのよ。これじゃ決まるものも決まらないでしょー
あの立地にその間取りにこの値段、なんて都合のいい物件は無いの！
駐車場がついていたら、他はバッサリ切って決める！
駅から歩きたいんなら、狭くなるのは観念する！
広くするんなら、駅から山超え坂超え歩け！
予算があるんなら、古いものでも仕方がない！」
とどなりつけていることだろう。
でも、穏やかな義母のていねいな主張。
「まぁ確かに、自分の時もなかなか細かいところが気になったりして、あきらめられない物件とかあったなー。そういうのは大事じゃないって、数を回りながら自分で悟ってもらうしかないのかなー。」
と、こちらも生温かい心境になる。

物件選びは、マンションの管理組合理事長を務めている、夫の意見は大事。
でも、宅建保持者で某不動産関係勤務の義兄の意見も大事。
そこで長い時間を暮らすことになる、義母の意見ももちろん。
だけど、図面を見てもわからない、まだ本人は一件も見ていない義父の意見も必要。

担当さんは言った。
「キーパーソンを決められた方がいいです。」
そうなんですぅぅぅ、それが我が家の一番のネック。

それでも無事に、週末に価格交渉を済ませて契約が成立しそうです。
週末に夫が、「持たされた」と段ボールを運んできました。
アルバムー。写真ファイルー。額ー。才能がないことを示す小学時代の絵ー。
夫の部屋にどっちゃり～